shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

各国盤頂上決戦⑫「Hotel California」

2022-08-28 | Rock & Pops (70's)
 私が各国盤にまで手を出すケースというのは、そのレコードを色んなヴァリエーションの良い音で楽しみたいと思えるほど惚れ込んだ、超の付く愛聴盤に限られる。イーグルスの「Hotel California」もこれまでに取り上げた「Asia」や「Thriller」なんかと同様に、各国盤蒐集の底なし沼にハマってしまった1枚だ。ということで今日は「Hotel California」の各国盤聴き比べをやってみた。

①インド盤(6E 103-A-1A / 6E 103-B-1C)
 他の各国盤入門と同様に「Hotel California」の場合もまず最初に買ったのはインド盤。ハンガリーのセラーから$6.99という信じられない安値で購入したもので、送料込みで2,000円弱だから大ラッキーと言えるだろう。このインド盤 “ホテカリ” の特徴は何と言っても太くせり出した中域の気持ち良さで、USの6Eをベースにしたチューブ・カッティングの濃厚な音が楽しめる。特にベースの音は唯一無比の気持ち良さで、タイトル曲A①のイントロなんかもう快感!の一言に尽きるが、A②「New Kid In Town」のマッタリ感も絶妙で、ヴォリュームを上げて聴くとその快適指数はハンパない。このインド盤はUS初版のキレッキレの轟音とは又違ったインティメートな良さがあり、手持ちのホテカリ・コレクションには無くてはならない1枚だ。

②トルコ盤(SSLP 11035A / 6E 103 B-3RE CSM STERLING LH "V.O.L IS FIVE PIECE LIVE")
 トルコ盤の “ホテカリ” はシングル・ジャケットで、表ジャケは少し黄色みが強く、裏ジャケは全体的に色合いが薄くて粗悪なコピーみたいな感じ。このレコードはA面が独自マトでB面がCSMのUSマザーという複雑怪奇なプレスになっているが、両面共に音は至ってマトモだ。特に低域の押し出し感はさすがトルコという感じで、音楽の根底をしっかりと支えている。上記のインド盤ほどのインパクトはないにせよ、これで $20なら上等な部類だろう。

③ペルー盤(ELECTRA-1084-A- / ELECTRA-1084-2L-)
 去年の9月にペルー盤にどっぷりハマって同一セラーから一気に10枚まとめ買いした時の1枚がこのレコード。セットプライス€20に1枚当たりの送料を足しても3,000円でお釣りがくるレベルだ。南米のレコードは送料が$40とか$50とかめちゃくちゃかかかるので、私のような貧乏コレクターにとっては大量一括購入していかに送料を安く上げるかが重要なのだ。ジャケットはシングル・タイプで、表ジャケはかなり赤みがかっており、裏ジャケは他の多くのペルー盤と同様にモノクロになっている。レコードはUSオリジナルとは全く異なる手書きの独自マトなのだが、この音がもうお世辞抜きで素晴らしい!!! タイトでキリリと引き締まったクリアーな音像、エモーショナルにして繊細なギターの響き、そして音圧も申し分なし... という具合に良いところを上げていくとキリがないくらいに見事な音作りだ。それにしてもホテカリの各国盤ってホンマにレベルが高いですなぁ... (≧▽≦)

④イスラエル盤(6E 103 A 21 AR "IS IT 6 O'CLOCK YET?" B-14665 STERLING / 6E 103 B 21 AR "V.O.L IS FIVE PIECE LIVE" B-14666)
 イスラエル盤を狙っているコレクターは滅多にいないらしく大抵のレコードは$10~$15ぐらいで手に入る。このホテカリも例外ではなく $9.99という安値でゲット。他の盤と一緒に買ったので1枚当たりの送料も$5弱と超お買い得だった。レコードはUSマザーで、6Eということは初回盤7Eの1年後に出た2ndプレスのものになるが、手持ちのUS初回7E盤と聴き比べても何ら遜色のない鮮度の高い音にビックリ(゜o゜)  イスラエル盤ならではのプレス枚数の少なさというメリットもあるのだろうが、とにかくこの力強い音は大いに魅力的だ。A③「Life In The Fast Lane」におけるドン・ヘンリーのヴォーカルなんてもう生々しすぎて、まるでかぶりつきの特等席で聴いているかのようなリアリティーだ。

ロネッツのオランダ盤でやらかした(*_*)

