霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

六次産業の展開

2007-02-19 18:50:49 | 生活
第四回「いちのせき熟年起農塾」が「団塊の世代等を中心とした定住交流及び起農促進に関する懇談会」と併せて開催された。
他県から岩手に移住して農業を営んでいる団塊世代四名の方のお話を聞き、大変勉強になった。

その後、(有)一関ミートの石川社長から「企業経営者からみた当地方の農業農村の魅力について」と題する講和があった。
石川社長は養豚業からスタートし、現在では食肉加工から販売までを展開し成功している県内でも著名な方。

「一次産業としての農業だけでなく、二次産業の加工と出来上がった製品を販売する三次産業も含めた六次産業を展開すれば、農業に未来はある。」
との示唆に富むお話しに感銘を受けた。
何せ、その模範例を実績で示している方だけに説得力がある。

たまたま今日はオバサンが確定申告に出かけたが、一次産業としての農業所得を計算すると微々たる金額にしかならない。好きで選んだ道なので自分達は十分に満足しているが、これを次世代に自信を持って引き継げるかというと、やや自信がない。

石川社長は、三人の子供さんを「農業にプライドを持つ後継者に育てるため、米国の農場ステイに出した」という。
良き経営者は良き教育者でもあるようだ。

良き教育者になれなかったオジサンは、良き経営者にもなれない可能性が高い。
折角、いいお話しを聞いたが、二次、三次と手を広げても、コケルのが関の山かもしれない。



堤を棲みかにしている白鳥達。
いつも帰って来た夕方に撮ろうとして失敗していたので、今朝、餌場に飛び立つ前に撮影した。
コメント (7)
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