shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

The Beatoons ~アルヴァロ・オルテガ傑作選集②~

2018-02-26 | The Beatles
前回に引き続きアルヴァロ・オルテガ傑作選集です。

①What Is Life - George Harrison - (@alvar0rtega)
 ジョージに縁のあるアイテムが次から次へと登場するこの作品はさしずめ“フリー・アズ・ア・バード”PVのジョージ版といったところ。とにかく全編ジョージ愛に溢れていて、オフィシャルでも中々真似できそうにないマニアックな作りはファンメイド作品ならではと言っていいだろう。何度も繰り返し見たくなる、ジョージ・トリビュートの傑作だ。


②The Beatoons - "Paperback Writer"(trailer clip) -(@alvar0rtega)
 オルテガさんって絵も上手いけどマッシュアップも中々の出来。これはロバート医師に一服盛られたポールがトリップしながら歌う「ペイパーバック・ライター」だ。尚、彼には他にも「ウィズイン・タックス・ウイズアウト・タックス」っていうマッシュアップ作品があって、コレがまた実によくできている。この人ホンマに才能ありますな。


③Merry Xmas Martha - (@alvar0rtega)
 愛犬マーサと戯れるポール(←ちゃんと「マジカル・ミステリー・ツアー」の時のフェアアイルベスト着てるやん!)にホッコリさせられるこの作品の見どころは、「ペパーズ」のアルバム・アートワークをパロって50~60'sロックのオールスターを登場させるところで、中でもクラプトンとボウイがめっちゃツボ(笑) ラストの「ヘイ・ブルドッグ」ネタがヒネリが効いてて好きだ。


④Abbey Road (@alvar0rtega)
 これって完全に爆笑小ネタの類ですな。ヨーコの登場シーンは「ジョーズのテーマ」でも良かったかも... 前回の「Two of Us」パロディーもそうやったけど、海外ではヨーコって完全にゲテモノ扱いやな(笑)


⑤Get Back - (@alvar0rtega)
 ルーフトップ・セッションの「ゲット・バック」でジョンがありえへん楽器を色々試して結局ギターにゲットバックするという流れのこの作品、バンジョーで “何じゃこれは???”、チューバで “ないわー!” と思ったが、ピアノとハーモニカは結構エエ感じで“おっ、なかなか...”と感心していると最後にシタールが出てきて大笑い(^_^)  エンディングに例の “オーディションにパスするといいんだけど...” があったら完璧やったと思う。


⑥ABBEY ROAD virtual studio 2 - The Beatles recreation - (official alvar0rtega)
 ビートルズ・ナンバーのイントロやスタジオ・チャットといった色んなフラグメンツが現れては消え、消えては現れるこの作品を聴いているとあっという間に2分42秒が過ぎ去っていく。数々のビートルズ・マジックを生み出した偉大なるアビーロード・スタジオよ、永遠なれ!


【おまけ】THE WHO Tribute - The Kids Are Alright - (@alvar0rtega)
 ザ・フー・ヴァージョンもありまっせ! メンバー一人一人のキャラが立ってるザ・フーを選ぶところがニクイねぇ... お約束とも言えるピートのギター破壊やウインドミル奏法、ロジャーのマイクぶん回しももちろん良いのだが、何と言ってもキース・ムーンの動きの描写がピカイチ。これ、ホンマによう出来てるわ (^.^)

The Beatoons ~アルヴァロ・オルテガ傑作選集①~

2018-02-22 | The Beatles
 YouTubeで面白い動画シリーズを見つけた。トップ・ページの“あなたへのおすすめ”の中に “The Beatoons” という動画が含まれているのに気付き、興味本位で見てみると、これがめちゃくちゃ面白い。ネットで調べてみたところ、この “The Beatoons” というのはファンメイドのビートルズ・アニメーションで(Beatles + cartoons ということやね)、スペインのアルヴァロ・オルテガというアーティスト(イラストレーターでしかもミュージシャン!)によるアニメーション・シリーズとのこと。彼の作品は結構マニアックなネタも少なくないが、登場人物の特徴を上手く捉えてアニメ化してあるのでビギナーからマニアまで広く楽しめる懐の深さが大きな魅力といえる。今日はそんな彼の傑作動画の中から “The Studio Gags” と題されたシリーズを中心にいくつか紹介しようと思う。

①THE BEATOONS-Episode 1-"You Can't Do That" -(Official @alvar0rtega)
 アルヴァロ・オルテガの作品で一番最初に見たのがコレ。ビートルズの4人の表情やしぐさを実に巧く、そしてコミカルに描写してあるところが気に入り(←ジョンのがに股までwww)、私はそれがきっかけでこの The Beatoons シリーズにハマっていった。キュートでチャーミングに描かれているファブ・フォーを始め、エド・サリバンもめっちゃ似てて超オモロイねんけど、キリスト・ネタはエエんかいな?