2022-08-24 | Wall Of Sound
 ロネッツ唯一のLP作品「Presenting The Fabulous Ronettes featuring Veronica」はめちゃくちゃ好きなアルバムで、フィレス・レーベルのオリジナルUS盤を始めとしてUK盤、カナダ盤、オーストラリア盤と手当たり次第に60年代プレスの各国盤を買いまくってきたが、先日eBayでレアなオランダ盤を見つけた。
 プレス時期は上記の国々よりも3~4年遅い1968年で、しかも “STEREO (also playable on mono)” 表記。私が蛇蝎の如く嫌っている疑似ステレオの危険性がないとも言えない。実際、同じ1968年にキングレコードから発売された日本盤(SLC-225)はキャピトルご自慢(笑)の疑似ステで、“稀少なロネッツの日本盤 1stプレスを喜び勇んで買ったものの、聴きにくくて仕方なかった...” というコレクターの嘆きをネットで読んだことがあったので(→不吉なことにこちらも同じ LONDON レーベルだ...)、もしもこのオランダ盤が疑似ステだったら目も当てられないが、その一方でマトを調べたらフィレスのリアル・ステレオ盤が SLP-4006A、キャピトルの疑似ステレオ盤が ST-90721-W1なのに対し、このオランダ盤は AA 379 262 1Y 1 P 1968 670 111 と独自カットみたいやし、ヨーロッパの人は脳ミソお花畑のアメリカ人とは違うてキモい疑似ステ盤なんか作らへんやろ...という希望的観測、更に自分の耳で事実を確かめたいという好奇心もあって購入を決めた。まぁ一種のギャンブルみたいなモンだが、送料込みで €51(約7,000円)ならギリギリ許せる範囲のバクチと言えるだろう。
 で、その結果はというと、これが見事なくらいの大ハズレ...(泣) A①「Walking In The Rain」のイントロを聴いただけで “やってもうたぁ...(>_<)” と目の前が真っ暗になった。当時の人はコレ聴いてどう思ってたんやろ?と不思議に思うくらい気持ちの悪い音だ。要するにオランダに送られたマスター自体がクソで、カッティング云々以前の問題だったということだろうが、久々にこの気色悪い音を聴いて、疑似ステレオって人類音楽史上最悪の発明の一つやってんなぁと改めて思い知らされた。まぁそんな怪しいブツに手を出した自分が悪いのだが...
 しかしいくら大好きなアルバムとはいえ、こんなキモい音を片面全部聴き続けるほど私は忍耐強くはない。私はすぐに針を上げ、カートリッジをモノラルに変えてみることにした。まだアナログ盤コレクター初心者だった頃に Duophonic 表記を見落として買ってしまった坂本九のキャピトル盤で同じことを試して、十分とは言えないまでもまぁまぁ我慢できるくらいまでマシになったのを思い出したからだ。
 改めてモノ針で聴くロネッツ疑似ステ盤はまさに “エコーのよく効いた薄っぺらいモノラル・サウンド” そのもので、特にドラムスが引っ込み気味なのが情けない。当然US盤やUK盤の真正モノラル・サウンドの足元にも及ばないが、ステレオ針で聴いた時の吐き気をもよおすような不快感はそれなりに軽減されて何とか許せるレベル。まぁ “変な音のロネッツ” が聴ける珍盤・奇盤・怪盤の類としてコレクションの末席に置いておくのも悪くはないが、ステレオ針で聴くことだけは今後二度とないだろう。
 ということで完全にやらかしてしまった感のあるロネッツのオランダ盤だが、毎月アホみたいにレコードを買いまくっていれば、たまにはこんなハズレ盤をつかんでしまうこともあるやろ...と割り切ることにした。普段は60年代後半にプレスされたステレオ盤なんて滅多に買わないのだが、今回はロネッツの珍盤ということでついつい目が眩んでしまったというワケだ... う~ん、猛省せねば。いくら音楽が素晴らしくても(というか素晴らしいがゆえに失望感がハンパない...)音そのものがエコー処理等で改悪されていれば気持ち良く聴けないということはビートルズのキャピトル盤で骨身に沁みてるはずなのに、あぁ情けない。皆さんもどうかお気を付けあそばせ...

超難題! 禁断の “White Album Challenge” をやってみた

2022-08-19 | The Beatles
 ネットでビートルズ関連の情報を収集していた時に偶然 “White Album Challenge” なるものを見つけた。要するに “もしもホワイトアルバムが2枚組ではなく1枚組だったら...” というよくあるファンの妄想遊びなのだが、そのサイトのフォーラムでは参加者それぞれの思い入れたっぷりのトラックリストが紹介されており、“へぇ~、この曲入れるんか...” とか “何でこの曲入ってへんねん???” とかいう感じで面白く読ませてもらった。
 これは多分ジョージ・マーティンの “曲を絞って1枚のアルバムにしていれば傑作になっただろう...” という発言を受けての企画だと思うが、私も初心者の頃に同じことを思いついてやってみたことがある。まぁビートルズ・ファンなら誰しも一度はトライしたことがあるのかもしれないが、その時は曲を削る作業が辛すぎてすぐにやめてしまった。名曲名演目白押しのホワイトアルバムから数曲ならまだしも、収録曲の半分を削らねばならないというのは拷問に近い。
 実際ポールもアンソロジーのビデオで “ヴァラエティに富んでいて良いアルバムだよ。不満だという奴もいるだろうが、ビートルズのアルバムだ。黙れってんだ!(←この Shut up! の言い方好き...)” と言っているし、私が見たフォーラムにも “ビートルズのアルバムから曲を削る遊びなんて冒涜だ!” という頭の固いファンが乱入してきてちょっとしたカオス状態になっていた。
 しかし視点を変えて考えてみると、これはこれでその人のビートルズ観が如実に表れて中々面白い企画だと思うのだ。そう言えばこのブログでもかなり昔に “自家製ダブル・ファンタジー” というのをやったことがあるが、プロデューサー気分が味わえて結構楽しかった記憶がある。
 というワケで、今週はお盆休みでヒマだったこともあり、ジョージ・マーティンになったつもりで “White Album Challenge” に再チャレンジ... 自分の好み丸出しで取捨選択し、「ホワイト」を再構築してみた。コンセプトはズバリ、多様性よりもロックンロール性を重視した、“鋭く尖ったホワイト・アルバム” だ。
"It's great, it sold, it's the bloody Beatles' 'White Album, shut up!"


