霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

反骨宣言

2012-03-21 20:06:54 | 人生
田舎生活で一番違和感があるのは「田舎の常識、世間の非常識」と思える面が多いこと。
全く理屈が通らないことに意見を述べても、反論もせず多数決で簡単に決めてしまったりする。

メンバー個々人が「事の是非」を認識して判断している訳ではなく、単に「多数派に乗り遅れな
いように」とか「前例肯定で変化を嫌う」とか、更には「意見を言う奴は非国民」的感覚で自分
自身の利益にならないことにまで賛成してしまう。

「この国民にしてこの政治あり」と同様で「この住民にしてこの自治あり」なので、それで皆が
満足しているのなら「ホットケ」ばいい。
何も孤軍奮闘して「嫌われ役」を買って出ることはない。
バアチャンがいつも言うように「変わった事をせず皆と同じようにやれば間違いない」のだ。


(ハウス内は整理し、土作りのためEMボカシと堆肥を撒いて耕耘した後、整地し育苗箱の
受入れ態勢を整える)

区費という公費を選挙応援組織に支出しようが、
氏子一軒当たり三千円でいい「神社の寄付」を二万円に釣り上げて集めようが、
参加を強制されている自治会組織の会則に詳細な除名条項を入れようが、
総会の議決も経ずに中山間地事業を執行しようが、
みんな「ホットケ」ばいい。

その一つひとつに咬みついて、論点の噛み合わない連中相手にエネルギーと時間を費やし
ストレスを一杯溜め込んだら「病気になる」のが関の山。

そんな気持ちになりかけた時に起きたのが「福島原発事故」。
取り返しのつかない危険があることを十分に認識しながら「ダメ出し」をしていなかった自分達
の責任でもある。

これだけの未曾有の大事故を経験しながら原発は「町おこしに必要」と再稼働を望む自治体が
あるという。
小さな一自治体の「町おこし」のために全国民の「命と暮らし」を犠牲にする訳には行かないのは
当然のこと。

原発に限らず身近な問題でも「「ダメなものはダメ」と明確に意思表示しなければ、いずれそのツケ
が回って来て「ギャッ!!」ということになりそうだ。

そんなことから、「四面楚歌など何するものぞ!」との意気込みで反骨精神を復活させることにした。

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一次産業へのこだわり

2012-03-20 19:57:41 | 経営
生産性の低い農業の付加価値を高めるためには一次産業に留まらず二次産業、三次産業と
「手を広げるべし」というのが「農業の六次産業化」。

産直の生産者仲間には一次産業に見切りをつけ「加工」に軸足を移している人もいるようだ。
しかし、我が家では基本スタンスとしている「自給自足」を崩すつもりは全くなく、あくまでも
「一次産業」の農業にこだわり続けたいと思っている。

「漬け物」、「ヘソ大根」、「きな粉」等の加工品を手掛けるのはあくまでも農閑期の「冬場限定」
でしかない。



最後の「かかり木」も無事に片付け、支障木伐採後の風景を小屋の裏側(北側)から撮影しよう
と思ったらそこは未だ雪が深く残っていた。
田畑の日当たりのいい場所はほぼ雪が解け耕地が顔を出したが、日陰の雪解けは未だ先の
ようだ。
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市役所で

2012-03-19 20:49:20 | 健康
五十代半ば頃からお茶等の飲み物を「飲みながら」でないと舌が絡んで話しができなくなった。
これが特異体質から来ているものなのか精神的ひ弱さから来ているものかは定かではないが
社会生活上不便このうえない。

今日、市役所に所要があって訪問した際、タイミング良く農林部長並びに農政課長という市の
農政を司るVIPと懇談する機会が得られた。
滅多に無い機会なので、「中山間地直接支払制度」、「産直の運営」、「民区の運営」そして
「認定農業者の更新手続き」について現場第一線で感じていることを率直に述べさせて貰った。

ところが、話しをし始めた途端に舌が絡んで話しが出来なくなったので、図々しく「お茶を所望」し
直ぐに淹れて貰った。
残念なことに自分の「病気」はお茶一杯程度では解消できない「重症」なので、途中で「お茶の
お代わり」をお願いしたら部長と課長が自分の分を「どうぞ」と言って回してくれた。

突然訪問し、お茶を三杯も飲みながら「言いたい放題」を言うトンデモナイ百姓の主張に真摯に
耳を傾けてくれたご両人に心から感謝しなければならない。

そのあと、各民区の行政連絡員を統括する市民環境部協働推進課に向う際は、自販機でペット
ボトルを買い「非礼の未然防止策」を図った。



お彼岸向けにナバナも出荷しているが、ハウスを片付けなければならないので明日が最終となる。
昨日の日曜日に産直巡りを終えて帰宅したら[新鮮館おおまち」のお客様からご指名で追加注文を
頂戴した。
意気に感じて再度持参したことは言うまでもない。
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伐採完了

2012-03-18 20:30:45 | 環境
後山の畑の中心部にある支障木の伐採は無事に完了した。
と言っても単に倒しただけで「かかり木」状態のものもあるので、その後始末は「これから」となるが
少なくとも小屋や人体に被害を及ぼすことなく無事に伐採できたことを歓びたい。

ベテランなら一日工程だったかもしれないが、素人が「安全第一」で慎重に作業を進めたので予定
よりも大分時間がかかってしまった。
「トラクター&ワイヤー作戦」が無かったらもっと時間がかかったし、危険な作業を強いられたと思わ
れるので「トラクター様様」だった。



五日前の「before」の写真と見比べてみれば一目瞭然。
これで小屋の裏側にある三枚の畑の「日当たり」は格段に改善されるに違いない。

右側にある楢ノ木に残っている杉の枝葉は先日の「かかり木」の置き土産。
左側の栗の木の「かかり木」は大木なので後始末に少し手こずりそうだ。
左から二本目の木はクルミの木。
最後に手前に倒した杉で枝に若干の被害があったが、今年の収獲にはさほど影響しないと思われる。
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籾殻とクンタン

2012-03-17 20:58:37 | 産直
籾殻から作ったクンタンは「遠赤外線」という熱を発するらしく、産直仲間のEさん宅では床下に
敷いたりして「暖房にも活用している」とのこと。
雪の残っている田畑にクンタンを撒くと雪が早く消えるのは、単にクンタンが「黒色だから」という
だけではないようだ。

一方、籾殻は夏に氷を保存するのに使われていた時代もあったぐらいで、クンタンとは真逆の
効能を有している。
籾殻の山が崩れ周囲の根雪を覆ってしまい、雪がなかなか解けないのを見てそんな昔のことを
思い出した。



本格的春が到来するまえに籾殻の山を片付けているが、その一部を後山のミョウガ畑に運んで
撒いた。
ミョウガ畑は未だ雪で覆われているので籾殻が雪解けを遅くしてしまうが、今やらないと「仕事が
追い付かなくなる」ので割り切るしかない。
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