②The Beatoons - LOVE ME DO - The Studio Gags 1.
 ジョージ・マーティンがリンゴをUFOキャッチャーみたいにつかんで持ち上げるところが私的にツボ。タンバリンを渡されて泣くリンゴを慰めるエプスタインとか、リンゴとアンディ・ホワイトのリズムの違いとか、ホンマに芸が細かいわ。


③The Beatoons - TICKET TO RIDE - The Studio Gags 2.
 「ザット・ミーンズ・ア・ロット」と「ティケット・トゥ・ライド」のどっちを採用するかでジョンとポールがオーディション対決??? そーかそーか、今まで気が付かなんだけど、この2曲は双子の兄弟やったんか...


④The Beatoons - GEORGE MARTIN -The Studio Gags 3.
 ジョージ・マーティンの “何じゃコレはぁ~(゜o゜)” 感がハンパないこの作品、ラストで「サティスファクション」君が “お呼びでない? こりゃまった失礼いたしましたっ!” と退場するところが笑える。


⑤The Beatoons - TAXMAN -The Studio Gags-4
 何でも器用にこなしてしまう早熟の天才ポールとひたすら努力あるのみの大器晩成型ジョージの対比がめっちゃリアルなこの作品では「リヴォルヴァー」発表当時の二人の力関係をシュールに描いてるところにニヤリとさせられる。特にポールの表情や仕草がそっくり過ぎて感心するわ。


⑥The Beatoons - A DAY IN THE LIFE -The Studio Gags-5
 マル・エヴァンス、ロープ引っ張って一体何やっとんねんと思ったらそーきたか... 最後のピアノのオチは想像の遥か斜め上を行ってた。


⑦The Beatoons - TWO OF US - "More Cowbell" - The Studio Gags-6
 まずプロデューサーの名前が “フィル・スペクターソン” というのがジワジワくる。2分44秒あたりの“ジョージ・マーティンはどこ?”(ポール) 、“指にマメができちゃったよ!”(リンゴ)、そして“アンタの言うとおりに弾いてやるよ”(ジョージ)というカオス状態にも大笑い(^_^)  関係ないけど、このカウベル・ヴァージョン(?)を聴いて「やさしい悪魔」の木魚ヴァージョンを思い浮かべたのは私だけかな?