 まずオリジナルのA面からだが、最初の4曲「Back in the U.S.S.R.」「Dear Prudence」「Glass Onion」「Ob-La-Di, Ob-La-Da」は絶対に外せない。「Wild Honey Pie」は “大仁田~♪” の空耳ソングと割り切って楽しんでいるが、曲としてどうかと言われると迷わず外すの一択だ。「The Continuing Story of Bungalow Bill」は曲も演奏も好きなのだが、大嫌いなヨーコの声が入っている時点で即アウト。「Birthday」のようにコーラス隊の一人としてならまだ無視できるが、単独であの声を聞いただけでブツブツが出る。自分で言うのも何だが、私のヨーコ・アレルギーは筋金入りだ。Aラスの2曲「While My Guitar Gently Weeps」と「Happiness is a Warm Gun」の入ってないホワイトアルバムはホワイトアルバムではない(と思う)。
 オリジナルのB面は結構難しい選択を強いられた。「Martha My Dear」はポールならではの名曲だと思うのだが、出来るだけロックンロール色を強めるというコンセプトなので典雅なこの曲は泣く泣くカット。「I'm so tired」「Blackbird」「Rocky Raccoon」の3曲は個人的に好きな曲なので外せない。ジョージの「Piggies」とリンゴの「Don't Pass Me By」は曲のインパクトとして相対的にちょっと弱いと思うのでカット。「Why don't we do it in the road?」は初心者の頃は “何じゃこりゃ?” だったが、何度も聴くうちに次曲「I Will」とのセットで聴いてその良さがわかるようになったのでめでたく当選。ホワイトアルバムは曲の配置が絶妙だという事実を今回の “チャレンジ” を通して再認識させられた。「Julia」は名バラッドだとは思うが、歌詞の中の “Ocean child” がどうしても受け入れられないのでカットさせてもらう。
 B面同様に悩んだのがオリジナルのC面だ。ロックンロール重視のコンセプトから「Birthday」「Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey」「Helter Skelter」の3曲は余裕で当確。ヘヴィーな「Yer Blues」も外せない。「Sexy Sadie」は他の曲に比べるとやや弱い感じがするのでカット。「Mother Nature's Son」と「Long, Long, Long」の2曲に関しては、前者はアコースティック色が強くて「Blackbird」とキャラが被るし後者はメロディー・ラインは気に入っているのだがいかんせん音が脆弱すぎるという理由から、断腸の思いで外すことにした。う~ん、辛い...(*_*)
 オリジナルのD面は結果としてはジョージの「Savoy Truffle」だけになってしまった。ポールの「Honey Pie」もジョンの「Cry Baby Cry」もリンゴの「Good Night」もみんながみんな捨て難い佳曲なのだが、上記のコンセプトからやや外れるので涙を呑んでカット。上記の「Mother Nature's Son」や「Long, Long, Long」あたりと併せてアンプラグド・アルバムを作ってみるのも面白そうだが、それはまた別の話。「Revolution 1」はちょっと迷ったが、この曲に関してはロック魂溢れるシングル・ヴァージョンの方が圧倒的に優れているので(←こっちを入れれたら最強のホワイトアルバムが完成すると思うが、反則っぽいので断念...)今回はカット。「Revolution 9」は論ずるにも値しない。ということで選んだ16曲のうち、ポール8曲ジョン6曲ジョージ2曲という内訳になった。ごめんね、リンゴ。
 さて、次なる問題は曲の配置だ。これには選曲以上に頭を悩まされたのだが、幸いなことにオリジナルの曲の流れが絶妙なので、できるだけそれを活用するような形(A①⇒④、A⑤⇒⑥、A⑦⇒⑧、B⑤⇒⑥)で、何通りものシミュレーションを比較検討した結果、最終的に以下のような形に落ち着いた。

