霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

刀折れ、矢尽きる

2018-06-13 21:49:34 | 野菜

トウモロコシ作りは「失敗の連続」で、比較的好調だった年でも七割程度の出来でしかなかった。
それでも「朝採りの美味しいトウモロコシ」を求めるお客様のリクエストに応えたい一心で毎年挑戦し続けて来たが、
今年の発芽率の低さを見て、「刀折れ、矢尽きる」心境に至った。

「トウモロコシからの撤退」を決めたら即行動に移さねばならない。
発芽率の良かった一部の畑を除き耕起し直して、他の作物に切り替えることにした。


(赤荻と萩荘を結ぶ大久保橋から磐井川の下流を眺める。子供の頃、ここがプール替わりだった)

世界が注目した史上初の「米朝会談」。
共同声明の中身を見ても何が何だか「よく分からない」というのが正直なところで、プロの評価を聞くしかない。
そこで、お馴染み山本一太自民党参議院議員のブログ「気分はいつも直滑降」の記事を紹介したい。

「最初の(?)の米朝首脳会談は金正恩委員長に軍配! CVID(完全非核化)がなくても体制保障?!」
 2018年6月12日:パート2

間もなく20時。スパゲッティーを食べながら、キーボードを叩いている。(ふう)ちょっぴりお行儀が悪いけど、
時間がないのでやむを得ない。🙏
夕方。シンガポールのトランプ大統領が記者会見を行った。初めての米朝首脳会談が歴史的な瞬間だったことは間違いない。
が、両首脳が合意した共同声明の内容が歴史的な成果だったとは言い難い。(ガクッ)

理由はシンプル。両首脳がサインした上記の共同声明の中で、トランプ大統領が「北朝鮮に体制保障を与える約束をした」
のに対して、金正恩委員長は「朝鮮半島の完全な非核化への揺るがぬ決意」を確認しただけだったからだ。

すなわち、非核化の具体的な方法もタイムテーブルも一切、示されていない。さっそく、外交安保問題の日米の有識者や
朝鮮半島問題研究者たちからの厳しい評価が聞こえて来る。米国メディアの論調も同様だろう。

さすがのトランプ大統領も、この共同声明を素晴らしい成果(?)として米国民に大々的にアピールするのは難しい気がする。😥
今回の首脳会談で「非核化に向けての米朝交渉が本格的なスタートラインに立った」ということだろうか。事実、トランプ
大統領自身が(早々と)「2度目の首脳会談」の可能性に言及している。

では、トランプ大統領と金正恩委員長、どちらがこの会談の勝者なのか?!少なくとも初回(?)の顔合わせでは、明らかに
金正恩委員長に軍配が上がったと思う。

そりゃあ、そうだろう。共同声明の文書に、米国政府が一貫して求めて来たCVID(完全かつ検証可能で不可逆的な核廃棄)と
いう言葉は入らなかった。にもかかわらず、「(北朝鮮の)体制保障」という文言はきっちり盛り込まれているのだ。

加えて、トランプ大統領は「将来、在韓米軍は帰還させたい!」と言い、米韓合同軍事演習の中止まで検討すると発言したのだ。

ひとことで言うと、金正恩委員長は、「非核化に関して一切、具体的な道筋を示さないまま、トランプ大統領から『体制保障』と
いう約束を引き出した」(=米国が軍事行動を起こしにくい状況を作った)ということになる。(ため息)

追伸:トランプ大統領が首脳会談で「日本人拉致問題」を取り上げてくれたのは良かった。日本の国会議員、いや日本国民の
1人として、心から感謝を申し上げたい気持ちだ。安倍・トランプの信頼関係がなければ、こんな展開は実現していない。総理の
功績は大きい。

が、それでも共同声明に拉致問題は明記されていない。というか、今回の会談で「北朝鮮による人権侵害」が真剣に議論された
形跡はない。安倍総理が言うように、最後は日朝首脳間で解決を図るしかないと思う。

さあ、大事な仕事に取りかかる。もう一杯、熱い紅茶が必要だ。
コメント
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