Beryl Booker Trio with Don Byas in Paris

2018-02-17 | Jazz
 私はアナログ・レコードが大好きで、中でも普通のLPよりも一回り小さい10インチ(=25cm)盤には目がない。その一番の理由は12インチ化されていない10インチ盤のジャケット・デザインの素晴らしさにある。特に1950年代のモダン・ジャズ黄金期に活躍したバート・ゴールドブラットやデヴィッド・ストーン・マーチンといった名デザイナー達が生み出したアルバム・アートワークは眺めているだけで音が聞こえてきそうな錯覚を覚えるほどだ。
 それともう一つ、10インチにはステレオ盤がないというのも嬉しい。10インチ盤が作られていたのは1954年ぐらいまででなので、モノラル盤しか存在しないのだ。一部の例外を除けば1950~60年代のステレオ技術は稚拙そのものだったので(←ビートルズのキャピトル盤なんかもう最悪!!!)、気持ち悪いエコーのかかった疑似ステレオ盤やら不自然極まりない左右泣き別れミックスやらとは無縁の10インチ盤は安心して聴けるというワケだ。
 ヘレン・メリル盤やジミー・ジョーンズ盤の時にも書いたように、最近の私は “ビートルズ関連” と “ジャズのメガレア盤” の二刀流(笑)でレコードを買っているのだが、先日ついに手に入れた垂涎盤が今日取り上げる「ベリル・ブッカー・トリオ・ウィズ・ドン・バイアス・イン・パリス」(DL-3021)。1953年にディスカヴァリー・レーベルからリリースされた10インチ盤だ。
 このレコードの存在を知ったのはかなり前のことだが、「スウィート・ベイジル」という雑誌の「ジャズ・ボーカル10インチ展」という特集記事で、自分が持っていないレコードをチェックしていて目が釘付けになったのがこの「ベリル・ブッカー・トリオ」だった。イラストの構図といい、その色使いといい、強烈にジャズを感じさせるジャケット・デザインで、調べてみると私が敬愛するバート・ゴールドブラットの作ではないか! へぇ~、こんなレコードがあったのか... などと感心している場合ではない。これはエライコッチャである。
 このベリル・ブッカーという女性ピアニストについて私が知っていたのはビリー・ホリデイやテディ・キングのバックを務めたことがあるということぐらいで、恥ずかしながらリーダー作が出ていることすら全く知らなかったのだが、曲目を見ると我が愛聴曲である「チーク・トゥ・チーク」が入っているし、ゲストが正統派テナーのドン・バイアスとくれば悪かろうはずがない。ジャケット良し、選曲良し、メンバー良し、とくればもうコレだけで十分“買い”である。
 しかしこのレコードはかなりの稀少盤らしく、オークションにも滅多に出てこないので根気よくネット検索を繰り返す日々だったのだが、ラッキーなことに2週間ほど前にeBayに出品されたのを無事落札。盤質表記が G+ だったせいもあってライバルは誰も現れずスタート価格で落札できたのだが、一番肝心なジャケット・コンディションが良かったので何の迷いもなくビッドした。
 1週間ほどで届いたレコードを手に取ってみて、まずはジャケットを鑑賞。写真で見るよりも現物の方が数倍素晴らしい。特に色使いが秀逸で、白黒とピンク色のコントラストが絶妙だ。次に G+(難あり)コンディションというレコードを恐る恐る取り出すと確かにえげつない汚れ方で、まるで泥だらけのタイヤで轢かれたような(笑)模様になっている。うわぁ、これはアカンやつや...(>_<) と一瞬たじろいだが、盤を触ってみると単に汚れているだけで特に目立ったキズはなさそうだ。早速レコードを徹底的にクリーニングしてみたところ、ピカピカとは言わないまでも見た目VG+ぐらいまで復活したので実際に針を落としてみると、信じがたいことにEXレベルの音で鳴ったのだ。いや~ホンマにラッキーや(^o^)丿
 演奏内容の方は私の予想通りの正統派ピアノ・トリオ。A面はパリに因んだスタンダード曲をメドレーで綴るA①「パリジェンヌ・メドレー」とアーヴィング・バーリン屈指の名曲A②「チーク・トゥ・チーク」の2曲で、ブラッシュが大立ち回りを演じるスインギーなピアノ・トリオ・ジャズが展開される。いやぁ~、これはたまりませんわ!
Parisian melody- Beryl Booker


 B面はドン・バイアスが加わったカルテットになっており、絶妙なコンビネーションでモダン・ジャズの王道を行くプレイを聞かせてくれる。B①「メイキン・ウーピー」ではA面同様に瀟洒なブラッシュが演奏の根底を支え、ベリル・ブッカーがコロコロと珠を転がすようなタッチで軽やかにスイングする。軽妙な語り口の弾き語りで聴かせるB②「アイ・シュッド・ケア」も雰囲気抜群だ。そしてドン・バイアスを大きくフィーチャーしたB③「バイアスド・ブルース」でのグルーヴィーなピアノを聴けば、ベリル・ブッカーというピアニストの真価が分かるはずだ。やっぱり歌伴で鍛えられた人はモノが違いますな。ホンマにエエ買い物が出来ましたわ(^.^)
Don Byas with Beryl Booker Trio - I Should Care

