ダース・ベイダーのヘルメットを買った。スター・ウォーズ関連のアイテムに手を出すのは何年か前にライトセイバーを何本か買いまくって以来久々である。この手の蒐集は一旦ハマると抜け出すのが難しいので、ライトセイバーで打ち止めにしてこれまでず~っと我慢してきたのだが、またまたスター・ウォーズ・アイテムの誘惑に負けてしまい、物欲の暗黒面に堕ちてしまった。
きっかけはYouTubeで、チャンネル登録しているスター・ウォーズ系ユーチューバー(?)が嬉々としてベイダーのヘルメットを紹介している動画を見て、これまで封印していたベイダーの実物大ヘルメット入手への渇望を抑えきれなくなってしまったのだ。早速ネットで調べてみたら、ピンからキリまで様々なタイプのベイダー・ヘルメットが下は数千円から上はウン十万円まで商品化されていてビックリ(゜o゜) そんな中からコスパが良さそうなのを数点選んで YouTube で実物の動画を比較検討した結果、ハズブロから出ているブラック・シリーズの物が一番良さそうに思えた。ハズブロは世界トップクラスの玩具メーカーで、ブラック・シリーズというのはその中でも特に大人向けに開発された商品のことだ。
私が選んだのは2018年に出た「スター・ウォーズ・ブラックシリーズ:ダース・ベイダー・エレクトロニック・ヘルメット E0328」という商品。右の首元部分に付いているボタンを押せば例の呼吸音を発動させられるし、精巧に作られた外観はもちろんのこと。マスク内部まで細かく再現されているのも見事だ。しかし何よりも驚いたのは、映画での設定と同じようにカラー(襟)、マスク、フード(ヘルメット)の3つのピースに分かれていることで、それはつまりエピソード3「Revenge of the Sith」のベイダー誕生のシーンを、そしてエピソード6「Return of the Jedi」のラストでルークがベイダーのマスクを外すシーンをそれぞれ再現できるということを意味する。そしてこれらのマルチ・ピースがすべて強力なマグネット・アタッチで簡単に装着可能というのも素晴らしい。しかも驚いたことにカラーとマスクを分離するときのプシューという効果音まで忠実に再現されるのだからたまらない。更に例の呼吸音がマスクを外すと同時に“苦しい呼吸音”ヴァージョンに変わるというマニアックな拘りようにニヤリとさせられる。ダース・ベイダーのファンとしてはこれはもう何が何でも手に入れなければならない。
映画のシーンを再現できるスターウォーズ ブラックシリーズ 【ダース・ベイダー Electronic Helmet】をご紹介!!
発売当初の定価は4万円だったようだが、その後の価格変動により2万円~6万円の間で取り引きされているようだ。私が見た時のアマゾンの販売価格は58,000円でさすがにこれはちょっと手が出なかったが、ヤフオクやメルカリの過去の取り引き価格を調べてみると2~4万円台が中心で、ごくたまに1万円台で落札というラッキーなケースが見られた。程度の良いアイテムをできるだけ安く手に入れるには長期戦を覚悟せねばならない。
そうやってあれこれ悩んでいた時に、このブラックシリーズのベイダー・ヘルメットにはこの “E0328” の後継機種として2022年に出た“F8103”というのがあることを知った。例のドラマ「オビ=ワン・ケノービ」に合わせて発売されたようだが、全面オール・ブラックだった“E0328”とは違ってこちらは頬の部分の塗装がガンメタと黒で “左右非対称” に塗りわけてあり、見た目の印象がかなり違う。映画・ドラマで言うと、“F8103”が「エピソード4」「ローグ・ワン」「オビ=ワン・ケノービ」版のガンメタ・ベイダーで、“E0328”が「エピソード3」「エピソード5」「エピソード6」版の漆黒ベイダーという按配だ。
こちらの方はアマゾンで新品が19,000円と幾分安く買えそうだが、どちらを買おうか大いに迷ってしまう。私は悩みに悩みぬいた末に “やっぱりベイダーは黒やろ!” という心の声に従って“E0328”の方を買うことに決め、ヤフオクで網を張っていたところ、それから10日ほど経ってついにお目当てのブツが出品された。何と外箱にダメージがある新品未開封のブツが5,000円スタートである。本気モードで21,000円のスナイプを敢行したところ、あっけなく10,500円で落札。フィギュア・コレクターは外箱のダメージを極端に嫌うらしいので多分その影響もあったのだとは思うが、5%offクーポンのおかげで送料込み11,000円でピッカピカの新品を手に入れることが出来てめっちゃ嬉しかった。
届いたブツはヘルメットがペラペラでややチープに見えるのが玉にキズだが、それ以外は文句のつけようのないカッコよさ! とにかく造形が精巧でめちゃくちゃリアルなのだ。しかも実際に手に取ってみると思っていたよりもデカくて圧倒される。かぶって立ってみたら頭でっかちに見えてややバランスが悪かったので(←身長2mぐらい必要かな?)、できれば座った状態で着用するのが望ましい。これを置いておく場所はとりあえずはスピーカーの上ということになるが、プラスチック製のヘルメットが静電気で埃まみれになりそうなのでディスプレイ・ケースをアマゾンで探したところ、サイズがデカすぎて(40cm×40cm×40cmって、LPレコードよりもデカい!)たかがアクリル製のケースに4,800円もかかってしまった。ケースが本体価格の約半分ってシャレにならんわ...
そんなこんなで一時的に心の平穏が訪れたのだが、ある時YouTubeにあった“E0328” と“F8103”の比較動画を見て “F8103のガンメタもケッコー渋いやん!” と心を動かされてしまった。しかも顎下や首回りの造形もこちらの方が映画で使われた本物に近いし、目のレンズが赤というのにも心惹かれる。こーなってしまうと抑えが効かなくなるのが私という人間で、早速入手に向けて色んなサイトを覗いてみたところ、アマゾン・アウトレットがマーケットプレイスに“外箱ダメージあり” の新品(←このパターンばっかりやな...)を14,000円で出品しているのを発見。こんな千載一遇のチャンスを逃してはならないと思った私はその場で即決... 貯まっていたアマゾンポイントを使って10,000円で購入することが出来た。
Hasbro The Black Series Darth Vader Helmet Review | 2022 vs 2018 Comparison
届いた“F8103”だが、ネットの写真や動画で見ると光の加減でグレーやシルバーに見えた塗装も、実際に見るとずっとシックでカッコ良い。かぶった時の赤い視界もめっちゃリアルで、赤のライトセイバーを起動するとまさにシスの暗黒卿そのものだ。うん、こいつは買って大正解だった。またまたディスプレイ・ケースに金がかかるが(←2つ目で計1万円也!)、ダースベイダーのファンにとってはまさに一生モンのアイテムが2つも手に入ったのだから、その喜びに比べれば些細なこと。物欲の暗黒面おそるべしだ。
Hasbro Star Wars Black Series Darth Vader Helmet 2022 Unboxing!