【自家製1枚組 WHITE ALBUM】
 A 1. Back in the U.S.S.R.
  2. Dear Prudence
  3. Glass Onion
  4. Ob-La-Di, Ob-La-Da
  5. Why don't we do it in the road?
  6. I Will
  7. While My Guitar Gently Weeps
  8. Happiness is a Warm Gun
 B 1. Birthday
  2. Everybody's Got Something to Hide Except Me And My Monkey
  3. Rocky Raccoon
  4. Savoy Truffle
  5. I'm so tired
  6. Blackbird
  7. Yer Blues
  8. Helter Skelter

 A面は新鮮味がないというかベタな曲配置になってしまったが、私が拘ったのはB面のアタマ2曲とラスト2曲で、このインパクトはロックンロール・バンドとしての面目躍如たるものがあるのではないかと思っている。リンゴの優しい子守唄ではなく “I've got blisters on my fingers!!!(手にマメができちまったぜ!)” という叫び声で終わるホワイトアルバムっていうのが私らしい。
 まぁこれも所詮はダイジェスト版というか、楽チン格安パックツアーみたいなものなので、ホワイトアルバムはアナログ・レコードの片面ずつをオリジナル・フォーマットでそのヴァラエティーに富んだ楽曲の配置の妙をじっくりと味わいながら聴く(→もちろん「Revolution 9」は飛ばすけど...)のがベストだと思うが、今回この “チャレンジ” をやってみて、これまで以上にホワイトアルバムに対する理解が深まったような気がした。みなさんも一度やってみてはどうですか?

Highway X / B'z

2022-08-13 | B'z
 このお盆はコロナがヤバいのでステイホームを決め込むつもりだったが、そんな中で唯一のお出かけ予定が B'zの LIVE-GYM 2022 –Highway X- ツアーのライブビューイングだった。火曜日にアマゾンから新作が届いてテンション爆上がりで明日のライブをそれこそ指折り数えて楽しみにしていたのだが、昨夜遅くに公式サイトから公演延期の発表があって大ショック(>_<)  それも稲葉さんがコロナ陽性の疑いというのだからこれはえらいこっちゃである。
 B'zの看板ヴォーカリストとして日本中をツアーしながらマスクなしで歌い続け、しかもステージを所狭しと走り回ってアスリート顔負けの全力パフォーマンスを見せてくれる稲葉さんの呼吸量はハンパないだろうからコロナに羅患する確率はどうしても高くなってしまうのだろう。それにしてもツアー・ファイナル2公演を残しての離脱は、人一倍プロ意識が高くてストイックに体調管理されているご本人が一番ショックだったろうし、確か喘息をお持ちだったと思うので、そういう意味でもファンとしては非常に心配である。日本の至宝と言うべきヴォーカリストなのだから、ここはじっくりと療養して是非また元気な姿を我々ファンに見せてほしいと思う。とりあえずこのお盆休みは手持ちのブルーレイでも観ながら渇きを癒すとしよう。
【B’z】B’z LIVE-GYM -At Your Home- DIGEST


 ということで、当初はライブビューイングの感想をブログに書こうと思っていたのだが、急遽予定を変更して新作「Highway X」のレビューをすることにした。前作「NEW LOVE」から3年ぶり、コロナ禍の真っただ中にリリースされた INABA/SALASの「Maximum Huavo」からも2年以上の月日が経っており、満を持してのリリースという感じだ。アルバム全体を通してまず気が付いたのは、コロナ禍の影響が歌詞に色濃く反映されていることで、聴く人を勇気づけるような内容の歌が多いように思う。そういう意味では世相を反映したというか、一昨年の「5 ERAS」、そして昨年の「UNITE」と、ライヴでその真骨頂を見せるB'zがコロナ禍をファンとともに乗り越えてきた足跡が刻まれた内容と言える。
 サウンド面ではサポメンを一新してグルーヴィーな色合いを強めており、アレンジ面でも随所に工夫や遊び心が見られるが、太~い根っこの部分は不動不変のクラシック・ロックで、ゼップやパープル、AC/DCといった王道ハードロックのフォーマットから外れることなく安心安定のB'zワールドを展開しているのが何よりも嬉しい。
 まずはアルバム冒頭を飾る①「SLEEPLESS」、これがもうめちゃくちゃカッコ良い(^o^)丿 無音状態からいきなり空気を切り裂くように鳴り響くエッジの効いたギターはゼップの「Kashmir」を想い起こさせるし、そこからオリビアの「Jolene」のギターをヘヴィーにしたような高速リフ攻撃で一気にたたみかけるスリリングな展開がたまらんたまらん(≧▽≦) 稲葉さんが得意とする言葉の速射砲もバックのサウンドと一体化して、まさにこれぞB'z!という感じ。トドメは松本さんの歌心溢れるギター・ソロでB'zらしさの刻印を押すという、1曲目からこちらの期待の遥か上を行くスーパー・ウルトラ・キラー・チューンが炸裂だ。
B'z / SLEEPLESS


