あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カントリーウオーク若葉(埼玉)

2010-06-15 12:53:04 | カントリーウオーク
 2010年6月13日(日)

 例年より梅雨入りが遅れ、この日の第174回例会は、雨の心配がなさそう。
大阪から帰られたKさんが、まる9年ぶりに参加し、皆さんから大歓迎を受ける。
参加者19人は4組に分かれて、10時12分に出発した。

 ==脚折の社寺を回り鶴ヶ島運動公園へ==

 西口を出て、関間四丁目の住宅地に残る平地林沿いを進む。豊富な緑陰の一
角に、地図上にはない神明神社があった。


 関越自動車道 鶴ヶ島ICの南側をくぐり、流れに沿って少しで、雷電池(かんだち
いけ)公園へ。

 雷電池は、オリンピック開催年に「脚折雨乞(すねおりあまごい)」行事が行われ
ることで知られ、当日は長さ36m、重さ約2トンの大蛇が泳ぎ回るという。

 脚折四丁目交差点で国道407号を横断し、脚折町六丁目の住宅地へ。屋敷の
広い古くからの農家が多く、その一つ、T家には、シダレザクラだろうか、蔵の横に
大きな木が枝を広げ、道路際には、3色のキョウチクトウが並ぶ。


 少し蒸し暑くなったので、すぐ先の善能寺に入って水分補給。広い境内は、よく
手入れされたツツジが咲き、梅、松、モミジなどが鮮やかな彩り。

 鐘楼や石灯ろう、庭石、ハスの浮かぶ池なども、目を和ませてくれる。

 寺の開山は不明だが、慶長元年(1596)に中興開山し、現在の本堂は天保
14年(1843)の建立、明治5年(1872)の学制制定に伴い、鶴ヶ島学校の校
舎としても使用されたという。

 南側に少しで白髭(しらひげ)神社へ。豊富な広葉樹に囲まれた境内。社殿の
背後に、「脚折のケヤキ」と呼ぶ、幹回り7m、樹高17m、樹齢900余年という、
県天然記念物の大ケヤキが立つ。

 幹の下部は、腐食防止工事が施されていた。

 社殿の正面に掲げられた「白髭神社」の文字は、海軍大将 東郷平八郎の筆に
よるものである。

 西側の車道へ出て南へ、才道木交差点の先から、鶴ヶ島中裏手の細道を進む。
リサイクルショップのそばに、「天神下地蔵尊」と呼ぶ小さなお地蔵さんが立つて
いた。

 西側の展望が開け、遠く奥武蔵の山並みが霞み、周辺には花盛りの栗林が多く、
強い匂いが漂う。


 標高40mの三角点付近で、杉並木の続く国道407号・日光街道を横断する。
三角原にある市立図書館前を左折して、畑の中の農道を進む。雑木林の間を抜け、
墓地の横から慈眼寺に入った。

 本堂の右手前に、黒ハイマツの老樹が格好良い枝を見せ、山門のそばには、細
い若葉からそれとは思えぬシダレザクラが立っていた。

 長大な建物のカインズホームの南側から圏央道の東に抜け、昼食地の鶴ヶ島運
動公園へ。

 釣り人がたくさん糸を垂れる池に沿って進み、昼食地の東屋(あずまや)のところ
に12時27分に着いた。

 池の周囲は桜が多く、咲き出したアジサイも並ぶ。園内は背の高い広葉樹に覆
われ、むし暑さを忘れさせてくれる。


 ==小畔川沿いの田園を眺め==


 池を眺める桟橋で記念撮影をして、13時25分に運動公園を出発する。

 公園の南に回り、畑や平地林の縁などを通過する。住宅への通路に、良く刈り込
まれたツツジが並んでいた。


 小畔(こあぜ)川左岸沿いの田園地帯に出た。

 休耕田を利用した、笠幡菖蒲園の花菖蒲は、まだ咲き始め。見ごろはもう少し先
だが、一面の緑の中で花の彩りが目につく。

 近くの田んぼでは、カルガモが泳いでいる。


 川沿いに広がる早苗田を眺め、小畔川左岸堤防を下流に向かう。


 木陰のあるところで小休止すると、川面を撫でる風が心地よい。

 標高31.5mの三角点標識のある車道を横断し、川を離れて田んぼの真ん中を
貫く農道に入る。

 夏祭りが近いのか、関越自動車道の橋の下で、祭り太鼓の練習をするグループが
いる。その北側の橋下を抜け、再び小畔川左岸沿いへ。堤内で大きく育ったクワの
木に、赤い実がいっぱいだが、手の届くところは誰か摘んでいた。


 車の多い車道を横断し、大きな用水池を囲む小畔水鳥の郷公園に入り、桜の木の
下で休憩する。


 少し先で田んぼの間の農道を離れ、老人ホームの前を通過、吉田の白髭神社を経
て萬久院へ入る。

 ここで最後の休憩とミーティングをして、ゴールの東武東上線鶴ヶ島駅には、15時
50分に着いた。

(天気 曇一時晴、参加 19人、距離 13㎞、地図(1/2.5万) 川越北部、歩行地
 坂戸市、鶴ヶ島市、川越市、歩数 23,600)
コメント
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