shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

「Hey Jude」トルコ盤

2021-04-26 | The Beatles
 私は各国盤でめちゃくちゃ音の良いレコードに出くわすと “他のタイトルもこんな音で聴いてみたい...” という欲望を抑えることが出来ずに次から次へと買ってしまう哀しい習性がある。5年ほど前にハマったデンマークを皮切りにインド、ニュージーランド、オーストラリア、イタリア、フランス、スウェーデン、ノルウェーときてようやく一段落したかと思ったのも束の間、性懲りもなく南ローデシアやウルグアイといった辺境盤にまで手を広げ、今度はトルコである。
 そのトルコ盤蒐集も最初のうちは数十ドルで買える範囲で楽しんでいたのだが、トルコ盤「RAM」の信じられないようなド迫力サウンドを聴いて完全に理性が吹き飛んでしまい、予算制限を撤廃。$100オーバー確実な「Hey Jude」や「Abbey Road」もあわよくば手に入れてやろうと虎視眈々と狙っていたところ、Discogs に盤質 VG+ ジャケットVGで$120という「Hey Jude」が出品された。
 早速セラーにメールしてブツの写真を送ってもらったところ、盤質は問題なさそうだがジャケットに書き込みがあったので、ダメ元で “ジャケのダメージ分を差っ引いて $100にしてくれたら買うで!” とオファーしてみたところ、何とOKの返事がきてそのまま購入決定。正直言うと盤質さえ良ければジャケットの書き込みなんかどうでも良かったのでめちゃくちゃラッキーだヽ(^o^)丿
 トルコ盤のビートルズは「Abbey Road」と「Hey Jude」がモノクロ・ジャケットなのだが、レコードが届いて実際にこの目で見ると、その安っぽい白黒コピーみたいなジャケットに “何じゃいコレは?” 感が拭えないが、肝心のレコード盤自体はめっちゃ盤厚で手に持った感触がゴツく、実際に音を聴いてみるとさすがはトルコ盤という感じの堂々たる鳴りっぷりで大喜び(^.^) これはもう重低音パラダイスだ。私はいつものようにB-SELSへ持ち込んでSさんの感想を伺うことにした。

 Sさん:(コーヒーを入れて下さってる間にさりげなくテーブルの上に置いておいたこのレコードに気が付いて...)えーっ! これ買わはったんですか!
 私:はい、買っちゃいました。トルコ侵攻に本腰を入れまっせ。
 Sさん:(デッドワックス部分を見ながら)UKマザーなんですね。
 私:はい。(A①「Can't Buy Me Love」を聴きながら)音の印象はどうですか?
 Sさん:おぉ、素晴らしい!
 私:でしょ? トルコ盤のビートルズは期待を裏切りませんね。
 Sさん:A④「Rain」のベース、エエですねぇ。ブンブンきますね!
 私:そうそう、このベースがタマランのですわ。
 Sさん:この独特の乾いた質感は「Let It Be」3Uに通じるものがありますね。
 私:この岩のようなベース...
 Sさん:どの曲でもベースの音が独特ですね。
 私:UKマザーなのに...
 Sさん:トルコ盤独特のこの重低音は凄いですよ。何でベースの音がこんなにボンボンボンボンよぉ出るんでしょう? 不思議ですね。
 私:このベースの音が聴けただけでも買った甲斐がありましたわ。
 Sさん:このジャケットの中にこんな良い音の盤が入ってるとは誰も思わんでしょう... というか、トルコ盤というだけでまともに聴く人はいないでしょう。
 私:知られざる何とか、っていう感じですね。
 Sさん:そうそう。レアだからという理由でごくたまにコレクターで持ってるという人はいるかもですけど、その音を聴いてどうこうという人はいないんじゃないでしょうか。
 私:まぁそうでしょうね。
 Sさん:それにしてもこの重低音は謎ですね。盤自体に何か秘密があるんでしょう。
 私:まさに神秘の国トルコという感じですね。これは探究し甲斐がありますわ。

「Wings Wild Life」トルコ盤

2021-04-21 | Paul McCartney
 コロナの第4波到来で私の住んでいる奈良もついに100人の大台を突破してしまい、何と千葉県と並んで全国ワースト10位の感染者数になってしまった。アホの荒井知事は相変わらず何の対策も打たないので(奈良 / 荒井でググってみるとオートコンプリートで「無能」が出てきてワロタ...)安心して買い物にも行けないが、こんな時こそ家にこもってレコードを聴きまくるに限る。
 以前ここで取り上げたトルコ盤の「Let It Be」を買った時、同じセラーから同時購入した「Wild Life」だが、いきなりA①「Mumbo」で盛大に針飛びしてビックリ(゜o゜)  VG+ でしかもご丁寧に “Very nice copy” と書いてあったためについつい油断して大音量で鳴らしていたのでいきなりボン!という音と共に針が飛んだ時はホンマにビックリした(>_<)  “あ~、またかよ...(*_*)” と思いながら “苦しい時の神頼み” ならぬ “困った時のB-SELS頼み” でSさんに診てもらうことに。レコードを預けて1週間ほど経ってお店に行くとちゃんと直して下さっていた。

