魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

木星の力(2)

2016年12月08日 | 星の流れに

風の星座オンパレード
天秤座の木星で、風の星座が良い感じに吹いている。
双子座の国の双子座の大統領トランプは、水瓶座の国の天秤座の大統領プーチンを尊敬し、天秤座の国の(ほぼ)天秤座の首相安倍を、切れる指導者だと言っている。
風の星座が、三つ巴で協力し合えば・・・春が来るかも知れないが、台風になるかも知れない。(ちなみに、習近平も双子座だ)

就任を前に、トランプが鳴らし続けているトランプペットは、双子座の攪乱だ。
昔、日本でアメリカ人の商売を引き継いだ人が、第三者のアメリカ人から権利を主張され、1000万の訴訟を起こされたと慌てていた。どう見積もっても、元の価値は百万円ぐらいしかないものだ。しかも、その第三者の権利とは、創業者の知り合い程度と言ってもいい。
これは、アメリカ流のハッタリ交渉であり、ダメ元で、取れるものなら取ってやろうという魂胆だから、心配することはないと答えたが、その後、アゴ足代程度で示談にしたそうだ。

双子座は情報と商業の星。商売に必要な駆け引きは情報が武器だ。情報が飛び交い、生き馬の目を抜く国で、あれだけの儲けを出したトランプは、海千山千、煮ても焼いても食えない。発信する情報を真に受ける世間知らずの学者や評論家、ましてや、野次馬メディアに、本音など解るわけがない。
老獪なリアリストの発する言葉など、真に受けた者が餌食になる。言葉を聞いてはいけない。漂う臭いをかぎ分けるのだ。

トランプがプーチンを評価するのも、闇の国ロシアを、見事に牛耳っているからに他ならない。理想や論理ではなく、ニコニコと笑いながら足を踏み、後ろから人を刺すやり口に感心しているのだ。
かと言って、トランプはワケの解らない危ない人ではない。充分に論理的で知性もあり、本来は理論派だ。そして、自らそれを悟って、その逆を行っているのだ。

自分の殻を破るには、結果的に信念と反対のことをやることになるが、何でもかんでも単純に反対をやるのではない。自分の方式をベースにしながら、時には心情や流儀に反することとも、タメらわずに実行することだ。オバマのようなエエカッコシイの役者には書けないシナリオだろう。

兄弟関係で言えば、信念だけでは生き抜けないことを体得しているのは中間児であり、自分の信念に忠実であろうとするのは長子だ。状況次第で態度を変える中間児に対し、長子が態度を変えるには、自分の信念の整合性を守るため、時間が掛かる。
歴史的にも現在も、世界の政治家の行動様式は、ほとんどこれに当てはまるが、民主主義の社会には中間児が生き抜ける。

古代中華帝国ゾンビ、中国は水の星座。ゾンビを甦らせた、やはり双子座キッシンジャーは、井戸を掘った人として中国に招待され、アンクル・トリスのような93歳の矍鑠とした姿を見せたが、中国の思わくとは裏腹に、中国の現状を苦々しく思っている。
そのキッシンジャーの薫陶を受けたトランプは、何を考えてどう出るか。
2017年10月まで木星は天秤座に滞在する。これからさらに、どんな風が吹くのだろう。
風が吹く」、「星座関係


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