あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

3度目の四国遍路(前編)・高知その10

2010-06-10 23:10:03 | 3度目の四国遍路
 2010年3月9日(火)
 四国遍路前半第19日
 =窪川から鹿島が浦を抜ける=

 5時50分に起床し、6時30分に朝食をする。今日も雨なので、雨仕度をして
7時15分にまるか旅館を出る。奈良のご夫妻は、昨日歩いているという市野瀬
遍路道入口までタクシーで先行する。

 宿に近い37番岩本寺から、足摺岬にある次の38番金剛福寺まで、80.7㎞
あり、途中で2泊しないと到達できない。

 国道56号沿いに南へ5㎞、四国電力資材置場のところから市野瀬遍路道へ。
入口横の吉田家に、新しい弘法大師像が並ぶ。


 遍路道には水溜まりもあり、よけながら進んだ。国道に下ってトンネルの上を
通過し、西屋自動車のところに下る。そばのバス停で雨を避けて休憩する。


 再び国道56号に入り、自動車に水をかけらぬよう避けながら進む。休業中の
佐賀温泉のそばにあった、ヘンロ小屋13号佐賀で2度目の休憩。

 休んでいた工事関係者の話では、佐賀温泉の改築は8月に終わる予定で、
ヘンロ小屋のそばには足湯も出来るとか。現在は基礎工事の最中だった。

 荷稲(かいな)で、伊予木川の対岸に車道があったことを思い出し、5万分の1
地形図で確かめ、その道に回る。

 国道は車がわずらわしいが、こちらはその先約5㎞の区間で、会った車は1台
だけ。伊予木川は、雨で濁っていた。


 土佐くろしお鉄道の伊予喜駅で休憩していたら、小降りとなり、間もなく雨が上
がった。 伊予喜駅からの眺め↓。


 伊予喜からは、国道に分かれて熊井トンネルを抜ける旧道の遍路道へ。

 この道も静かなたたずまいの、お勧めの道だ。


 トンネルの先で、土佐くろしお鉄道の線路を横切る。


 国道に戻り、遍路地図であてにしていた土佐佐賀駅手前の、コンビニ、スリー
エフは、無くなっていた。

 どこかで昼食をせねばと考えながら、海を見下ろす鹿島が浦の景勝地に上が
って行くと、1人の遍路に抜かれ、以前同泊した男性遍路も、近くの宿から出た
ばかりと追いつく。午前中は、宿で雨宿りしていたという。


 少し同道したが、庄寿庵といううどん店があったので分かれて入り、遅い昼食
をした。



 佐賀公園から白浜海岸へと景勝地が続くが、また右腰痛が出て体が左傾化
してくる。



 雨は上がったが海は波が高く、次々と白波が押し寄せてくる。
 

 国道56号が90度右折する灘付近から先は、さらに痛みが激しくなり、500m
くらい歩いては休憩を繰り返す。

 伊田まで進むと、水の入った田んぼが現れた。


 土佐くろしお鉄道で2駅先まで乗ろうと思い、有井川駅に上がったが、7分前
に出た後でガックリ。あと3㎞頑張らなければならない。

 17時25分に、ようやく民宿日の出に着いた。時間的にはそう遅くはないの
だが、民宿から携帯電話に3回も電話が入っおり、部屋に入ってから気づく。

 明るくて清潔なことは3度目の今回も変わらず、お気に入りの宿。洗濯機に
投入してから入浴。夕食は18時過ぎから、盛りだくさんの海の幸をごちそうに
なる。ほかに素泊まりの客が一人だけ。部屋も明るくて広いのがよい。

【コースタイム】まるか旅館7:15ー四国電力資材置場8:26ー西尾自動車そばの
 バス停9:05~15ーヘンロ小屋13号佐賀10:03~15ー荷稲の旧道入口10:33
 ー伊予喜駅11:53~12:03ー土佐佐賀駅12:53ーうどん庄寿庵(昼食)13:28~
 14:02ー幡東消防署先の東屋14:45~53ー井の岬トンネル手前15:36~41ー
 有井川駅16:21~30ー民宿日の出17:25

(天気 雨後曇、距離 31㎞、歩行地 四万十町、黒潮町、歩数 55,000、
 遍路地図 38-2、38-3、40-1図)

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