 Sさん:「Wild Life」何とか直しましたよ。
 私:え~っ、あれが直ったんですか! 音溝に平行についたかなり悪質なキズやったのに...
 Sさん:はい、とりあえず聴いてみて下さい。
 私:(曲が流れ、針飛び箇所を無事通過...)おぉ、直ってる! 何とお礼を言ったらいいのか...
 Sさん:喜んでいただけてよかったです。A①だけで20ヶ所ぐらいキズがあったんで苦労しました。
 私:えーっ! セラーは自分とこの装置でかけたら針飛びはなかったとかほざいとりましてんで。
 Sさん:それは絶対にないです。あれだけのキズでそれはない。
 私:トルコ人は信用できませんわ。
 Sさん:因みにA②「Bip Bop」は2ヶ所ですね。それ以降は怖くて聴けませんでした(笑)
 私:音そのものはホンマにエエんで、直していただいて万々歳です。針が飛ぶレコードなんかどんなに音が良くても絶対に聴きませんもん。
 Sさん:確かに。
 私:それにしても「RAM」と同じで腰の据わったダイナミックなサウンドですよね。
 Sさん:これも材質の違いを感じますね。安定してるんですよ、どっしりと。
 私:それを考えるとアナログってホンマに面白いですね。A③「Love Is Strange」なんてリズムや楽器の音色など聴き比べにピッタリやと思うんですけど、言うことナシの素晴らしい音で鳴ってますもんね。
 Sさん: 良い音してますねー。ギターの高音域が素晴らしいですよ。B①「Some People Never Know」も良いですね。音の鮮度が高いです。
 私:この音の良さにハマってもうて最近トルコ盤ばかり買ってるんですよ。
 Sさん:トルコのとりこですね(笑)
 私:うまい!(笑) 
 Sさん:いやぁ、「Wild Life」良かったです。トルコにはA面マト11が行ったんですね。トルコ盤の「Wild Life」のプレス数なんてエエとこ何百枚じゃないですか。そう考えるとUKマザーで材質も良くてプレス数が極端に少ないというのも大きいでしょうね。
 私:「RAM」もそうでしたけど、他の国でプレスされた盤に比べて、何て言うか “抜群の安定感” みたいなものを感じますね。
 Sさん:shiotchさんのお好きなサウンドやとは思いましたけど、まさかこれほどハマられるとは思いませんでした。
 私:自分でもこんなにハマるとは思いませんでしたわ。4月はもうトルコ盤一色ですよ。

(自分史上)最高の「RAM」【トルコ盤】

2021-04-15 | Paul McCartney
 今月に入ってトルコ盤ばかりガンガン買いまくっている。B-SELSで聴かせていただいた「London Town」をきっかけに、前回取り上げた「Let It Be」を始めビートルズ以外のアーティストのレコードも買っているのだが、今のところトルコ盤にハズレ無しなんである。そんな高音質トルコ盤の中でも群を抜いて素晴らしかったのが、我が無人島レコード候補の最右翼に位置する「RAM」だった。この「RAM」のトルコ盤というのはeBayでは過去18年間で5枚しか出ていない超の付くレア盤なのだが、ラッキーなことにDiscogsに1枚だけ出品されており、盤質VG+で$100ということで即決。届いた盤のあまりの音の良さにブッ飛んだ私は同じ「RAM」マニアのSさんとこのコーフンを分かち合おうと早速B-SELSへ持って行った。

