shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Candy-O / The Cars

2009-04-18 | Rock & Pops (70's)
 昨日の晩から急にインターネットに繋がらなくなった。どうやら無線LANのルーターがおかしいらしい。こういう時、私のようなパソコン初心者は辛い、というか無力である。今朝サポセンに電話してとりあえず一時的にルーターを通さずに繋げることに成功、何とかネットは見れるようになったが、めちゃくちゃ疲れてしまった。IPアドレスとか、なんたら接続とか、なんでそんなややこしいシステムになってんねん!こんなメカごときに振り回されるのはホンマに気分が悪い(>_< こんな時は気分をアゲるためにお気に入りのレコードを聴くのが一番だ。ということで今日はカーズの「Candy-O」にしよう。
 まずはこの色っぽいジャケット、めっちゃエエでしょ(笑) 彼らのイメージである “車と女” をこれ以上ないといえるくらい見事に表現しており、このLPを買った当時高校生だった私にはかなり刺激的だった(笑) 中身の方も期待以上の素晴らしさで、外見はシンセを多用した “近未来ポップンロール” といえるクールな音作りながら、そのコアにあるのはまさしく熱いロックンロール・スピリット。チープなピコピコ音もリック・オケイセックのユニークなヴォーカルも、すべてが混然一体となって “カーズのロックンロール” として屹立している。全11曲がまるで1つの大きな組曲のように繋がっており、アルバム1枚が一気呵成に聴けてしまう。
 曲単位で言えばカーズ開眼のきっかけとなった①以外では、疾走感に溢れる⑩「Got A Lot On My Head」がめちゃくちゃカッコ良い。彼らのアルバムには必ずこういったハイスピード・ロックンロール・ナンバーが入っている(→3rdの「Gimme Some Slack」とか4thの「Shake It Up」とか...)のが嬉しい。さすがカーズと名乗るだけあって、高速コーナーを全開で駆け抜けていくような爽快感が心地良い。②「Since I Held You」で聴けるコーラス・ワークの根底にはクイーンあたりのポップ・センスに通じるものがあると思うし、パンク色の強い⑥「Candy-O」のハードな演奏におけるテンションの高さも特筆モノだ。
 高校時代に出会った5人のポップ・マイスター達の奏でるモダン・タイムズ・ロックンロールは30年の時を経ても私の心を熱くさせてくれる。まるでポップスのタイム・カプセルのように今なお新鮮で古さを感じさせない。ビートルズしかり、レッド・ゼッペリンしかりである。音楽って人類が生み出した最高の文化やなぁと改めて実感させられた。
Let's Go