魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

化石時代

2022年02月22日 | 大転換

土星が来ると、頭が固くなり、懐古、頑固、そして野心が出る。つまり、偏狭になる。あるいは閉じこもる。病気になったり死ぬ人も出る。身内の不幸もある。
土星はこの2~3年水瓶座にいる。
世界の器状況変化

ロシアは水瓶座の国だ。2014年、木星がピークの獅子座で、相棒(ロシア派住民)に引っ張られてクリミアを併合し、内外の賛否で大騒ぎになった。しばらくほとぼりが冷めていたが、土星、木星が水瓶座に帰って来ると再び動き始めた。
2020年のコロナ現象(水瓶座)と比例して、土星の「恐怖」と木星の「拡張」が同時に起こり、ロシアは「恐れ」から行動を起こした。世界はロシアの侵略とみるが、ロシアにとっては、恐怖に対する防衛戦だ。
木星の勢いで行動を起こしたのは良いが、木星が水瓶座から去ると、「恐怖」だけが残ってしまい、やっかい事の後始末に追われている。実は相当困っている。

一方、双子座のアメリカにとっては、水瓶座は精神的に好影響ををもたらす位置で、そこに萎縮の土星が入ると、「あきらめ」を知ることになる。
現在のロシア対応を観ていると、対中の両面作戦にコロナも重なり、明らかに力が及ばず、居直り策の情報公開に頼っている。アメリカももどかしいだろうが、ロシアも抜き差しならない。

22年2月22日、朝からロシアがウクライナのロシア住民の地域を国家承認したニュースが飛び交って、株がさらに下落した。前日まで天秤座の月だったので、天秤座のプーチンが「エイッ!」と、やったのだろう。サソリ座に入った今日は、ロシアは世界中から非難されている。欧州は憤慨しているが、巧妙なロシアの出方に、アメリカはある種の安心があり苦笑い状態だ。
1948年イスラエルの強引な独立宣言を、アメリカは直ちに承認した過去がある。
その後の、中東混乱は見ての通りだ。

もともと、ウクライナは、誰かの固定の国とは言いがたい、興亡を重ねてきた十字路地帯であり、今日でも、上半身と下半身が異なる射手座のような変容宮の国だ。
ロシアはウクライナを故郷と信じ、ウクライナ人は我らの大地だと誇りを持つ。
日韓問題や中台問題、中韓問題。前世紀には、チェコのズデーデン。古くはイベリアのレコンキスタ、さらには中国の戦国時代まで、
過去史を持ち出せば、必ず戦争になる。4000年前を根拠にするイスラエルなど、何でもありだが、中国の「領土」もまさにこれだ。
小さくなる地球の時代に、国や民族を争うことの愚を、コロナウイルスがあざ笑う。
産業革命パラダイムの枠組みは、もがきながら化石に変わりつつあるようだ


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