円安がヤバい。1年ほど前は確か$1=105円台ぐらいだったように記憶しているが、ロシアのウクライナ侵攻のせいで気が付けばアッという間に122円を突破してまだまだ下がりそうな気配だ。 $1=75円という夢のような時代を知っている者としてはとてもじゃないが120円台突入だなんて悪夢としか言いようがない。ガソリンもアホみたいに高騰しとるし、誰でもエエから早よプーチンを抹殺してくれ!!!
レコード蒐集に関して言えば、去年の秋頃からガンガン買いまくってきたイスラエル盤やペルー盤も何とか目ぼしいところは手に入れることが出来たので間一髪セーフという感じだが、ポンドも160円台を突破してしまったし、為替レートが元の正常な状態に戻るまでは今までみたいに海外から気軽にレコードを買うのが難しくなりそうだ。
ということで今回はまだ $1が114円だった時に買ったイスラエル盤の「Wings Wild Life」だ。このレコードはポールのソロ作品の中でも五指に入る愛聴盤なので是非ともイスラエル盤ならではのごっつい重低音で聴いてみたいと思っていたのだが、結構レアらしくて中々市場には出てこず、結局ポールのイスラエル盤の中では最後の最後になってようやく手に入れることが出来たという貴重な1枚だ。
買ったのは前回取り上げた「White Album」と同じ israeli-recordsというレコ屋さんからなのだが、ここの在庫の豊富さは特筆モノで、実際イスラエルの稀少盤を何枚もここから買っているし、盤質表記もコンサバでめっちゃ信頼できるという優良セラーなのだ。ジャケットにはステッカーが貼ってあってミミズが這ったようなヘブライ語で何か書いてあるのでひょっとするとサンプル盤か何かなのかもしれない。このレコードの盤質表記はVG+ だったが、実際に届いた盤はEXレベルのピカピカ盤でラッキーだ。
もう一つラッキーだったのは届いた盤のA面のマト枝番がこれまたレアな9だったこと。これで UK、スウェーデン、ウルグアイに続いて4枚目の “マト9ワイルドライフ” が手に入ったわけで、それもこれも3年前に私をマト9パラダイスに引き込んで下さったB-SELSのSさんのおかげである。
今回のイスラエル・マト9盤はレーベルに “Mfd In UK” と記されているにもかかわらずデッドワックスにはマザー・ナンバーもスタンパー・コードも刻まれていないので、UKマト9とはまた別の、輸出用マザーなのかもしれないが、何にせよ楽しみなことに変わりはない。そう言えば以前このマザー/スタンパー無しのマト9盤が “激レア他社プレス!” と称して出品されていたことがあったが、全英チャート最高11位止まりであまり売れなかったこのレコードのプレスを他社にまで依頼したというのはちょっと考えにくい。
さて、いつものように丹念にレコード・クリーニングを施してからいよいよA面に針を落とす。1曲目は大好きな「Mumbo」だ。う~ん、何というパワフルな低音だろう! 地響きを立てて怒涛の勢いで押し寄せるポールのベースが快感そのもの(≧▽≦) A③「Love Is Strange」も実にメリハリの効いたサウンドでゴムまりのように弾むリズムが耳に心地良い。音の隅々まで力が漲っているというか、そのはち切れんばかりのパワーが一気に解放されてスピーカーからドバーッと迸り出るというか、まさにそんな感じなのだ。A④「Wild Life」でもポールの闊達なベースラインが音楽の根底をしっかりと支えており、イスラエル盤ならではのベース至上主義(?)がこのレコードの特徴であるラフな音作りと見事にマッチしているように思える。
B面もA面同様の力強いサウンドで、マト云々関係なしにイスラエル盤らしい音作りになっており、重心の低い演奏に思わず聴き入ってしまうB①「Some People Never Know」、デニー・シーウェルの躍動感溢れるドラミングが楽しめるB②「I Am Your Singer」と、決して期待を裏切らない。B④「Dear Friend」も当時四面楚歌状態にあったポールの心情がヒシヒシと伝わってくるような緊張感のあるサウンドで、改めてイスラエル盤のクオリティーの高さを再認識させられた。
