霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ジャガイモの種蒔き

2010-03-21 21:10:13 | 野菜
「寒い初春に種を撒いて炎天下の夏に収獲する」というのがジャガイモ栽培のパターン。
今日も強風と小雪のちらつく中での種蒔きとなった。

炎天下での収獲作業があまりにも大変なのでジャカイモの作付け面積を減らそうかと思ったりもしていたが、ジャガイモは年間通じて色々な料理に使われる貴重な食材。
自家用としては勿論のこと産直でも通年底堅い需要があるし、お客様から「お宅のジャガイモ美味しいね」などと言われると縮小する訳には行かなくなった。


(この畑は「キタアカリ」)

作付けしているのは早生品種の「とうや」が少しだけで残りは「キタアカリ」と「男爵」。
今年は小麦や大豆の作付け面積を増やした関係で、まとまった畑を確保できず細切れに何ヶ所かに分散して作付けすることになった。


(「とうや」にはマルチをかけた)

我が家ではジャガイモを肉ジャガ、ポテトサラダ、コロッケ、カレーライス、シチュー等々で利用しているが、オジサンの一番の好物は「味噌汁の具」。
ジャガイモが入ると味噌汁の味が格段に引き立つ。
特にニラとペアで入った時の味噌汁の味はこたえられない。
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プラソイラ

2010-03-20 20:02:21 | 野菜
「プラソイラを使うと作柄が全然違って来る」と野菜作りの先生である「つー助さん」からも太鼓判を押されたのに自信を深め、昨日から後山の畑をプラソイラで耕し始めた。

プラソイラはロータリーと異なり掘る深さを一定に保つのが難しく、レバーの上げ下げで深さを調整しながら運転しなければならない。
頻繁に後を振り向くためと不馴れなこともあり結構疲れる作業となった。
そまため時々休憩時間を作って土手のバッケ採りをして気分転換を図らねばならなかった。



プラソイラによる耕耘作業は新たに付加された仕事なので、例年の農作業が始まる前に終わらせたいと思っている。
しかし、圃場の乾きが不十分だと「掘り起こす」というより「単に傷を付けているだけ」となったが、今やらないと手が回らなくなるので無理を承知で強行突破した。  

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育苗計画

2010-03-19 19:49:55 | 
育苗受託は失敗が許されないので大きなプレッシャーとなる。
春は不安定な天気が続き、寒過ぎたり暑過ぎたりする日も多い。
そのどちらも失敗の原因となり、実際に失敗する農家が毎年のように出ている。

失敗しても自家用分だけであれば数も少ないので何とでもなるが、受託分を失敗すると挽回不能で、委託元の農家に多大な迷惑をかけることになる。
育苗受託で一番大変なのは額に汗して働くことではなくこの「精神的負担」だと思っている。

ただ、世の中ではこの程度のプレシッシャーがかかる仕事はゴマンとある筈なので、あまり騒いでは笑われそう。
「普段楽をしている証拠」と言われるかも知れない。


(快晴下の栗駒山。手前に見える後山の畑も間伐で見通しが良くなった)

委託者の田植え時期は例年五月中旬の土・日に集中するので、そこから逆線表を引いて作業スケジュールを綿密に設定した。
単に予定表が完成しただけに過ぎないが、それだけでも気分的に楽になるから不思議だ。
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名刺作成

2010-03-18 18:12:48 | 産直
生産部長であるオバサンが作った野菜を残さず売捌くのが営業部長であるオジサンの役割。
その営業活動をするのに今まで名刺を用意していなかった。
「名刺の世界と縁が切れるのも脱サラの魅力の一つ」と思って敢えて作るのを避けていたような面もあった。

勿論、産直の店頭でお客様に名刺を渡すようなことは無いのだが、産直以外の場でPRする場合や セミナー等の集まりの場で名刺があると極めて便利だし、ご贔屓頂いているお客様に名刺をお渡しして「口コミPR」の一助にして頂く方法もあると思うようになった。



今回の名刺作成についてはオバサンからは必ずしも全面的な賛同は得られなかったが、差別化のための「ブランド戦略の一環」としていずれ大きな成果となって跳ね返って来るものと期待している。
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桐の木

2010-03-17 20:30:16 | 景色
子供の頃、桐の木は下駄の材料とするため下駄屋さんが買いに来ていた。
桐の木は生長が早いため比較的短期間で商品化できたので、田舎ではどこの家でも桐の木を大切に育てていたものだった。
しかし、履物としての下駄の衰退と共に桐の木の需要も少なくなり、下駄屋さんが買いに来ることも無くなってしまった。

今日、後山で伐採した桐の木は、外見上は立派な大木だったが倒してみたら中心部は既に腐りかけていた。
昔だったら適期に伐採され「下駄やタンスとして活用されていたものを」と思うと何か勿体ない気がしてならなかった。



木材の需要も時代と共に変化し「一本いくら」で取り引きされた時代は遠い過去のこととなり、今はチップ材として「ひと山なんぼ」の世界で業者が買って行く。
最近になって集落周辺の里山もそのターゲットとなったらしく、数箇所でチェーンソウの音が鳴り響いている。
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