私は各国盤でめちゃくちゃ音の良いレコードに出くわすと “他のタイトルもこんな音で聴いてみたい...” という欲望を抑えることが出来ずに次から次へと買ってしまう哀しい習性がある。5年ほど前にハマったデンマークを皮切りにインド、ニュージーランド、オーストラリア、イタリア、フランス、スウェーデン、ノルウェーときてようやく一段落したかと思ったのも束の間、性懲りもなく南ローデシアやウルグアイといった辺境盤にまで手を広げ、今度はトルコである。
そのトルコ盤蒐集も最初のうちは数十ドルで買える範囲で楽しんでいたのだが、トルコ盤「RAM」の信じられないようなド迫力サウンドを聴いて完全に理性が吹き飛んでしまい、予算制限を撤廃。$100オーバー確実な「Hey Jude」や「Abbey Road」もあわよくば手に入れてやろうと虎視眈々と狙っていたところ、Discogs に盤質 VG+ ジャケットVGで$120という「Hey Jude」が出品された。
早速セラーにメールしてブツの写真を送ってもらったところ、盤質は問題なさそうだがジャケットに書き込みがあったので、ダメ元で “ジャケのダメージ分を差っ引いて $100にしてくれたら買うで!” とオファーしてみたところ、何とOKの返事がきてそのまま購入決定。正直言うと盤質さえ良ければジャケットの書き込みなんかどうでも良かったのでめちゃくちゃラッキーだヽ(^o^)丿
トルコ盤のビートルズは「Abbey Road」と「Hey Jude」がモノクロ・ジャケットなのだが、レコードが届いて実際にこの目で見ると、その安っぽい白黒コピーみたいなジャケットに “何じゃいコレは?” 感が拭えないが、肝心のレコード盤自体はめっちゃ盤厚で手に持った感触がゴツく、実際に音を聴いてみるとさすがはトルコ盤という感じの堂々たる鳴りっぷりで大喜び(^.^) これはもう重低音パラダイスだ。私はいつものようにB-SELSへ持ち込んでSさんの感想を伺うことにした。
Sさん:(コーヒーを入れて下さってる間にさりげなくテーブルの上に置いておいたこのレコードに気が付いて...)えーっ! これ買わはったんですか!
私:はい、買っちゃいました。トルコ侵攻に本腰を入れまっせ。
Sさん:(デッドワックス部分を見ながら)UKマザーなんですね。
私:はい。(A①「Can't Buy Me Love」を聴きながら)音の印象はどうですか?
Sさん:おぉ、素晴らしい!
私:でしょ? トルコ盤のビートルズは期待を裏切りませんね。
Sさん:A④「Rain」のベース、エエですねぇ。ブンブンきますね!
私:そうそう、このベースがタマランのですわ。
Sさん:この独特の乾いた質感は「Let It Be」3Uに通じるものがありますね。
私:この岩のようなベース...
Sさん:どの曲でもベースの音が独特ですね。
私:UKマザーなのに...
Sさん:トルコ盤独特のこの重低音は凄いですよ。何でベースの音がこんなにボンボンボンボンよぉ出るんでしょう? 不思議ですね。
私:このベースの音が聴けただけでも買った甲斐がありましたわ。
Sさん:このジャケットの中にこんな良い音の盤が入ってるとは誰も思わんでしょう... というか、トルコ盤というだけでまともに聴く人はいないでしょう。
私:知られざる何とか、っていう感じですね。
Sさん:そうそう。レアだからという理由でごくたまにコレクターで持ってるという人はいるかもですけど、その音を聴いてどうこうという人はいないんじゃないでしょうか。
私:まぁそうでしょうね。
Sさん:それにしてもこの重低音は謎ですね。盤自体に何か秘密があるんでしょう。
私:まさに神秘の国トルコという感じですね。これは探究し甲斐がありますわ。
そのトルコ盤蒐集も最初のうちは数十ドルで買える範囲で楽しんでいたのだが、トルコ盤「RAM」の信じられないようなド迫力サウンドを聴いて完全に理性が吹き飛んでしまい、予算制限を撤廃。$100オーバー確実な「Hey Jude」や「Abbey Road」もあわよくば手に入れてやろうと虎視眈々と狙っていたところ、Discogs に盤質 VG+ ジャケットVGで$120という「Hey Jude」が出品された。
早速セラーにメールしてブツの写真を送ってもらったところ、盤質は問題なさそうだがジャケットに書き込みがあったので、ダメ元で “ジャケのダメージ分を差っ引いて $100にしてくれたら買うで!” とオファーしてみたところ、何とOKの返事がきてそのまま購入決定。正直言うと盤質さえ良ければジャケットの書き込みなんかどうでも良かったのでめちゃくちゃラッキーだヽ(^o^)丿
トルコ盤のビートルズは「Abbey Road」と「Hey Jude」がモノクロ・ジャケットなのだが、レコードが届いて実際にこの目で見ると、その安っぽい白黒コピーみたいなジャケットに “何じゃいコレは?” 感が拭えないが、肝心のレコード盤自体はめっちゃ盤厚で手に持った感触がゴツく、実際に音を聴いてみるとさすがはトルコ盤という感じの堂々たる鳴りっぷりで大喜び(^.^) これはもう重低音パラダイスだ。私はいつものようにB-SELSへ持ち込んでSさんの感想を伺うことにした。
Sさん:(コーヒーを入れて下さってる間にさりげなくテーブルの上に置いておいたこのレコードに気が付いて...)えーっ! これ買わはったんですか!
私:はい、買っちゃいました。トルコ侵攻に本腰を入れまっせ。
Sさん:(デッドワックス部分を見ながら)UKマザーなんですね。
私:はい。(A①「Can't Buy Me Love」を聴きながら)音の印象はどうですか?
Sさん:おぉ、素晴らしい!
私:でしょ? トルコ盤のビートルズは期待を裏切りませんね。
Sさん:A④「Rain」のベース、エエですねぇ。ブンブンきますね!
私:そうそう、このベースがタマランのですわ。
Sさん:この独特の乾いた質感は「Let It Be」3Uに通じるものがありますね。
私:この岩のようなベース...
Sさん:どの曲でもベースの音が独特ですね。
私:UKマザーなのに...
Sさん:トルコ盤独特のこの重低音は凄いですよ。何でベースの音がこんなにボンボンボンボンよぉ出るんでしょう? 不思議ですね。
私:このベースの音が聴けただけでも買った甲斐がありましたわ。
Sさん:このジャケットの中にこんな良い音の盤が入ってるとは誰も思わんでしょう... というか、トルコ盤というだけでまともに聴く人はいないでしょう。
私:知られざる何とか、っていう感じですね。
Sさん:そうそう。レアだからという理由でごくたまにコレクターで持ってるという人はいるかもですけど、その音を聴いてどうこうという人はいないんじゃないでしょうか。
私:まぁそうでしょうね。
Sさん:それにしてもこの重低音は謎ですね。盤自体に何か秘密があるんでしょう。
私:まさに神秘の国トルコという感じですね。これは探究し甲斐がありますわ。