 私:今日のも凄いですよ。何やと思います?
 Sさん:トルコ!
 私:正解!(笑)
 Sさん:ハハハハーッ!!!(と大笑い) すっかりトルコのとりこですね。
 私:何ダジャレ言うてますねん。さてトルコの何でしょう?
 Sさん:うーん...(としばらく考え込む)
 私:「RAM」です。
 Sさん:いやぁ、これ聴きたかったんですよ(と大コーフン)。
 私:じゃあ早速お願いします。
 Sさん:(A①「Too Many People」を聴いて開口一番)うわぁ、凄い音しますねぇ... 凄い凄い...(と大喜び)
 私:エグイでしょ?
 Sさん:音の塊ですね。(A②「3 Legs」を聴きながら)凄いなぁ... 凄いなぁ...
 私:A③「Ram」のコーラスもめちゃくちゃ分厚いですね。
 Sさん:何というド迫力! これはちょっと言葉を失いますね。
 私:これ、UKの1Gスタンパー盤の音って言っても通用しますよ。
 Sさん:私も全く同じこと言おうと思ってたところです。これ、マザーが消えてるんじゃなくって元々無いヤツやと思うんです。UKで使い回したヤツじゃなく、トルコへの輸出に使ったヤツの最初のスタンパーでしょうね。音の傾向は前聴いた「Let It Be」と似てますが、そこにスタンパーの若さとかトルコ盤の材質の良さとかが加わってこんな素晴らしい音になるんちゃうかと思いますね。
 私:なるほど。
 Sさん:それに、運良くトルコ盤を入手したとしてもこれだけ盤質の良いのにあたる確率は非常に低いと思いますよ。
 私:(B⑥「Back Seat Of My Car」の怒涛のエンディングを聴きながら)ブラボー!!!(と2人で拍手)
 Sさん:いいなぁ... トルコ。
 私:今まで聴いてきた「RAM」の中で文句なしに最高の音ですわ。
 Sさん:UKの元々の音圧の高さに加えて、やっぱり材質なんかなぁと思いますよ、この凄い音の秘密は。ビニールがエエんでしょうね。何ちゅーても原油生産国ですから。エエ石油使うとるということでしょう。
 私:なるほど... 確かにそうかもしれませんね。原油生産国という視点は僕には無かったですわ。また一つ勉強になりました。ますますトルコ盤にハマりそうです(^o^)丿

「Let It Be」トルコ盤

2021-04-08 | The Beatles
 ビートルズの各国盤が写真付きで載っている「Beatles Bible」というウェブサイトによると、60年代に出たビートルズのトルコ盤は「Please Please Me」「Rubber Soul」「Abbey Road」「Hey Jude」「Let It Be」の5種類とのことだが、よほどレアなのか滅多に市場に出てこないし、たまに見かけてもかなりの高額で取引されているようだ。今ヤフオクに出ている「Abbey Road」なんか7万円近い値が付けられていてビックリするやら呆れるやら。
 そういうことを考えれば €45(約6,000円)で「Let It Be」を買えたのはホンマにラッキーだった。届いたレコードは少々のチリパチはあるものの十分鑑賞に耐えうるという典型的な VG+コンディションで、「London Town」で抱いた期待を裏切らないクオリティーの高さに大喜びだヽ(^o^)丿 あの値段でこの音が聴ければコスパ極上と言えるだろう。私はこの興奮をSさんと共有したいと考え、届いた翌日にB-SELSへ持って行った。

 私:ええブツが入ったんで持って来ましたで!
 Sさん:何ですか?
 私:当ててみて下さい...(笑)
 Sさん:(ジャケットを手に取りながら)変わってますねぇ... どこですか?
 私:トルコです!
 Sさん:ハッハッハッハッ!!!(と大笑い)
 私:そのリアクションを待ってましてん(^.^)
 Sさん:そんな... ウケ狙わんでも...(笑)
 私:いやいや、これくらいせんと少々のことでは驚いてもらえませんので...(笑)
 Sさん:じゃあ早速音を聴きましょう。
 私:(A①「Two Of Us」を聴きながら)どうですか?
 Sさん:良いですねー!!!
 私:良いでしょ!!!
 Sさん:非常に良いですね。何て言うか、ビニールの材質の違いを感じますね。
 私:ダイナミックな音でしょ?
 Sさん:ホンマに力強い音ですねぇ...
 私:同じ「Let It Be」で言うと、眠たい南ア盤の対極にあるような、そんな音です。
 Sさん:何でこんな音になるんでしょうね? A③「Across The Universe」の女性コーラスがよく出ていて、スペクター・サウンドが強化されたようになってるのが不思議です。
 私:他のどの盤とも違う不思議な音ですよね。
 Sさん:UKの3Uってもうちょっとウェットな音なんですけど、これって盤質のせいなのかUS盤みたいなドライな音がしますね。
 私:そうそう、3Uなのに何か独特の質感があるんですよ。で、その質感と音楽とがうまく合ってるなぁって感じます。
 Sさん:B①「I've Got A Feeling」、B②「One After 909」、B⑤「Get Back」とかベースがブンブン唸ってるでしょ。これってビニールのクオリティーの高さが効いてるんでしょうね。材質の違いで倍音の出方とかがかなり違ってくるという、その良い例やと思います。
 私:気に入っていただけてよかったです。
 Sさん:いやぁ、トルコ盤良いですね。
 私:それもこれも「London Town」を聴かせていただいたおかげですわ。ウルグアイの時もそうでしたが、B-SELSに来ると新しい世界が開けますね。お金はどんどん出ていきますけど...(笑)

