秋到来

朝三時に起きたが外に出たのは丁度四時だった。
台風一過で満天の星が輝いていた。
そこまでは予測していたがドアを開けた途端の空気の冷たさには驚かされた。
軒下の温度計は13℃を指していて寒く感じられたので戻ってジャンパーを
着込んでから作業開始となった。



日中も雲一つない快晴で草刈り作業中に麦藁帽子が何度か飛ばされるぐらい
風も吹いた。
「秋らしい天気」、「秋らしい空気」の下で「秋らしい風」が吹いたので遅れている
「田んぼの乾き」も急速に改善されることを期待したい。



シソの葉のシーズンが終わるとシソの実の収穫が始まる。
手のかかるこの作業は今年から「諦めるしかない」と思っていたが、ジイチャンが
やってくれることになった。
昨年までこの仕事の主役だったバアチャンがそれを聞きつけ、使える右手だけで
「もぎ取り」に挑戦した。
バアチャンにとっては下手なリハビリよりもずっと遣り甲斐のある時間だったと思わ
れた。