霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

プラソイラ

2010-02-23 22:20:17 | 野菜
圃場の天地返しと心土破砕壊を一度にこなし通気性と透排水性を良くして湿害や干ばつを予防すると言われているプラソイラには以前から関心を持っていた。
しかし、その必要性がどの程度のものかが判断できずにいた。

そんな時にディラーから「実演機が入ったので畑で実演が可能」という願っても無い提案があった。
もう少し畑が乾いてからやりたかったが、実演が可能なのは今週中がタイムリミットとのことだったので急遽今日に設定した。



「理論と実際は異なる」といういい見本で、未だ湿気が残る所では掘る深さが深過ぎたり浅過ぎたりするムラが出て大変だったが、乾いた所では不透水層(硬盤)を均一に削っていることが実感でき「作物の根張りが全然違って来る」というウリ文句にも十分に説得力があるように思えた。



「景気刺激策」などと気取って今年に入ってから百万単位の支出が目白押しとなって大変な時期ではあるが、いずれ調達するのであれば「善は急げ」で行くべきかもしれない。
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無事の帰還

2010-02-22 17:44:58 | 環境
昨日に引き続き後山の畑周辺の環境整備で、今日は杉林の伐採に取り掛かった。
傾斜地の大木でかつ一部は藤のツルが絡まっていたりして非常に危険の伴う作業となった。
苦労しながら10本余りを伐採したが、「安全第一」で慎重を期して取り組んだものの二度ほどヒヤリとすることがあって肝を冷やした。

幸い今日の伐採予定分は全部終えることができたが、この「命懸けの仕事」は進み具合は二の次で無事に帰還できただけでも「ヨシ!」としなければならない。



伐採は畑のためだが副次的にタラノメ林が出来上がるのも楽しみ。
既にかなりのタラノメが生育している場所なので、倒れる木がタラノメを潰さないように配慮したつもりだったが、それでも何本かを犠牲にしてしまった。
特にラス前の一本が一番枝振りの大きいタラノメを押し潰してしまったのにはガッカリさせられた。
折れた太い幹や周辺に広げた根から新しい芽を出すことが多いのでそれを期待するしかない。
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環境整備

2010-02-21 22:07:49 | 山菜
昨日は小雪が舞うだけでなく寒い一日だった。
朝食後に後山の畑周辺の環境整備に出かけたのだったが、作業を始めて30分ぐらしても身体が温まらないばかりか手や足が痛いように冷たくて我慢が出来なかった。
こんな時に無理をすると「アトのツケ」が恐いのを最近しばしば経験しているので、早々に撤退を決めデスクワーク(税務申告の準備)に切り替えた。


(今日の作業前の林)

一転して今日は晴天になり日が差して温かくなったので、午後になってから後山に出かけた。
林の中の潅木を刈り払ってから畑の日照や風通しに影響を来たす杉や松を切り倒したら随分とスッキリし眺めも良くなった。

昨日の寒さが嘘のような天気で、仕事も捗り気分も爽快だった。
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負け惜しみ

2010-02-20 20:11:55 | 生活
昨日の毎日新聞の川柳欄に「汗流すようじゃ稼げぬ億のカネ」が秀逸作品として紹介されていた。
作者がどんな職業をイメージしたかは分らないが農業にもピッタリ当てはまる内容と思われた。

先日のセミナーで講師が「ベンツに乗って愛人の三人も持てば農業でも後継者の心配は無い」という冗談を言っていたが、三次産業と異なり一次産業の農業でボロモウケを期待するのは所詮無理というもの。


(朝から小雪が舞う一日となった)

智恵のある人が汗もかかずに億のカネを稼ぐなら、智恵の無い人間は額に汗しながら一束百円の野菜を売ってコツコツ積み重ねるしかない。
それでも、どちらが「幸せ」かは一概に判断できないところが人生の面白いところ。
ベンツならぬトラクターに乗って、唯一の「愛人」である妻と手と手を取り合って百姓をする方が「幸せ」ということだって当然有り得ること。


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タクアン

2010-02-19 20:56:08 | 産直
今年に入って産直での売上げが昨年同期と較べると下回っている。
それはデフレの影響ではなく「冬場ぐらいは少しノンビリしよう」ということで、野菜の作付けを少な目にしたのがその理由。

売上げ減も気にはなるが、それよりも日々の出荷量が少ないのは「やはり寂しい」というのがオバサンの本音のようで、来年は元に戻すことになりそうだ。



そんな中で12月から出荷を始めた糠漬けのタクアンが健闘していて、二月上期の売上げではホウレンソウを抑えて堂々のトップに立った。
自然の旨味と歯ざわりの良さが評価され固定客がしっかりとついたようだ。

生の大根の価格は暴落する傾向があるので、加工することにより息長く売れる道が開けた意義は大きい。

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