魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

螺旋階段

2014年03月02日 | 星の流れに

ウクライナはEUとロシアの狭間で揺れている。
ウクライナと言えば、「隊長ブーリバ」を思い出す。ロシアの象徴のようなコサックの発祥地だが、中国がパンダを自国の象徴のように扱うのと同じで、本当は自分達が辺境の「田舎」として扱ってきた地域だ。

ウクライナは星座の何に当たるのか解らない。歴史を見ると、遊牧民の活動大地の西端にあたり、略奪遊牧民と欧州を追われた白人との混成民族、コサックの国で、そのコサックもポーランド寄りと、ロシア寄りに別れて来た。

それも、15世紀後だから、モンゴルの遺産のようなものだろう。
モンゴルや、カザフスタン、・・スタン、・・スタンのように、遊牧民がとりとめもなく興亡を繰り返した歴史の大地で、未だに、その気風が残っている。ステンカ・ラージンの歌もここの歴史だ。

ポーランドをヨーロッパの東端と考えれば、ウクライナはヨーロッパとアジアの端境(はざかい)だ。
端境は星座の変容宮だが、あまり知的な交流のイメージがないので双子座ではない。穀倉地帯という点では乙女座だが、これも知的管理というイメージからは遠い。(乙女座、双子座の支配星は知の水星)

黒海はあるが、魚座と考えるには、海洋のイメージは弱い。すると残るのは、射手座で、これが最も当てはまる。コサック騎馬軍団、コサックの足ダンスのイメージは、射手座そのものだ。
これに関連して、同地域のカザフスタンも射手座なのかも知れない。
カザフとコサックは語源が同じらしい。
だだし、クリミアは海に面し歴史の経緯からも、魚座っぽい。

魚座のタイと、射手座のウクライナが同じ時に混乱が起こるのは変容宮なら当然だが、ウクライナ問題は海王星周期と連動している。

夜明けは近い?
海王星や天王星が今と同じような位置にいた、幕末の1848~1862年(海王星魚座)の世界史年表を見ると、国際秩序再編の大混乱期だ。
(幕末の再来「大転換2」、「大転換6」)

 1840 阿片戦争
--------------------------------------------------------------------
  1848 共産党宣言(欧州の混乱)
 1850 太平天国の乱(中国の混乱)
 1853 クリミア戦争(混乱の波及)黒船ペリー来航
 1861 南北戦争(アメリカの混乱)
--------------------------------------------------------------------

象徴的な事件だけだが、この時期は、それまでの何百年に起こったようなことが10年余で起こっている。

天王星が牡牛座に移ったのは1851年。今、まさに、海王星は魚座にいて、天王星は2018年に牡牛座に移る。
クリミア戦争は、トルコ仏英とロシアの複雑な駆け引きの結果として起こった。なお、この戦争で有名になったナイチンゲールは牡牛座で、これも天王星の影響と言えるだろう。

現在、ロシアのクリミアでの動きは、160年前を想起させるが、第二次朝鮮戦争に当たる時も、「天安」爆沈や延坪島砲撃事件で終わった。
歴史周期は、全く同じ事が起こるわけではない。規模の大小にかかわらず「類似」のことが起こると考えるべきで、第二次クリミア戦争が起こるわけではない。

世界維新
しかし、今の時代が、やはり、国際秩序の大きな再編の時であることは動かしがたい事実であり、日本人も太平の眠りから目を覚まさなければならない・・・と言えば変かも知れないが、時の流れが速い現代では、60年は600年に相当する。

今こそ、日本は世界維新に参加し、国連の再編、経済連携など積極的に関わっていくべきだと思うのだが、日本に若者の志士達はいるのだろうか。今はどこにも見えないが、明治維新は逆転に次ぐ逆転だった。
今からでも遅くはない。現代の龍馬達よ、脱藩国際浪士をめざせ。

世界維新は、世界史より、明治維新が参考になる。
現在の世界は、戦国時代のような混乱ではない。
核の下、無謀な大戦争は起こせない中で、国連のような無力な象徴的権威があり、その大義名分での駆け引きが重要になるのは、幕末日本に似ている。錦の御旗を奪い合うフットボールだ。

現在、脱藩浪士の多い韓国が国連にのさばっているが、必ずしも、このまま、韓国中心の維新が起こるわけではない。5年、10年かけて、若者が国際人に育てば、日本も官軍になるチャンスがある。
問題は、いかにすれば、若者が脱藩浪士になるかだが。
日本のことだから、ブームを創るのが一番だろうが、先ずは学制、就職採用を柔軟にしなければ、何も始まらない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