霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

もち文化普及価格

2012-12-05 20:28:30 | 
産直の販売価格は生産者が自由に設定できる。
就農当初は「農家の地位向上」という大義もあって労働に見合う価格設定にこだわっていたが、
最近はお客様ニーズに合わせ「いいものを安く」という方向に転換しつつある。

勿論景気の動向やお客様嗜好の変化もあるが、田舎では「高くても良い品質のものを」という
お客様はもともと少数派。
大多数は「いいものを安く」だし「安ければ品質は問わない」というお客様も決して少なくない。

「こだわりの農業」の看板を下ろすつもりはないので「品質は問わない」というお客様には買って
貰わなくともいいと思っているが、「品質のいいものを提供しつつも価格は極力安く」という努力は
すべきと思うようになって来た。


(二日前の好天に「道の駅」駐車場入り口から見た栗駒山。
一関は「もち文化」をウリにしていることもあり厳美の「道の駅」のレストランには「もち御膳」等の
もちメニューが種々揃っている。)

低価格路線の第一弾として「もち米」の価格を下げた。
単に値下げしただけだと「品質に問題アリ」と疑われる可能性もがあるのでPOPで「もち文化普及
価格」というコメントを付けた。
思い切った価格設定が良かったらしく売行きは好調のようだ。
これが「新たな需要掘り起こし」につながってくれれば有難い。

ちなみに、新しい価格でもJA等に出荷するよりは「手取り」は多いので「身を切る覚悟」の価格
設定でないことは言うまでもない。

コメント (2)
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