私はどちらかというとアーティストよりもむしろ曲に固執するタイプの人間で、 “この曲が入ってたら必ず買う” と心に決めている愛聴曲は少なくない。洋楽なら「さすらいのギター」や「デイドリーム・ビリーバー」、邦楽なら「涙の太陽」や「さらばシベリア鉄道」なんかがすぐに思い浮かぶが、私がそんな “曲コレクター” になったきっかけが何を隠そうフランス・ギャルの「夢みるシャンソン人形」で、2004年の夏ぐらいからこの曲のカヴァーを集め始め、9年かかって先日ついに100ヴァージョンを達成したのだ\(^o^)/ オリジナルを含めるとまさに “101匹夢シャン大集合” 状態なので、その中から選りすぐった名演をテーマ別に紹介していこうと思う。第1回の今日はポップで楽しい “王道カヴァー編” です。
①Jenifer
最近手に入れたこの曲のカヴァーで断トツに気に入っているのがジェニファーというフランス人女性シンガーのヴァージョンだ。彼女は特に歌が上手いというわけではないのだが、歌とバックの演奏とのマッチングが素晴らしく、怪しげな雰囲気横溢のイントロ、ノリの良さに拍車をかけるハンドクラッピング、絶妙な器楽アレンジを施されたストリングス、隠し味的に使われているアコギetc、その作り込みの見事さに唸ってしまう。尚、この曲が入っているアルバム「Ma Declaraion」(←ジャケットの赤が効いている!)ではもう1曲ギャルの「Laisse Tomber Les Filles」(邦題:娘たちにかまわないで)をしっとりとしたスロー・テンポ(!)でカヴァーしており、ギャル・ファンにとってはたまらない1枚だ。
Jenifer - Poupee De Cire Poupee De Son
②Kim'Kay
ベルギーの不思議キャラ・アイドル(?)、キム・ケイが歌う夢シャンも大好きなヴァージョンだ。シンセ音全開で迫るダンサブルなエレクトロ・ポップ・アレンジが彼女の屈託のない元気な歌声とピッタリ合っており、この曲の魅力を見事に引き出している。彼女の声質は本家のフランス・ギャルと非常に似ており、特にサビの “プペドゥスィ、プッペドゥ ソーン♪” の鼻にかかった声なんかそっくりだ。そういえば数年前にG3で夢シャン・カヴァー特集をやった時にplincoさんが絶賛されてたのがこのキム・ケイだった。さすがエエ趣味してはるわ(≧▽≦)
Kim Kay - Poupee de cire (Super 50) LQ
③松本英子
J-Popsに疎い私はこの松本英子という人のことは全く知らなかったが、夢シャン・カヴァーを探していて巡り合ったこのヴァージョン(←「君の音」というアルバムの Additional Track として収録)は聴き応え十分の正統派カヴァーだ。鼻から抜けるような(?)高い声もかなりユニークで印象に残るし、ギャルのヒット曲「Laisse Tomber Les Filles」のサビのメロディーをうまく使ったアレンジも秀逸。何よりもすべてフランス語で歌いきってしまうところが凄い(≧▽≦)
松本英子 - 夢見るシャンソン人形 Poupee de cire, poupee de son
④ジューシィ・フルーツ
ジューシィ・フルーツの4thアルバム「27分の恋」収録のこのカヴァーは「夢見るシェルター人形」というタイトルで、核戦争を皮肉った歌詞が強烈なシニカル・夢シャンだ。特に “星より綺麗な核ミサイル~ はじけて街中が光になったのぉ~♪” とか、“触れたら溶けそうな 危険な雨でも~♪” のラインなんかもう最高! そんなヘヴィーなテーマの歌詞をキャッチーなメロディーに乗せ、ジューシィ・フルーツお得意のポップなオブラートで包んだところがこのヴァージョンの面白さだと思う。イリアの弾けるようなヴォーカルも最高だ(^o^)丿
Juicy Fruits - Poupee de cire, poupee de son
①Jenifer
最近手に入れたこの曲のカヴァーで断トツに気に入っているのがジェニファーというフランス人女性シンガーのヴァージョンだ。彼女は特に歌が上手いというわけではないのだが、歌とバックの演奏とのマッチングが素晴らしく、怪しげな雰囲気横溢のイントロ、ノリの良さに拍車をかけるハンドクラッピング、絶妙な器楽アレンジを施されたストリングス、隠し味的に使われているアコギetc、その作り込みの見事さに唸ってしまう。尚、この曲が入っているアルバム「Ma Declaraion」(←ジャケットの赤が効いている!)ではもう1曲ギャルの「Laisse Tomber Les Filles」(邦題:娘たちにかまわないで)をしっとりとしたスロー・テンポ(!)でカヴァーしており、ギャル・ファンにとってはたまらない1枚だ。
Jenifer - Poupee De Cire Poupee De Son
②Kim'Kay
ベルギーの不思議キャラ・アイドル(?)、キム・ケイが歌う夢シャンも大好きなヴァージョンだ。シンセ音全開で迫るダンサブルなエレクトロ・ポップ・アレンジが彼女の屈託のない元気な歌声とピッタリ合っており、この曲の魅力を見事に引き出している。彼女の声質は本家のフランス・ギャルと非常に似ており、特にサビの “プペドゥスィ、プッペドゥ ソーン♪” の鼻にかかった声なんかそっくりだ。そういえば数年前にG3で夢シャン・カヴァー特集をやった時にplincoさんが絶賛されてたのがこのキム・ケイだった。さすがエエ趣味してはるわ(≧▽≦)
Kim Kay - Poupee de cire (Super 50) LQ
③松本英子
J-Popsに疎い私はこの松本英子という人のことは全く知らなかったが、夢シャン・カヴァーを探していて巡り合ったこのヴァージョン(←「君の音」というアルバムの Additional Track として収録)は聴き応え十分の正統派カヴァーだ。鼻から抜けるような(?)高い声もかなりユニークで印象に残るし、ギャルのヒット曲「Laisse Tomber Les Filles」のサビのメロディーをうまく使ったアレンジも秀逸。何よりもすべてフランス語で歌いきってしまうところが凄い(≧▽≦)
松本英子 - 夢見るシャンソン人形 Poupee de cire, poupee de son
④ジューシィ・フルーツ
ジューシィ・フルーツの4thアルバム「27分の恋」収録のこのカヴァーは「夢見るシェルター人形」というタイトルで、核戦争を皮肉った歌詞が強烈なシニカル・夢シャンだ。特に “星より綺麗な核ミサイル~ はじけて街中が光になったのぉ~♪” とか、“触れたら溶けそうな 危険な雨でも~♪” のラインなんかもう最高! そんなヘヴィーなテーマの歌詞をキャッチーなメロディーに乗せ、ジューシィ・フルーツお得意のポップなオブラートで包んだところがこのヴァージョンの面白さだと思う。イリアの弾けるようなヴォーカルも最高だ(^o^)丿
Juicy Fruits - Poupee de cire, poupee de son