暗闇の恐怖

冬は寒いだけでなく日が短い。
日の出や日没に合わせて仕事をしていると時間が足りないので、特に夕方は暗くなるまで
作業をすることが多くなる。

「夕暮れ時は寂しそう」というＮＳＰの歌があったが、一人で作業をしていると夕暮れ時は
本当に寂しくなる。
更に暗くなると寂しいだけでなく不安感や恐怖感も伴う。

周囲が暗いとなぜ恐怖感を抱くようになるのかは不明だが、多分「狩りをして暮らしていた
時代の記憶がＤＮＡに刻み込まれているためではないか」と勝手に解釈している。

実際問題としてトラクターやバックホーで作業をしているとフロントライトの灯りだけが頼りで、
両サイドや後ろの暗闇から「危険が迫っているのかも・・・」という恐怖感は常につきまとう。

それでなくとも中山間地の耕地は段差があって危険がいっぱい潜んでいる。
暗くて見通しが悪いと不安だけでなく危険度も増してくるようだ。



朝から小雪が舞う一日となった。
この冬は少々の雪は無視して「淡々と仕事を進める」ことに決めてある。
山積する「冬仕事」を片付けるにはそんな「決意」で臨まなければならない。