霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

この国民にして・・・

2012-12-07 21:07:46 | 環境
夕方大きな地震があった。
TVでは地震の規模と併せて津波警報が発出されたことや各地の原発に「異常が発生していない」
ことを報じていた。

いずれ来るであろう「大地震」で地震や津波も恐いが「原発事故」の怖さは前二者の比ではない。
ハイリスクな原発事故は「万が一にも起きてはならない」が、地震大国の日本で「万が一にも事故
は起きない」と保証できる人は誰もいない。
たとえ学者や政治家が思惑がらみで「保証」したとしても「責任を負えない保証」を信じる人はいな
いはず。



今度の総選挙で圧勝が予測されている自民党は「原発容認」の立場をとり経済を活発化させると
言っているが、いくら経済が発展しても原発事故が起きれば「原始時代の生活さえも出来なくなる」
という3.11の原発事故の教訓は何処かに飛んでしまったようだ。

たとえ「原発無しでは日本経済が立ち行かない」という主張が正論だとしても、砂上の楼閣でしかない
繁栄は原発事故で一瞬にして崩壊するのは火を見るより明らか。
電気料金が上がったり節電に努める等の不便が伴ったとしても、原発事故で「命や暮らしを奪われ
るよりはずっとマシ」と思うのが一般国民の感覚だと思うが、自民党や経団連の感覚とはズレがある
ようだ。

そんな自民党政権が今度の選挙で再び誕生する可能性が高い。
結局は「この国民にしてこの政治あり」、「この国民にしてこの原発事故あり」なのだから、次に起きる
であろう「原発事故の責任」も、それを容認してしまった「我々国民一人ひとりにある」ことを胸に明記し
なければならない。
コメント
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