あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

3度目の四国遍路(前編)・高知その7

2010-06-07 17:42:21 | 3度目の四国遍路
 3月6日(土) 四国遍路前半第16日 
 =34番種間寺~36番青龍寺=

 5時15分起床、6時朝食、小雨模様なので雨具を着け、おかみさんと若おかみ
に見送られて高知屋を出発した。後発の大阪の12人のグループが、間もなく追
いつく。

 聞くと、3~4日ずつの区切り打ちを続けており、今回は37番岩本寺までとか。
伴走のマイクロバスがあり、荷物は預けて軽装で歩けるし、不調の人は乗ること
もできるのがうらやましい。

 34番種間寺(たねまじ)の近くまで進むと、雨は本降りとなったが、参拝を終え
たころには雨脚は弱まる。


 大阪の一行は参拝が長いので先発し、以後は追いつかれることはなく、伴走車
には何度か抜かれたり途中で会ったりした。



 長い仁淀川大橋を渡って、土佐市の市街地を西に向かう。


 町並みの西端付近からは広い道路を北進し、高知自動車道下を抜ける。


 文旦畑の間をひと上りして、35番清滝寺へ。

 ほぼ雨も上がって参拝も容易になる。境内の何種類かの桜が見ごろで、トサミ
ズキやマンサクも咲いている。


 寺を出ようとしたら、境内でミカンや文旦を販売していた親父さんから、ミカン2
つをお接待いただいた。

 下って行くうちに天気も回復してきた。高知自動車道の南にあったセルフうどん
店で、大阪の皆さんが食事を終えて、清滝寺に向かうところ。


 入れ違いに入って私も昼食をする。中では、女性4~5人の歩き遍路も食べて
いた。

 土佐市の市街地を南に抜けるあたりで、うどん店にいた女性グループが追い抜
いて行く。中に、外人の若い男性も一緒になっていた。グループの一人に聞くと、
やはり大阪の人で、2~3日の区切り打ちだという。


 波介川左岸は、ナノハナが花盛り。県道39号には右側に歩道が付いていた。

 ミニ水車の回る塚地峠入口の休憩所で休憩する。大阪のマイクロバスが待機し、
5人グループも休んでいた。

 5人は峠越えに向かったが、私は腰痛が心配なので、今回も塚地トンネルを抜
けることにする。

 全長837.5mの塚地トンネルは、右側にガードレール付きの歩道があり安全
だ。トンネルを抜けると海が見えてきた。


 宇佐漁港沿いに出て、宇佐大橋を渡る。手すりが高さ1mくらいなので、いつも
ながら海に落ちる人がいないか心配になる。


 今日の宿、三陽荘には15時8分に着いた。ザックを置いて雨具を干し、頭陀袋
(ずだぶくろ)だけで36番青龍寺(しょうりゅうじ)に向かう。


 ベッコウトンボの生息地だという蟹ヶ池↑のそばを回り、四国霊場88か所の小
さい石仏が並ぶ道を進む。


 山門からは急階段をひと上りして参拝する。


 三陽荘に戻り、洗濯機を回している間に大浴場で汗を流す。大浴場は温泉で、
やや高温である。露天風呂もあった。

 夕食は18時から大食堂で。阪急交通社の遍路大団体が入っていてにぎやか。
一人歩きの遍路は4人、右隣は県内春日部市の人で、私が育った小川町に隣接
の東秩父村出身とか。

 電車やバスも利用して松山まで行き、「坂上の雲」ゆかりの松山東中での展示
を、知人と見るという。左隣は、途中で何度も会った茨城県の関さん、明日の宿も
私と同じとのことだった。

【コースタイム】高知屋6:42ー34番種間寺8:01~26ー仁淀川大橋西詰9:25ー高知
 自動車道下10:27ー35番清滝寺10:47~11:21ー高知自動車道南のセルフうどん
 (昼食)11:41~12:10ー波介川13:06ー塚地休憩所13:34~50ー宇佐大橋手前の
 信号14:37ー三陽荘15:08~19ー36番青龍寺15:35~55ー三陽荘16:10

 (天気 雨後晴、距離 31㎞、歩行地 高知市、土佐市、歩数 52,200、
  遍路地図 35-1、35-2、36-1図)
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