霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

森と泉

2010-03-16 22:14:21 | 景色
JAから稲の種が届いたのでいよいよ今年の農繁期も直前に迫って来た。
オジサンが今手がけている周辺の林の環境整備もそろそろ終止符を打たねばならない。
環境整備は若干「趣味の世界」に近いのでオバサンからも「早々の切り上げ」を求められているが、出来ればあと数日はかけたいと思っている。

環境整備は農作物や山菜のためでもあるが「景観を良くする」という狙いも秘めている。
日々の農作業をしながら眺める景色の良し悪しは労働意欲にも少なからず影響を与える。
特に後山の環境整備は三年がかりでようやく完結するので、悔いの残らないようしたいと思っている。



日照や風通しを遮る支障木を僅か数本切り倒しただけで急に展望が開け、風の通りが良くなったりしてビックリすることがある。
以前は全く見えなかった集落最大の堤が今は畑の何処からでも見えるようになった。

「♪もりと~いずみにかこまれて~しずかにねむる~」
この堤が見えるとついつい昔の流行歌が口に出てしまうが、今年はその機会が大幅に増えそうだ。
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勉強会

2010-03-15 20:35:32 | 産直
「新鮮館おおまち」の毎月定例の勉強会があった。
今回で45回目を迎えるというから既に「伝統の勉強会」と言ってもいい。
我々夫婦は初回からほぼ皆勤賞に近い参加率だが、勉強会の内容が全て血となり肉となっているオバサンと異なり野菜作りには殆んど携わっていないオジサンは参加率ではベテンラの域に達しているものの、実際は何も分っていない初心者。
それでも図々しく如何にも分かったような顔をして参加し続けている。

この勉強会は主宰者でもある「サングリーンさとう」の佐藤専務の実践経験を踏まえた懇切丁寧な指導がウリ。
本来は「企業秘密」に属するようなノウハウまで伝授してくれるので「遅咲き百姓」の我々にとっては神様みたいな存在になっている。



その神様が昨年末に体調を崩して入院してしまった。
若いながら苦しい時でも決してグチをこぼすことがない強靭な精神力が逆にストレスを溜めてしまったのかもしれない。

随分心配したが幸い一月余りで退院し、また元気に復帰してくれたので本当に良かった。
千葉社長が会の冒頭で話した「生産者は美味しさと楽しさを追い求めて欲しい」との要望に応えるためには、この若き指導者の存在が不可欠となっている。
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花畑

2010-03-14 20:16:34 | 
昨夜は就寝間際に地震があったり「春一番」の強風が吹き荒れたりして寝そびれてしまった。
そのまま眠れなくなってしまい深夜帰宅の娘と酒を呑みながら気を紛らす破目に陥ってしまった。

そんな寝不足状態ながら今日はスケジュールが一杯。
一時睡魔に襲われることもあったが、好天の応援も受け順調に仕事をこなすことができた。



誇張無しに猫の額のような小さな湿田だった土地がある。
高い土手の下にあって機械が入れないので、多分機械化と同時に耕作が放棄されたものと思われる。
そんな土地でも年に三回の草刈りはしなければならない。
どうせ手をかけるなら少しでも生産性向上に貢献できるように「花畑」として活用することにした。

トラクター等が入れない段差のある土手でもバックホーは自ら道を作って進むので頼もしい。
塩ビ管も埋めて排水対策も講じたので、あとは春風で乾くのを待って小回りが利く耕耘機で耕すつもりだ。
お盆やお彼岸に使える花が一品でも二品でも増えればアレンジするオバサンも腕の振いようがあるというもの。
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息子の不幸を喜んではいけないが…

2010-03-13 20:06:10 | 家族
息子の勤務している職場が今月末で無くなることになった。
契約社員という不安定な身分なので契約期間満了で解雇されても文句は言えない立場。
それでも本人にとっては「自分の力を発揮できた職場」だったらしく心残りのようだ。

息子の不幸を喜んではいけないが親からすると「こんな嬉しいニュースはない」。
夕方から朝までの勤務が三~四日も連続する大変な職場で、このまま続けたら遅かれ早かれ健康を害するのが目に見えていたし、そもそも自宅に農業という素晴らしい仕事があるのに、わざわざ外に出て働く必要性など全くないのだ。

農業は「やる気」を持って取り組めば、サラリーマンなどよりずっと遣り甲斐のある面白い仕事。
問題は、本人がその事に早く気付くかどうかにかかっている。



例年だと二月中に終えているキノコの植菌作業が今年はホダ木の搬入遅れで昨日からようやく始まった。
一見、毎年同じように見える風景だが、年々スピードアップする老化の進展は隠しようがない。
それは我々夫婦にも言えることだが・・・。

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人間ドック

2010-03-12 19:50:24 | 健康
仙台在住のデンセンマンさんから「人間ドックを利用する」ことを以前から勧められていたが、「自分には未だ必要ない」と思っていた。
それぐらい健康と若さには自信があるつもりだった。
しかし、この冬の寒さが身体にこたえ「老い」を意識せざるを得なくなって「自信過剰の考え方」に終止符を打つことにした。

「負け犬」続きだった会社人生は今更どうすることも出来ないが、せめて「長生き競争」では勝利者になりたいという「野望」も持っている。

一泊二日の入院ドックは5~6万円かかるらしいが、今年のシーズンオフから二人揃って年中行事化することに決めた。


(中断していた後山の杉の伐採を再開した。後片付けが大変なので畑には倒さないようにしたが狙い通りとはならないこともあった)

天気予報は快晴だしアメダスを見ても日本列島には雲一つ無かった。
にもかかわらず朝だけ晴天でその後は空一面が雲で覆われ続けた。

晴天でないと雪融けが遅くなるし景色の写真映りも良くない。
それに「働く意欲」さえ減退するようなところがある。
気候や天気はそれぐらい人間の心理にも大きな影響力を持っているようだ。
コメント (3)
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