まぁ元々大好きなアルバムなのでマトが何番であろうがどこの国のプレスであろうがそれなりに楽しめてしまうというのが正直なところだが、このイスラエル盤は手持ちの「Wild Life」の中でもかなり私好みのサウンドに仕上がっているお気に入りの1枚なのだ。
レコード蒐集に関して言えば、去年の秋頃からガンガン買いまくってきたイスラエル盤やペルー盤も何とか目ぼしいところは手に入れることが出来たので間一髪セーフという感じだが、ポンドも160円台を突破してしまったし、為替レートが元の正常な状態に戻るまでは今までみたいに海外から気軽にレコードを買うのが難しくなりそうだ。
ということで今回はまだ $1が114円だった時に買ったイスラエル盤の「Wings Wild Life」だ。このレコードはポールのソロ作品の中でも五指に入る愛聴盤なので是非ともイスラエル盤ならではのごっつい重低音で聴いてみたいと思っていたのだが、結構レアらしくて中々市場には出てこず、結局ポールのイスラエル盤の中では最後の最後になってようやく手に入れることが出来たという貴重な1枚だ。
買ったのは前回取り上げた「White Album」と同じ israeli-recordsというレコ屋さんからなのだが、ここの在庫の豊富さは特筆モノで、実際イスラエルの稀少盤を何枚もここから買っているし、盤質表記もコンサバでめっちゃ信頼できるという優良セラーなのだ。ジャケットにはステッカーが貼ってあってミミズが這ったようなヘブライ語で何か書いてあるのでひょっとするとサンプル盤か何かなのかもしれない。このレコードの盤質表記はVG+ だったが、実際に届いた盤はEXレベルのピカピカ盤でラッキーだ。
もう一つラッキーだったのは届いた盤のA面のマト枝番がこれまたレアな9だったこと。これで UK、スウェーデン、ウルグアイに続いて4枚目の “マト9ワイルドライフ” が手に入ったわけで、それもこれも3年前に私をマト9パラダイスに引き込んで下さったB-SELSのSさんのおかげである。
今回のイスラエル・マト9盤はレーベルに “Mfd In UK” と記されているにもかかわらずデッドワックスにはマザー・ナンバーもスタンパー・コードも刻まれていないので、UKマト9とはまた別の、輸出用マザーなのかもしれないが、何にせよ楽しみなことに変わりはない。そう言えば以前このマザー/スタンパー無しのマト9盤が “激レア他社プレス!” と称して出品されていたことがあったが、全英チャート最高11位止まりであまり売れなかったこのレコードのプレスを他社にまで依頼したというのはちょっと考えにくい。
さて、いつものように丹念にレコード・クリーニングを施してからいよいよA面に針を落とす。1曲目は大好きな「Mumbo」だ。う~ん、何というパワフルな低音だろう! 地響きを立てて怒涛の勢いで押し寄せるポールのベースが快感そのもの(≧▽≦) A③「Love Is Strange」も実にメリハリの効いたサウンドでゴムまりのように弾むリズムが耳に心地良い。音の隅々まで力が漲っているというか、そのはち切れんばかりのパワーが一気に解放されてスピーカーからドバーッと迸り出るというか、まさにそんな感じなのだ。A④「Wild Life」でもポールの闊達なベースラインが音楽の根底をしっかりと支えており、イスラエル盤ならではのベース至上主義(?)がこのレコードの特徴であるラフな音作りと見事にマッチしているように思える。
B面もA面同様の力強いサウンドで、マト云々関係なしにイスラエル盤らしい音作りになっており、重心の低い演奏に思わず聴き入ってしまうB①「Some People Never Know」、デニー・シーウェルの躍動感溢れるドラミングが楽しめるB②「I Am Your Singer」と、決して期待を裏切らない。B④「Dear Friend」も当時四面楚歌状態にあったポールの心情がヒシヒシと伝わってくるような緊張感のあるサウンドで、改めてイスラエル盤のクオリティーの高さを再認識させられた。
まぁ元々大好きなアルバムなのでマトが何番であろうがどこの国のプレスであろうがそれなりに楽しめてしまうというのが正直なところだが、このイスラエル盤は手持ちの「Wild Life」の中でもかなり私好みのサウンドに仕上がっているお気に入りの1枚なのだ。