 このアルバムの中でも①と並ぶ超愛聴曲が⑩「UNITE」だ。この曲は去年ミスチルやグレイとの夢の共演を果たしたライヴの時に初めて披露されたものだが、更にアレンジを煮詰めて今回のアルバム用に仕上げられている。パープルの「Black Night」を裏返しにしたようなリフは思わず一緒に口ずさめる親しみやすさで、今後のライヴでもめちゃくちゃ盛り上がること間違いなしの神曲だ。B'zの凄いところはゼップやパープルといった70'sハードロックのエッセンスを換骨奪胎して自家薬籠中のものとし、そこに昭和の邦楽っぽい味付けをしてザ・ワン・アンド・オンリーなB'zのロックに昇華させていることで、私にとって今現在の音楽界でこれほどキャッチーで心にビンビン響くロックを聴かせてくれるアーティストは世界中どこを探してもB'zをおいて他にはいないのだ。
B’z “UNITE” TEASER


 昭和の邦楽、つまり私の世代の日本人が聴いて育った昭和歌謡的なDNAを色濃く感じさせてくれるのが③「COMEBACK -愛しき破片-」だ。彼らのアルバムの中でも一二を争うくらい愛聴している名盤「MAGIC」の流れをくむ名曲で、特にジュリーの「勝手にしやがれ」を想わせる稲葉さんの “アァ~♪” は “あの時代” に育った者にとっては涙ちょちょぎれること必至のフレーズだろう。それにしても今のこの時代にこんな濃い曲をサラッと作っちゃうなんて、松本さんってホンマに昭和歌謡が好きなんやなぁ...
B'z / COMEBACK -愛しき破片-


 ノリがハンパない⑧「リヴ」も大好きなトラックだ。レニー・クラビッツへのリスペクトを前面に押し出したギター・リフが強烈なインパクトを残しながら爆裂しまくるわ、稲葉さんの絶好調ヴォーカルが縦横無尽に駆け回るわ、バンドが一体となって生み出すグルーヴが凄まじい勢いで迫ってくるわで、聴いてて思わず身体が揺れてしまうこと間違いなしのロック魂溢れるナンバーだ。
B'z / リヴ


 2年前の「SHOWCASE 2020 -5 ERAS-」で初お披露目された④「YES YES YES」はどこかはっちゃけた雰囲気を持った、B'zにしか作れないようなファンキーな曲。何度も繰り返し聴くうちにすっかりハマってしまう中毒性を持ったナンバーで、“市中引き回し”“はりつけ獄門” といった時代劇フレーズが飛び出す歌詞が実にユニークだ。サビの “ママの言葉思い出そう~♪” というフレーズを聞いて思わずスプリームスの「You Can't Hurry Love」を思い出してしまうのは私だけかな?
B'z 【YES YES YES】


 ②「Hard Rain Love」は昔のB'zを想い起こさせるようなポップなナンバーで、21世紀版「お出かけしましょ」という感じ。いつも思うことだがB'zってホンマにホーン・セクションの使い方が上手いなぁ。アルバムタイトル曲⑤「Highway X」はAC/DCの「Hells Bells」への松本さん流オマージュだろう。後半「Real Thing Shakes」がチラチラ見え隠れするのにはクッソワロタ(^.^) ラストの⑪「You Are My Best」は「Ocean」や「永遠の翼」路線のスロー・ナンバー。良く言えば安心安定の、悪く言えばワンパターンな展開なのだが、いかにもB'zらしいバラッドという意味ではアルバムのクロージング曲として相応しい1曲だと思う。
 とまぁこのように今回もまた期待を裏切らない素晴らしい出来のアルバムを届けてくれたB'z。「LOVE PHANTOM」で衝撃を受けて以来かれこれ30年近く彼らの音楽を聴いてきたが、これだけクオリティーの高い作品を出し続けるってホンマにすごいことだと思うし、この分だとまだまだ楽しませてくれそうだ。彼らに終わりはないんじゃないかな。
 尚、付属しているDVDには今回のツアー前半のステージからこの新作中6曲のステージ・パフォーマンスを収録したもので、サポメンのプレイも含めてどの曲も抜群にカッコ良くて大満足(^o^)丿 多分今回延期になった横浜公演を映像化してブルーレイ発売する予定だったのではと思うが、とにかくどの公演のものでもいいので今回のツアーのフル・ショウ版を映像化してほしいと思わせるほどクオリティーの高いパフォーマンスだ。
【LIVE-GYM】B'z LIVE-GYM 2022 - Highway X - New Touring Members【サポートメンバー】


 それともう一つ、今回はタイアップ・ヴァージョンやライヴ音源を収録したカセットテープが付属しているのだが、正直言って “何でカセットなん?” と思わざるを得ない。私は隣室で埃をかぶっていたナカミチのカセットデッキを引っ張り出してきてCDレコーダーに繋ぎ CD-Rに焼いて事なきを得たが、最初からCDにしといてくれたらこんな手間をかけずにすんだのにと思う。この “カセットテープ” というチョイスは大いなる謎なのだが、世間の動きに疎いというか全く興味が無いので今の流行りがよくわからない。ひょっとして令和のこの時代に再ブレイクでもしてるのかな???

