あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

3度目の四国遍路(前編)・高知その11

2010-06-11 21:50:17 | 3度目の四国遍路
 2010年3月10日(水)
 四国遍路前半第20日 
 =四万十川と下ノ加江川を越える=

 5時50分起床、6時25分に朝食、コーヒー付きで、遍路宿では初めての納豆
もあった。今日は腰痛対策として、歩行距離の短縮を図るために土佐くろしお
鉄道を利用することにして、7時22分に民宿日の出を出る。

 坂道を少し下って戻り、海の王迎(うみのおうむかい)駅発7時38分発の宿毛
(すくも)行きに乗る。


 2両編成の車内は、ほとんど通学の高校生。4つ目の古津賀(こつか)駅で下
車する。


 宿を出たときは晴れていたのに、にわか雨模様となり、ポンチョを着用して駅を
出る。川沿いを少し進んだが、本降りになったので、近くの神社の木陰でスパッ
ツと雨用ズボンも着ける。


 四万十川と後川合流点↑に出て、四万十川左岸沿いの県道20号へ。四万十
大橋のたもとのスリーエフで昼食を購入する。前回弁当を買った、そばの地産品
直売所は水曜の休業日だった。

 四万十大橋は北西の風が強く、菅笠を抑えながら渡る。


 渡りきったところで、千葉県の男女2人に追いつき、以後同道する。

 四万十川右岸沿いに進み、川を離れてすぐの、うどん屋、田子作に入り、この
春の採り始めという青さのりの入ったうどんを注文する。

 麺は注文後ゆでるので結構待ったが、磯の香たっぷりで美味しかった。

 待っている間に、お二人と住所と氏名を交換、男性は佐倉市のMさん、女性は
市川のHさんと分かる。




 京都をまねたという大文字山を右に見送り、国道321号を山間に上がって行
くと、今度はにわか雪模様となり、時々雪が風に舞って落ちてくる。

 手が冷たいので、久しぶりに軍手を着用した。


 全長1,620mある新伊豆田トンネルを抜け、四万十市から土佐清水市に入る。


 すぐ先の「ドライブイン水車」の横の店に、二人は入って昼食代わりに太鼓焼
を注文、寒かろうと私も招き入れてくれたので、中で一緒に昼食をさせてもらい、
お茶もいただいた。


 水量豊富な下ノ加江川沿いに、下流に向かう。下ノ加江集落の入口で、昨日も
会った男性遍路に合流する。彼は、M電機に勤め伊丹市の在住、埼玉県内の全
市町村にも、行政無線の仕事で回ったという。

 下ノ加江川の河口の大橋では、風がいっそう強まり、体ごと吹き飛ばされそう。


 下ノ加江湾を見下ろす景勝地に上がり、海を見ながら進む。




 千葉のお二人は、手前の民宿いさりび泊まりで分かれ、私は15時ちょうどに
久百々(くもも)に着く。

 先着1人、後から女性2人と男性1人、さらに1人着いた。風が冷たく、真冬の
寒さは久しぶり。今日の行程は、腰痛もなんとか出ずに済んだギリギリの21㎞、
明日の様子で今後の日々の距離を再考しようと思う。

 夕食は18時から。6人の歩き遍路とおかみさんとで、和やかに話ながらいた
だく。

 食後は、おかみさんが宿泊者などからもらったという、たくさんの折り紙やアク
セサリー、袋物などの中から、各々が選んで何個ずつかいただいた。

 食事をして部屋には、宿泊した遍路の方などから贈られた四国遍路記が、たく
さん並んでいる。その中には、私が前回まとめた手製の「四国遍路ふた旅」もあ
った。


【コースタイム】民宿日の出7:22ー海の王迎駅7:33~7:38=古津賀駅7:54~8:00
 ー四万十大橋東のスリーエフ9:03~20ーうどん屋田子作10:15~55ー新伊豆田
 トンネル入口11:50ードライブイン水車横の店(昼食)12:10~13:08ー下ノ加江
 河口大橋東詰14:20ー久百々15:00
 
(天気 晴にわか雨一時雪、距離 21㎞、歩行地 黒潮町、四万十市、土佐清水
 市、歩数 36,000、遍路地図 40-1、42-1図)

コメント
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