魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

十王峠

2009年07月17日 | 探訪・紀行

先日の、「嵐の暗夜行路」十王峠は、かなり大冒険だったらしい。
地図の位置を確かめようと、検索をすると、色々なブログに、その難所ぶりが書かれている。

天気の良い昼間通った人が、「運転に自信のない人は行かない方が良い」と書いていたり、バイクで難所を行く人たちの定番コースだったりするらしい。

知らぬこととは言え、嵐の闇夜に、落ちた枝で埋もれた「けもの道」を、よくまあ、無事で生還できたものだ。

名前が「十王峠」と知って大爆笑した。
十王とは、閻魔さんを始めとする地獄の裁判官達のことだから、
あの峠は地獄の関所で、一つ一つお裁きを受けながら巡っていたわけだ。
あれを抜ければ、中陰(霊)になって49日を巡ったことになる。
帰ってきたところをみると、まだこの世の修行が足りないらしい。

昔の人が、あそこを歩きながらそんな思いに駆られたのかも知れないが、歩くより車の方が怖いだろう。
自動車社会の黎明期は、ああいう道が普通にあったから、
「崖っぷちをすれ違う時は、左右反対にすれ違う」なんていう運転術が書いてあった。

十王峠では、千日回峰は出来なくても、中陰体験ができる。
志ある人は是非お試しあれ。
志の高い人は、さらに、夜、歩いて・・・

でも、たまたま同じような人がいて、向こうから歩いてきたら・・・
腰抜かすなぁ


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