あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

3度目の四国遍路(前編)・愛媛その5

2010-06-29 21:43:05 | 3度目の四国遍路
 早春に出かけて1か月近く歩いた四国遍路の前半、3か月余り経ってようや
く最終日のレポートとなりました。

 この後は、遍路中に撮り貯めた写真を幾つかの切り口でまとめ、「四国遍路
あれこれ」のカテゴリーで紹介します。

 なお後半は、11月半ばから出かける予定です。

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 2010年3月19日(金)
 四国遍路前半第29日 
 =JR内子駅で前半の区切りに=

 5時50分起床、6時30分に朝食をする。宿のご主人から、マスクや絆創膏、
まち針、ポケットティッシュ、のど飴など、歩き遍路の必携品ともいうべきもの
を詰めた袋をお接待いただいた。


 昨日偶然にも、前回の遍路から1年ぶりに再開したという西宮のMさんと、市
川のTさんが先発する。

 Tさんは、私が何度か同泊した市川のHさんの知人ということも分かり、Hさん
によろしくと告げる。

 私は、今日は別格7番出石寺(しゆつせきじ)を往復するという埼玉・鳩山町
の男性と7時17分にときわ旅館を後にする。

 あとの女性は名古屋の方で、昨晩の話では、偶然の機会を得て、45番岩屋
寺の逼割道場(せりわりどうじよう)の垂直の岩場を上った経験があるという。

 鳩山町の男性とはJR大洲駅前で分かれ、国道56号へ。


 格好のよい山は冨士山(とみすやま)(319.6)。標高は日本一の富士山の
10分の1以下なので「富」に点がないのだろうか。桜やツツジの名所だという。


 電器、薬局、食品、書店、衣料品などの大型量販店が並ぶ通りを進む。それ
らの店が少なくなったあたりに別格8番十夜ヶ橋(とやがはし)永徳寺がある。


 本堂だけ参拝して納経印をもらったが、少し離れたお堂↑もあったので、後か
らお参りし、橋の下にある寝ている大師像にも手を合わせた。



 松山自動車道の下を通過して旧道に入り、新谷(にいや)郵便局で、頭陀袋
(ずだぶくろ)と洗面具など一部をゆうパックで送って、残りわずかだが軽量化を
図る。


 沿道のソメイヨシノは2~3部咲き。再び国道56号に合するところにある東屋、
神南堂で、男性と女性の遍路が休んでいたが↓、内子発の列車の時間が気に
なるので、寄らずに通過する。



 内子町に入り、五十崎(いかざき)から旧道へ。草付きの道はややぬかるみも
あるが、ウグイスがあちこちでさえずる。



 車道に上がって内子町運動公園の間を通過し、池の横を進んで、10時36分
にJR内子駅に着く。


 腰痛に悩まされて予定より2日ほど遅れたが、前半の区切りを終えることが出
来た。

 10時56分発のJR予讃線で松山駅まで行き、駅構内2階の食堂で昼食をす
る。急いで土産物を買ったが、12時20分発の特急にはわずかの差で間に合わ
ず、13時26分発特急しおかぜ20号に乗る。

 岡山駅発16時28分のひかり号で東京に向かった。 【前半完】

 【コースタイム】ときわ旅館7:17ー別格8番十夜ヶ橋8:10~35ー松山自動車道
 下(旧道へ)8:59ー新谷局9:07~17ー神南堂9:35ー五十崎の旧道へ10:00ー
 JR内子駅10:36

 (天気 晴後快晴、距離 11㎞、歩行地 大洲市、内子町、歩数 19,200、
  遍路地図 54-1、54-2図)
コメント
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