あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

3度目の四国遍路(前編)・高知その5

2010-06-05 21:21:07 | 3度目の四国遍路
 3月4日(木) 四国遍路前半第14日 
 =29番国分寺~31番竹林寺=

 6時15分起床、7時に朝食、腰の違和感はあるがなんとか歩けそう。7時55分
に南国ビジネスホテルを出た。外は濡れているので雨具を着けて出たが、まだ降
ってはいない。国道195号は車が多いので、北側の小さい流れに沿った旧道へ。

 すぐ先で奥さんから「チョット待って」と言われ、ヨーグルト2つをお接待いただいた。


 車のほとんど通らぬ道を北北東に向かい、国分川の手前で遍路道に入る。国分
橋を渡って左折すれば、29番国分寺である。

 本堂のこけらぶきの屋根はかなり傷んでいて、寄進者募集中の張り紙がある。
納経所に湯、茶、水のサーバーがあったので、冷水をいただいた。


 田園地帯を西に進んで高知大医学部前を通過し、蒲原のヘンロ小屋5号で休憩
する。

 今日は手が冷たく、手袋が欲しいくらいの寒さで、吐く息も白い。

 県道384号に出て、逢坂峠を越える。間もなく、高知市街の向こうに、竹林寺
のある五台山が見えてきた。


 近くの一宮墓地公園から下って、一宮の家並みへ。善楽寺へは直進のはずが、
県道364号を南西に回り、土佐一宮神社の鳥居の前に出た。長い境内を進み、
まず神社に参拝する。社殿横のヒカンザクラが見ごろだった。


 一宮神社の鐘楼。


 隣接の30番善楽寺で参拝しているうちに雨模様となった。


 南側のスーパーマルナカで弁当を仕入れ、JR土讃線土佐一宮駅で食べようと
寄ったが、小さな駅舎でベンチはない。


 踏切を越えて南側にあった、無人の作業小屋のひさしを借りて昼食をした。


 国分川と舟入川の橋を渡り、土佐電鉄後免線を横切る。


 食堂などが並び、車の交通量の多い国道32号に出て東へ少し、13時53分に、
ホテル土佐路たかすに入った。

 部屋に入りひと休みして思案し、雨だが明日の行程を減らすため、31番竹林寺
へ往復することにする。

 雨は本降りとなり、国道のすぐ先にある書店の先から、田んぼの中の道を南に
進み、竹林寺のある五台山下の通りに出る。

 土居酒店の横からへんろ道へ。つぼみのふくらんだモモ畑や、墓地の横を過ぎ、
少しずつ高度を上げて牧野植物園に入る。


 園内のピンクの濃い桜やナノハナ、アセビ、トサミズキなどが花を見せている。
植物園の南門を出ると31番竹林寺の山門下になる。

 標高120mの五台山上はガスがかかり、竹林寺の五重塔も霞んでいる。


 ここの本堂も、屋根の痛みがひどく、はやり寄進者募集中だった。


 帰りも往路を戻ることにしたが、石段が多いので折り畳み杖を使って慎重に下
り、2時間足らずでホテルに戻った。

 洗濯をした後の18時ころ出て、すぐ前にあった釜焚きご飯の店、たかす食堂で
夕食をした。


【コースタイム】南国ビジネスホテル7:55ー29番国分寺8:49~9:15ー小山橋10:05
 ーヘンロ小屋5号蒲原10:25~40ー土佐一宮神社11:16~30ー30番善楽寺
 11:30~50ー国道195号交差点南(昼食)12:41~13:00ーホテル土佐路たかす
 13:53~14:30ー31番竹林寺15:14~40ーホテル土佐路たかす16:25

(天気 曇後雨、距離 20㎞、歩行地 南国市、高知市、歩数 36,600、
 遍路地図 32-1、34-1図)
コメント
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