あるきメデス

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関東百駅巡礼歩行・小田急線 東海大学前駅(神奈川)

2010-06-14 17:18:25 | 関東百駅巡礼歩行
 2010年6月12日(土)

 「やまさん」こと、山浦正昭さんが続けている「関東百駅巡礼歩行」、その第66
番目になる、小田急電鉄 小田原線の東海大学前駅に参加した。

 参加者5人は、駅構内で記念撮影をして、11時6分に出発する。


 駅前の通りを東に向かい、大根川の左岸堤防へ。すぐ先で県道613号を横断、
右岸堤防に回る。対岸には、アジサイが植えられていて、花が咲き始めていた。

 400mほどで堤防を離れ、南側の真田の台地に上がる。昔ながらのカーブの続く
道だが、少し先から道路は拡幅されていた。その先も、道路工事中のところが多い。

 南北に走る新しい道路を横断して寺尾の天徳寺へ。山門をくぐると、屋根の両端
に鴟尾(しび)の上がった唐招提寺を思わせる本堂があるが、改築工事中。

 境内には、明治5年(1872)に開設したという「真田学校跡の碑」が立っていた。

 近くの民家の庭に、色鮮やかなガクアジサイが咲く。


 その先には、長屋門に「湘南図書公園」と学習塾の標識のある、緑豊富な個人
のお宅があるが、庭は少し荒れていた。 

 真田神社に入ると、真ん中を落雷でえぐられた太いケヤキの老木があり、両側に
残った幹が上でくっつき、珍しい姿を見せる。


 神社の社殿前で、昼食にした。


 西側の車道を北久保から北金目へ進み、地図上に記されていた池を探す。池の形
は残っていたが水は無く、草が伸びていた。


 集落の南に早苗田の田んぼが広がり、その向こうに大山(おおやま)(1252m)
が姿を見せている。



 県道612号を横断し、南金目の法傳寺へ。恵比寿・大黒様がにこやかに笑う新し
い石彫があり、門前には、珍しい斑入り(ふいり)の葉のアジサイが咲いていた。


 県道62号を横断して金目小の横を抜け、金目川左岸に面した、金目(かねめ)観
音とも呼ぶ板東三十三観音第7番札所の光明寺(こうみょうじ)に入る。

 仁王門には幾つものわらじが、正面の本堂には大きな提灯(ちようちん)や千羽鶴
が下がる。境内にはほかに、歓喜堂、文殊・普賢堂、阿弥陀堂、鐘楼などがあり、
仁王門のそばにある水琴窟(すいきんくつ)からは、澄んだ水音を聞くことが出来る。

 本堂や、本堂に祭られた三十三躯の観音立像、銅鐘、仁王像は県の重文、厨子は
国の重文だという。


 金目川の観音橋を渡り、根下集落の東方から南側の台地に上がると、一帯は畑
で、360度の展望が広がる。

 北から西方に、東海大学駅周辺の家並みや東海大学の建物、その向こうに大山
から丹沢山塊など、気持ちよい眺め。今日一番のビューポイントだった。

 台地のピークには、標高58.2mの四等三角点があり、その先の道路際には、
「富士景観7 団子嶺 エコミユージアム金目まるごと博物館」の立て札があり、
今日は見えないが、富士山の好展望台でもあるようだ。

 西側の根下集落に下り、寂静寺に寄る。墓地の片隅に、「金目の鍼医(はりい)
さん・秋山博」の説明板があり、「金目の旅館は秋山氏のために生活しているくら
い」と記され、この地に相当の名医がいたようだ。

 金目川沿いに戻り、観音橋の上流にかかる木造の手すりの、自転車と歩行者の
専用道を渡る。


 午前中に通過した北金目の田んぼの近くに、花菖蒲が咲いていた。


 日陰はさわやかだが、午後の強い日差しで気温は上がる。大久保集落の北端の、
ケヤキなどの緑陰豊富な北金目神社に行き、木陰で小休止する。


 幾つもの校舎が見える東海大学の北を回り、谷津の新興住宅地を抜け、出発した
東海大学前駅に15時24分に戻った。

(天気 晴、距離 10㎞、地図(1/2.5万) 伊勢原、歩行地 秦野市、平塚市、
 歩数 1,7900) 
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