Don Byas, The Beryl Booker Trio - Beryl Booker's Byased Blues

The Beatles USB Box ③【ハイレゾ初体験篇】

2018-02-10 | The Beatles
 早速プレイリストの1曲目「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」からスタート、一言で言えば “音の細部まで実にクリアーに見通せる一方で中低音もしっかりと充実しており、音のクリアネスと分厚さを両立させた生々しい音” である。 “コクがあるのにキレがある音” と言ってもいいかもしれない。これが世に言う24 bit の音なのか...(^.^)  モノは試しと手持ちの16 bit リマスターCDと聴き比べてみたがその違いは歴然で、映像で言えばブルーレイとDVDぐらいの差がある。ハッキリ言ってハイレゾがあればCDなんぞ不要!と言い切ってしまってもいいくらいクオリティーの高い音だ。
 筋金入りのUKオリジナル盤至上主義者である私が “究極のアナログ・サウンド” と信ずるあの濃厚な音とはある意味対極に位置する洗練されたサウンドだが、現時点で入手可能な “最もマスターテープに近い音” として、コレはコレで十分に魅力的である。モノラルやステレオのUKオリジナル盤LPや様々な各国盤LPに加えて今回のハイレゾと、同じ曲を色んな音やミックスで楽しめるのだからビートルズファンはホンマに楽しい(^o^)丿
 そしてその翌日、ハイレゾ初体験の興奮が冷めやらぬ私の元にベルデンのRCAケーブルが届いた。手に持った感触はズッシリと重く、暫定的に繋いだ赤白のケーブルとは比べ物にならない太さで、コレで良い音がしないワケがない!とウキウキワクワクしながらベルデンに繋ぎかえる。ウチのシステムはスピーカーケーブルもベルデンなのだが、これは私が全幅の信頼を置いているオーディオ南海の尾崎さんに “常識的な予算内でガッツのあるサウンドが楽しめるケーブルを!” とお願いして選んで下さったメーカーで、私の脳内では “ベルデン=轟音” というのが鉄板なのだ。
 実際に聴いてみた感想は、確かに低音の輪郭がより明瞭になり中音域の押し出し感アップ効果も感じるが、それ以上に驚いたのは高音域のキツかった部分が見事に収まり実に深みのある聴き疲れのしない音になったこと。デジタルとアナログの美味しいとこ取りをした素晴らしいサウンドにグレードアップしたのだ。例えば「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」のアコギの響きなんかもう今までに聴いたことがないような美しい余韻を湛えており、思わず聞き惚れてしまったほどだ。今まで“ケーブルで音が変わる”って言われても “へぇ~、そんなモンかねぇ...” と眉に唾を付けて聞き流していたが、実際に自分が体験してみて大いに納得。ハイレゾ導入のついでにRCAケーブルにもベルデンを奮発して大正解だった。
 更にこれまで宝の持ち腐れだったポールのアーカイヴ・シリーズ購入時に入手したハイレゾ音源もマッキントッシュ240+アルテック・ヴァレンシアの豊饒かつ豪快なサウンドで聴けるようになったのが嬉しい。特に「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」ではLPやCDでは味わえなかった音の立体感や奥行き感が実感できたし、大好きな「ラム」ちゃんを limited と unlimited の2種類の音で楽しめるようになったのも最高だっちゃ(^o^)丿
 ということでついにウチのシステムでもハイレゾ音源が聴けるようになってメデタシメデタシなのだが、かといって2018年をハイレゾ元年としてこれから色んなアーティストのハイレゾ音源をどんどん購入していこう... という気にはならない。ハイレゾはビートルズ関連だけで十分、というのが正直なところで、私の場合 “日常的に音楽を聴く” という行為は必ずしも “原音再生” を意味するものではなく、現に今でも“ビートルズを聴きたいな...” という時にイの一番に手が伸びるのはあれほど苦労して導入したPCオーディオではなく、慣れ親しんだレコードだ。
 ハイレゾ音源は確かに素晴らしい。しかしたとえ24ビットが100ビットになろうが1000ビットになろうが(笑)所詮は実体のない音源データにすぎず、ジャケットから盤を取り出してターンテーブルに乗せ針を落とすという昔ながらのやり方が身に沁みついた私にはやはりアナログ・レコードこそがベストの音楽メディアであることを今回のPCオーディオ導入によって改めて実感させられた。こってりとコーティングの効いたジャケットを眺めながらオリジナル盤の “濃厚一発官能二発” な音を聴く... 私にとってこれ以上の喜びはないのだ。

