あるきメデス

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3度目の四国遍路(前編)・高知その8

2010-06-08 20:17:33 | 3度目の四国遍路
 3月7日(日) 四国遍路前半第17日 
 =宇和の内湾から須崎へ=

 5時50分に起床し、6時半に朝食をする。今日も雨なので雨具をつけて、7時
13分に三陽荘を出る。宿の前には、阪急交通社の遍路ツアーのバスも並んで
いた。


 雨はしばらくは小ぶりだったが、間もなく止んだ。宇佐大橋を渡って県道23号
に入ると、先行する歩き遍路が一人見える。あとで女性だと分かった。


 宇佐市の外れに、ブロック造りの遍路休憩所がある。中には、畳が2畳分敷い
てあり、宿泊もできるようになっていた。


 浦ノ内湾北岸沿いに幾つもの入江を回り、波静かな湾を眺めながら進む。


 浦ノ内小の先に、遍路休憩所があったので休み、雨も上がったのでポンチョを
脱ぐ。休憩所の屋根は、廃船の小舟を利用したユニークなものだった。


 300mくらいの浦ノ内トンネルには歩道が無いので、ミニLEDライトを点灯して
通過した。しかし、車はめったに通らない。


 ポンカン畑が多く、「ポンカンの里 立目(たちめ)」の看板のある立目集落に、
ポンカン無人販売所があり、「お遍路さんどうぞ」と書いてあったので、一ついた
だいた。

 
 浦ノ内中の近くまで行くと再び雨となり、ポンチョを着用する。


 少し行き戻りして仏坂分岐のところのYショップで弁当を購入、横浪スカイライン
からの道と合流し、緩やかな上り坂が続く。全長350mくらいのトンネルにも歩
道が無いので、ミニライトを点灯する。

 トンネルの先からは、下りとなって仲岡川沿いに進む。ヘンロ小屋17号須崎で
昼食をはじめたら、ご夫婦の歩き遍路と、男性2人(1人は外国人)と女性1人の
グループが相次いで来た。




 狭い小屋がいっぱいになったので、食事を終えてすぐに先発した。


 間もなく、住友大阪セメントの工場横を通過し、須崎港の北端に出る。


 国道56号バイパスやJR土讃線を越え、国道56号へ。須崎市役所前を通過し、
ドラッグストアで腰痛用の湿布薬を追加購入した。

 国道から少し迂回して、別格霊場5番の大善寺に参拝する。

 大師堂は下にあり、本堂と納経所は急石段を上がる。上からは、須崎港や町
並みの展望がよい。


 JR土讃線の土佐新庄駅前を通過し、道の駅の先で国道56号に戻る。国道に
は、角谷トンネル(420m)、久保宇津トンネル(130m)、宇和トンネル(450m)
の3つのトンネルがあるが、いずれも歩道が無いのでミニライトをつけて通過する。



 今日の宿は民宿あわ、15時28分に入った。若い男性遍路1人が先着、すぐ
後から一部列車も利用したという茨城県の関さん、その後に、ヘンロ小屋須崎
で会った男性と女性も着いた。

 すぐ風呂に入り、洗濯機と乾燥機を使わせてもらう。夕食は18時から。5人の
歩き遍路が話しをしながらいただく。部屋の暖房は、コイン式だった。

【コースタイム】三陽荘7:13ー高知県水産試験場8:02ー福浦簡易郵便局8:40ー
 浦ノ内小先の遍路休憩所9:13~25ー浦ノ内中10:20ーYショップ10:34~45ー
 横浪スカイライン合流点11:17ーヘンロ小屋17号須崎(昼食)11:53~12:25ー
 大峰橋13:05ー別格5番大善寺13:57~14:24ー道の駅かわうその里すさき
 14:37ー民宿あわ15:28

 (天気 雨一時曇、距離 29㎞、歩行地 土佐市、須崎市、歩数 46,200、
  遍路地図 36-1、36-2、38-1図)
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