【追悼】オリビア・ニュートン・ジョンの思い出

2022-08-10 | Rock & Pops (70's)
 朝、パソコンを立ち上げるといきなり「オリビア・ニュートン・ジョンさん死去」というヤフー・ニュースが目に飛び込んできて思わずわが目を疑った。記事によると享年73歳とのことだが、ちょうど昨日、次元大介役の声優さんが亡くなったと聞いて “知ってる有名人がどんどん死んでいくなぁ...” と淋しく思っていたところにオリビアの訃報である。「カントリー・ロード」で彼女の存在を知り、「フィジカル」での全米完全制覇まで、彼女の全盛期をずーっとリアルタイムで見てきた洋楽ファンとしては胸に穴があいたような虚脱感を感じざるを得ない。ということで今日は在りし日の彼女を偲んで個人的に思い入れの深い曲を特集しようと思う。

①Take Me Home Country Roads
 70年代に洋楽を聴いて育った音楽ファンでこの曲を知らない人はいないのではないか... と思うくらい私の学生時代にラジオやらテレビやらでかかりまくっていたのがこの「カントリー・ロード」だ。元々は1973年にシングルとしてリリースされたものの、イギリスでは15位止まりでアメリカに至っては119位までしか上がらなかったという不発曲だったが、1976年に日本で「おはよう700」という朝のテレビ番組の挿入歌として使われたのをきっかけに爆発的にヒット。何と50万枚を売り上げてオリコン6位まで上がったという、まさに “日本が生んだヒット曲” なのだ。オリジナルはもちろんジョン・デンヴァーだが、少なくともこの日本においてはジブリ云々を抜きにしてもこの曲こそがオリビアの代表曲として認知されていると言っても過言ではないと思う。美しい女性歌手が親しみやすいメロディーを快活に歌うという、まさにポップスの王道中の王道をいくキラー・チューンだ。これ以上の名曲名唱があったら教えを乞いたい。
H264_ カントリーロード TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS /  Olivia Newton-John


②Have You Never Been Mellow
 オリビアの有名曲と言えば「カントリー・ロード」以外にも「ジョリーン」や「たそがれの恋」、トラボルタとの「愛のデュエット」など、どちらかというとアップ・テンポの曲が多いような気がするが、彼女の魅力が一番活きるのはミディアム・テンポでリラックスした歌声を聞かせてくれるナンバーではないかと思っている。そんな私が “これぞオリビア!” と愛聴しているのが1975年に出た「Have You Never Been Mellow」(→「そよ風の誘惑」などというワケのわからん邦題つけんなよ...)で、彼女にとって2枚目の全米№1に輝いた大ヒット曲だ。イントロに続いて彼女の “There was a time when I was...♪” という柔らかい歌声が聞こえてきた瞬間にフニャフニャと腰砕けになってしまうのは私だけではないだろう。バックのコーラス・アレンジも最高だ。
Olivia Newton-John - Have You Never Been Mellow


③Jolene
 1976年にリリースされた彼女の7枚目のアルバム「Come On Over」からは同名のタイトル曲がリード・シングルとして切られたが、曲調がシングル向きでなかったこともあってパッとせず、それならこれでどーだとばかりに日本と彼女の母国オーストラリアのみでシングル・カットされたのがこの「Jolene」だ。この曲はドリー・パートンのカヴァーだが、英語が苦手な日本人に “ジョリーン、ジョリーン~♪” という覚えやすいサビ(→じょり~んと髭を剃るってゆう感覚らしいwww)が大ウケして60万枚以上を売り上げる大ヒットを記録したという、実に大らかでエエ時代だった。当時中学生だった私も喜び勇んでシングル盤を買いに走ったクチだが、歌詞カードを見て初めて “お願い、彼を奪わないで!” と女友達に懇願するシュールな内容の歌だと知って驚いたのが今となっては懐かしい思い出だ。
Olivia Newton-John - Jolene / Live in Japan 1976 Remaster


④Grease Megamix
 オリビアが70年代の “清純派の歌姫” 路線から80年代初頭の「運命のいたずら」や「フィジカル」といった “イケイケの健康セクシー” 路線へとイメチェンするきっかけとなったのが1978年にジョン・トラボルタと共演した映画「グリース」のサントラからシングル・カットされて世界中で大ヒットした「愛のデュエット」だ。私はこの曲と同サントラ収録の「グリースト・ライトニン」「サマー・ナイツ」のオイシイところを繋げて1991年にシングルとして出された「グリース・メガミックス」が大好きで、まだネットもなかった時代に足を棒にしてその12インチ・シングルを探し回り、ようやくアメ村のタワー・レコードで見つけた時の嬉しさを今でもハッキリと覚えている。映画のシーンを上手く繋げたビデオクリップも “あの時代” を思い出させてくれて実に微笑ましい。尚、ジョン・トラボルタ氏の演技はギャグだと思って生温か~い目で見てあげて下さい(笑)
Grease Megamix - John Travolta Ft Olivia Newton (Video HD)