The Beatles USB Box ②【PCオーディオ悪戦苦闘篇】

2018-02-03 | The Beatles
 ビートルズのハイレゾ再生に必要な物のうちでまず最初に届いたのが DENON の USB DACだ。早速システムに繋ごうと思って取扱説明書を読むと、アンプと繋ぐためのRCAケーブルは付属しているが、パソコンと繋ぐためのUSBケーブルは別売りで、“接続する機器に合わせて必要なケーブルをご用意ください。” とのこと。精密機器なのでまずは動作チェックをしようと思ったのだが今のままではそれすら出来ない。
 私は “PCオーディオってホンマに面倒くさいなぁ...” と思いながらアマゾンをチェックし、“この商品を買った人はこんな商品も買っています” 欄にあった「エレコム オーディオケーブル音楽用 USBケーブル A-B USB2.0 DH-AB20」というのが一番良さそうだったのでそれを購入(826円)。せっかくなのでついでにRCAケーブルの方もグレードアップしてやろうと考え、ベルデンのプロ仕様スタンダード・2芯シールドケーブル(3,700円)を奮発した。
 その2日後、ビートルズのUSBメモリーとエレコムのUSBケーブルが届いた。ワクワクする気持ちを抑えながら間違いのないようにパソコンとDAC、そしてアンプを結線する。ベルデンのRCAケーブルは未だ届いてないので、とりあえず付属の赤白ケーブルを繋いで音出しだけでもしておきたい。DENON のウェブサイトからドライバーソフトをDL & インストールし、更にハイレゾのFLACファイル再生が出来てギャップレス再生にも対応したプレイヤーソフトを色々調べた結果、一番使いやすそうだった VUPlayer もインストール。これで準備万端整った。
 早速音を聴いてみようとUSBメモリーを差し込んでみたのだが、それですぐに音楽が聴けるほど甘くはなかった。私はてっきり起動画面みたいなものに切り替わって曲目表示とかされるものとばかり思っていたが、普通のUSBを差し込んだ時と同じ “フォルダーを開いてファイルを表示” というメッセージが出たのでそれをクリックすると「Data」「fscommand」「MacStart.App」「Music」「PCStart」「RaedMe」「The Beatlesアイコン」が画面に出てきた。何じゃいコレは??? ココからどーやって先に進めばいいのか何の指示も無い。取りあえず「PCStart」というアドビのアプリケーションをクリックしてみたところ、画面全体が真っ白けになってしまってビックリ(゜o゜) 焦った私の頭の中も真っ白けになり、右クリックして手当たり次第に弄り回し、一番下の「Adobe Flash Player 9について」をクリックした時にようやく画面が切り替わってアップル・ロゴが出現、カーソルをその上に置くと MUSIC・VIDEO・ARTWORK という3つの項目が現れるというクソ面倒くさい作りになっていた。あ~しんど(>_<)
 MUSICをクリックすると画面下に14枚のアルバム・ジャケットが現れ、カーソルをその上に移動してクリックすると簡易プレイヤーみたいなのが立ちあがって音がスタートする仕組みになっているのだが、これはあくまでもCDと同じ16 bitのMP3音源の方であり、私が聴きたいハイレゾ24 bitのFLAC音源ではない。一体どーすればハイレゾが聴けるのだ??? 頭の中は真っ白になったが、目の前は真っ暗だ(>_<)
 ここで私は一旦USBメモリーのファイルを閉じ、VUPlayer の方から攻めることにした。表示が全部英語で使い方も全然分からないが、画面中央に playlistがあり、左上に File というプルダウンメニューがあるので、MP3で長年慣れ親しんだ RealPlayerと同じ原理で Add Folder からUSBのFLACファイル→アルバム名をクリックすると、VUPlayerの画面中央にアルバム収録曲目が、そして画面左下にアルバム・ジャケットのアートワークがインポートされたのだ。やっと出来た!!! と大喜びしながら全アルバムをリリース順にインポート、何故か「ラバー・ソウル」だけは曲名のみでアーティスト名・アルバム名・アートワークが表示されないのだが、私は音さえ聴ければ十分なので大した問題ではない(←まぁ何万円もする商品としてはどうかと思うが...)。これでやっとハイレゾでビートルズが聴ける... 私の胸はいやがおうにも高鳴った。 (つづく)