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大統領選

2020年09月15日 | 大転換
「アメリカにはいくらでも、人材があるのに、何で選りに選って、74歳と78歳のジジイ対決なの?」と、誰でも不思議に思う。
これは、まさに大転換の最終ラウンドだ。
アメリカ建国の1776年から、冥王星250(248)年の周期が巡ってくる。つまり、産業革命と歩んできたアメリカの歴史も、大転換の時を迎えている。しかし、その最後の大統領は、産業革命パラダイムの戦争を知る人間が必要だからジジイ対決になる。

大統領が戦後生まれになってからも、親は戦争体験者の世代が続いてきた。
クリントン、ブッシュ、トランプは何れも1946年生まれで、親の世代の生々しい戦争経験を体験しながら育った。オバマだけが1961年で、親さえ戦争を知らない。
オバマの理想はこれからの世代のさきがけではあるが、戦争を背景とする現在には対応ができず、中国の軍国主義もことごとく野放しにしてしまった。
結局、餅は餅屋。蛇の道は蛇。産業革命パラダイムの現実を仕切るのは、戦争を知る世代しかいない。その結果、とうとうジジイ対決になってしまった。アメリカ民主主義の制度疲労だ。

250年の始まり
これから先、世界は大きく変わる。物量の産業革命パラダイムでは戦争が避けられなかったが、これからの時代は、戦争を考えなくてもいい時代が来るかも知れない。戦争のような馬鹿げた「消費」よりも、地球環境問題に対応した文明を創っていかなければならない。
もはや、大量生産大量消費に浮かれているような状況ではない。これからも人類が生き残ろうと思うなら、地球環境を改善するか、環境に合わせて生きる術を探るか、地球離脱しかない。
産業革命パラダイム250年の残した環境破壊は、川の水をきれいにする程度の努力では到底追いつかないだろう。次の250年を掛けて改善していくしかない。
最も現実的なのは、環境に合わせて生きていくことだろう。再生可能エネルギーによって、環境に寄り添った、静かな文明を創りだしていく。
情報による共感と認識が生まれれば、戦争、開発、観光と、地球を荒らし回る必要がなくなる。

今、アメリカ大統領を始め、世界は産業革命パラダイムの精算の時に入っている。
ネットですぐ盛り上がる、反核や環境、人種差別問題は、今の段階では空騒ぎだが、産業革命パラダイムの人間が去れば、地球文明の常識として根付いていくだろう。
原始時代は、氏族単位、村単位の争いをしていたが、この250年は、国家という共通認識に拡大して、大がかりな戦争を繰り返した。
しかし、この先は地政学的国家を超えた、情報による共通認識と一体感によって、人類全体の利害が考えられるようになり、戦争の必要がなくなる。

このトレンドに抵抗しているのが、中国共産党の情報管理だが、次世代技術で250年前の目的を果たそうとしているのだ。仮にもし、これが成功すれば、行き着く先は、AIによる人類管理だろう。国家は消滅するからだ。
しかし、この顛末は初めから見えているのだから、この流れを許すことはない。最悪の場合、「毒は毒をもって毒を制す」、中国共産党の情報管理が地球を覆う前に、AIによる社会管理技術を完成させることだ。
何れ人類は、AIの世話になって生きることになるが、共産党貴族のための人民搾取の道具を打ち砕くには、それよりも早く、民主主義的善意の方向性を持った、AI管理システムを完成させることが必要だ。
これこそが、世界を変える大戦争そのものになる。兵器による戦争など、次の時代から見れば、類人猿の棍棒にしか見えないだろう。

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