⑤Physical
 初めて「フィジカル」のビデオクリップを見た時は本当に驚いた。ショート・カットにエアロビのインストラクターみたいなレオタード姿で “身体でお話ししましょうよ...♪” と歌う彼女にはもはや70年代の歌姫イメージのかけらもなかったが、中でも “You gotta know that you're bringin' out the animal in me.”(あなたが私の中の野性を引き出しているのよ。)と歌うくだりが超刺激的で、大学に入ったばかりの私は盛りが付いたように “アンナモーレンミィ~♪” が脳内リフレインする日々だった。この曲に限らず、彼女の歌を聴くと当時のことが色々と思い出されて懐かしい気分に浸れるのが嬉しい。
 この曲はビルボード誌の全米シングル・チャートで10週連続№1を記録したことでも有名だが、私はこの曲に阻まれてフォリナーの「ガール・ライク・ユー」が10週連続2位(!)に終わったという不憫なチャート・アクションの方が印象に残っている。尚、「フィジカル」はいくつかの州で放送禁止になったのでエアプレイ回数のみのランキングであるラジオ&レコーズ誌では逆に「ガール・ライク・ユー」が6週連続№1で、「フィジカル」は3位か4位止まりだったような記憶がある。このように、私がヒット・チャートに興味を持つきっかけになったという意味でも思い出深い1曲なのだ。
Olivia Newton-John - Physical (Official Music Video)


⑥What Is Life
 私は洋楽を聴き始めた1976年に「カントリー・ロード」や「ジョリーン」からオリビアに入門したので彼女の初期のアルバムを聴いたのはずっと後になってからなのだが、彼女が1972年リリースのセカンド・アルバムでジョージ・ハリスンの「What Is Life」をカヴァーしていると知った時は驚くと同時に大喜びして聴きまくったものだった。因みに彼女はこの曲の他にも「Behind That Locked Door」や「If Not For You」(←こちらはデビュー・アルバムに収録)と、ジョージの「All Things Must Pass」から3曲もカヴァーしているのは非常に興味深い。オリビアのこのヴァージョンはバックの器楽アレンジがイマイチで、ギターがしゃしゃり出てきて目立とうとするのが玉にキズだが、私はジョージ屈指の大名曲を可憐なオリビア節で聴けるだけでも儲けものだと思っている。
 尚、オリビアのビートルズ・カヴァーとしてはもう1曲、「The Long And Winding Road」があるが、ビートルズ愛に溢れた、聴く者の心に沁みる名唱なので是非聴いてみて下さい。
Olivia Newton-John - What Is Life

Olivia Newton-John - The Long And Winding Road


R.I.P. オリビア、素晴らしい思い出の数々をありがとうね。

「With The Beatles」「A Hard Day’s Night」ペルー盤

2022-08-06 | The Beatles
 先月首尾よく1stプレス黒レーベル盤を手に入れた「With The Beatles」と「A Hard Day’s Night」のペルー盤は 2ndプレス電波レーベルのモノラル盤も所有しているので、「Please Please Me」に続いて “黒vs電波” の聴き比べ大会をやってみた。

①「With The Beatles」
 ペルーの「With The Beatles」は2ndプレス電波レーベルでも160gという比較的重い盤だが、1stプレス黒レーベルに至っては176gというヘビー級クラスで、手に持っただけでズッシリと重みが伝わってくる。マト末尾は両者ともに -7N/-7N で、Discogsには当初 -1N(ラウドカット)が存在するように書いてあったが、複数のセラーにメールして確認したところ、その中に -1Nと書き込んだセラーがいたので、ペルー製のラウドカット盤が存在するなら是が非でも欲しいと思って念のために確認してもらったところ、“-1Nは私の思い違いで 実際は -7Nでした。訂正しておきます。” とのこと。結局、私が調べた限りではペルー盤の「With The Beatles」にラウドカットは存在しないようだ。
 実際に聴いてみた感じとしては、黒レーベル盤の方が荒削りで音に力が漲っている印象。特に「Till There Was You」ではギターをつま弾く指先の力がビンビン伝わってきて驚かされた。盤の重量が効いているのか、鮮度が高いのか、あるいは溝の状態が良いのか、どれが理由なのかはわからないが、とにかく黒レーベルの「With The Beatles」の音はパンチが効いていてめっちゃ気持ち良かった。それに対し、電波レーベル盤の方は音自体決して悪くはないのだけれど、黒レーベル盤と連続してかけてみるとややパワー負けしているように感じられた。