春のトルコ盤祭り

2021-04-04 | The Beatles
 この前いつものようにB-SELSに遊びに行った時のこと、Sさんが “これ聴いてみて下さい。” と1枚のレコードをターンテーブルに乗せられた。 “どこの国の盤ですか?” と伺うと、いたずらっぽく笑いながら “当ててみて下さい。” と仰る。レコードはポール&ウイングスの「London Town」で、レーベルはごく普通の“ベージュに赤EMI ”のデザインだ。私は耳に全神経を集中した。
 スピーカーから流れ出てきたタイトル曲のA①「London Town」は中低域の分厚い腰の据わったサウンド。ステレオでありながら音像定位はやや中央寄りで、ちょうどルディ・ヴァン・ゲルダーがリマスターしたブルーノートのCDみたいな音作りである。
 わざわざ訊いてくるぐらいやからきっと珍しい国の盤に違いない... と考えた私が最近のB-SELSの南米志向を考慮に入れて “コロンビア盤!” と答えるとニコニコしながら “違います。” と仰る。小学校の時から地理が大の苦手な私はありったけの知識を振り絞って “ボリビア!” “エクアドル!” “パラグアイ!” “キューバ!” と頭に浮かんだ国名を次々と挙げていくが、Sさんはもう楽しくって仕方がないという様子で首を横に振られる。“ひょっとして南米とちゃうんですか?” と聞くと“ちゃいます。” とのこと。
 南米の次に直感的に頭に浮かんだロックンロール辺境の地は中東方面だ。早速 “エジプト!” “レバノン!” “イラン!”とまたまた思いついた国をテキトーに挙げていくが、相変わらず鬼の首を取ったようなSさんスマイルで “ちゃいます。” とのお答え。“そういえば昔ヤフオクで「Abbey Road」のイラン盤が33万円で落札されてたのを見たことがあります。ジャケットにデカデカと「Abby Road」って書いてある誤字脱字盤(?)で、あんなブートみたいなレコードに33万も出すなんてアホとちゃいますか。私やったらそんな盤いらんですわ!” などとしょーもないダジャレを言いながら必死で世界地図を思い浮かべる私。
 そして私が9番目に答えた “トルコ!” でSさんが “正解です!” と首を縦に振られてようやく国当てゲームが終了(笑) “へぇ~トルコ盤にまで手ぇ出しはったんですか...” と感心する私に “中々音良いでしょ? でもね、盤の状態があまり良くないのが残念なんです。これのキレイな盤を聴いてみたいんですけどねぇ...” とSさん。確かにヨーロッパ盤とも南米盤とも違うユニークな音作りだ。特にA②「Cafe On The Left Bank」やA⑧「I’ve Had Enough」なんかはキレッキレだしA③「I’m Carrying」のようなスローな曲も力強く響く。その質実剛健なサウンドに興味を持った私は “他のトルコ盤も聴いてみたいな...” と思いながら B-SELS を後にした。ウルグアイが一段落したと思ったら今度はトルコにハマるのか...(笑)
 家に帰って早速eBayで検索してみたがカセットやシングル盤がメインで、肝心のLPはというと1枚物に再編集したアンオフィシャルの「赤盤」「青盤」がちらほら。そしてトランク・カヴァーのジャケに「Yesterday And Today」というタイトルながら “A面にメンバーのソロ6曲、B面にビートルズの曲7曲” という選曲の珍盤(←My Sweet Lord / Mull Of Kintyre / Girl’s School / Imagine / Oh Yoko / No.9 Dreamっていう摩訶不思議な選曲のA面も凄いけど、B面の Dr. Robert / Hello Goodbye / Yesterday / What Goes On / Day Tripper / The Ballad Of John And Yoko / Act Naturally っていう支離滅裂な選曲には言葉を失う... 笑)が1枚出ていたが、いくら物好きな私でもさすがにこんな怪しげな盤に$180も出そうとは思わない。
 eBayはダメそうなので今度はDiscogsで「London Town」を手始めにポールのソロを1枚ずつトルコ盤で検索していくとラッキーなことに「London Town」(€15)と「Wild Life」(€30)の2枚がヒット。更に本家ビートルズの「Let It Be」(€45)も同じトルコのセラーが出していて、盤質表記はすべて VG+ だが “Very nice copy” という但し書きが付いていたのでそれを信じて購入を決定。3枚買っても送料が€12なんてめっちゃお得だ。
 トルコ盤なんてこれまで全く眼中になかったのだが、B-SELS で聴かせていただいたあの音を他のタイトルでも聴けるかもしれないと思うと居ても立ってもいられない。現時点では一体どのタイトルが出ているのかさえわからないが、ウルグアイ盤蒐集に続いてまたまた “道なき道” を行くのも面白そうだ。スタートレックのオープニング・ナレーション風に言うと “トルコ盤... それは最後のフロンティア...” という感じ。オーダーしてから2週間してついにトルコから待望のレコードが届いた。 (つづく)