②「A Hard Day’s Night」
 60年代に作られたモノラル盤の重量を比べると、プレスの古い方が重いというのが一般的だが、私が手に入れたペルーの「A Hard Day’s Night」に関しては1stプレス黒レーベル盤が152gなのに対し、2ndプレス電波レーベルの方は162gと、2ndの方が10g重かった。まぁ肉屋じゃないんだからあんまりグラムを気にするのもどうかとは思うが...(>_<) マト末尾は両者ともに -3N/-3Nだ。
 ジャケットに関していうと、上記の「With The Beatles」はどちらも南米特有のサンドイッチ・カヴァーだったが、この「A Hard Day’s Night」に関しては 1stプレスがサンドイッチ式なのに対し 2ndの方はノーマルなジャケットで、しかもめっちゃきれいにコーティングされているのだ。南米産のジャケットは大抵紙質がザラザラなので、このようなツルツル・ピカピカ・ジャケットは珍しい。
 黒レーベル盤の音は重心が低く、スケールのデカい雄大なサウンドが超気持ち良い。「A Hard Day’s Night」というアルバムは極論すればジョン・レノンのヴォーカルを楽しむために存在するようなレコードだが、この黒レーベル盤はまさにそんなジョンの声にドンピシャな音作りになっていると思う。一方、電波レーベル盤の方はペルー盤ならではの抜けの良さが印象的で、レンジが広くて切れ味鋭いシャープな音が楽しめる。傾向は違うがどちらも良い音なので私的には甲乙付け難いというのが正直なところ。まぁこのあたりは聴く人の好み次第だろう。とにかく音の良さに加えてディフ・ジャケもカッコイイので、「A Hard Day’s Night」が大好きという人には超オススメの1枚だ。

ダース・シディアスのライトセイバーをゲット\(^o^)/

2022-08-05 | Star Wars
 夏のボーナスが出た勢いに乗ってついに念願のダース・シディアス・モデルのライトセイバーを買ってしまった。これまでのセイバーはすべて1本2万円以下で手に入れることが出来てラッキーしてきたのだが、さすがに皇帝モデルのセイバーともなると出回っている数が少ないせいなのか、どこのフリマ・サイトを見ても中々3万円を切らなかったので(→定価は約4万円!)、私は安くて状態の良いブツが出品されるのをひたすら辛抱強く待っていた。
 そしてついに待ちに待った皇帝のセイバーがメルカリに出品された。売り値は何と25,000円で、しかも新品未開封というからこれはえらいこっちゃである。箱がへこんでいるのでちょっと安くしましたとのことだが(←ガチのコレクターは箱の状態にまで拘るらしい...)、ハッキリ言って箱なんかどうでもいい。これは大好きなシディアスのセイバーを手に入れる千載一遇のチャンスなのだ。しかもダメ元で1,000円値引きをお願いしてみたらあっさりOKが出て大喜び。メルカリは送料込みなので、実質約22,000円で皇帝のセイバーを手に入れることが出来て万々歳だ。
 到着日は朝から仕事が手につかず、頭の中はすっかり暗黒面に染まっている。ブツが届くと一目散で自室に持って入り即開封。めちゃくちゃデカい箱(←描かれているシディアスの面構えがこれまた “悪” そのもの...)からまずヒルト(柄)を取り出すと、手に持った感触がズッシリ重くてさすがは値が張るだけのことはあるなぁと実感。続いて慎重にブレードを取り出してヒルトに指し込み、電池を入れて準備OK。緑のボタンを押すと、例の“ピシュウ!” という効果音と共に赤い光が先端までシューッと伸びていく。おぉ、これこれ。やっぱりライトセイバーはこの起動時の光の伸びが一番のポイントやね(^.^)
 前にも書いたがハズブロ社製の弱点は光の伸縮がカクつくことで、先に買ったドゥークー・モデルなんかもカクカクしていて不自然な感じは拭えなかったのだが、このモデルはFXシリーズの中でも「エリート」の名を冠するだけあって、非常に滑らかな伸縮を実現している。マスターレプリカ社製との違いはスイッチをOFFにした時の光の収まるスピードが若干スローに感じられることぐらいで(←むしろこちらの方が映画に近いかも...)、音量が小さいという弱点を除けば細部まで精巧に作り込まれた非常にクオリティーの高い製品だと思う。うん、これは買って大正解だった。やっぱりシディアスはエエなぁ... (≧▽≦)と、気分はすっかりシスの暗黒卿だ。

【おまけ】私のお気に入りYouTubeチャンネルの一つがこのSchool of Saberfighting。スター・ウォーズ愛に溢れた殺陣が最高だ。ネズミーが作る “スターウォーズもどき映画” なんかよりもこっちの方が数倍面白いわ。
Anakin & Obi-Wan: Saberfighting Unleashed