魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

八雲立つ

2013年09月15日 | 占いばなし

出雲は何座?
以前から、出雲は射手座かサソリ座と考えているが、どちらかよく解らない。島根県は出雲と石見、隠岐に別れるが、廃藩置県当初、鳥取県も含んでいたことがある。現在でも、鳥取島根は山陰とひとまとめに見られやすい。

また、出雲神話は、松江と米子周辺の、出雲と伯耆から裏日本一帯が舞台になり、現在の島根県の概念とはかなり違う。

出雲が射手座かサソリ座か解らない理由は、神話の国としては射手座になるが、根の国、黄泉の国のイメージは、冥王のサソリ座だ。
ただ、根の国の「ネne」は柳田説でも、沖縄のニライカナイの「ニni」と同じ「はるかな異郷」のニュアンスを持ち、これは射手座になる。

一方、石見は歌聖柿本人麻呂の赴任地で、永眠の地ともいわれ、大和から見れば、出雲より遠い遙かな地のニュアンスがあるようだ。おそらく船で簡単に往来できる九州より、遠い感覚だったと思われる。
神話と、遙かな地という点では、射手座だ。歌聖も詩の射手座。

しかし、ニライカナイかどうかは別として、現に、結果的に「根」が当てられ、弓ヶ浜半島(夜見ヶ浜=黄泉=よみ)や、後世、勝手に創ったとしても、あの世の出入り口、黄泉平坂(よもつひらさか)も存在する。
また、大国主命は日本の元祖・女たらしのセックスシンボルであり、それを縁結びの神として祀る土地ならサソリ座だ。
出雲大社は本来、高々と「立っていた」。

このところ
島根県の事件が相次いでいる。竹島問題を始め、水害、護衛艦「出雲」、それに「はだしのゲン」閉架。その前は、ダビデ像にパンツをはかせろの物議。これらは、どう考えてもサソリ座の事件だ。

また、国譲り神話を考えれば、本来、日本の最大勢力は出雲にあり、それを大和朝廷が乗っ取ったと考えられる。
最初は「やあ、やあ」と、友好的に下手に出て、共同運営をと丸め込み、そのうち支配権を取り、いつの間にか力で屈服させた話にした。
(現代でも、大陸的乗っ取り屋、パクリ屋の得意とする手法だ)

根の国は出雲国風土記では松江界隈を指すと言われるが、島根半島のように、その世界の中での離れた土地を指していたようだ。
大和朝廷から見てもやはり根の国は、離れた土地であり、穢れ(邪魔者)を追い払う場所のイメージだ。

しかし、もしかすると根の國には「根っこ」の国の意味があり、「底根國=底の根の国」の意味も、地の底ではなく、根底のと言う意味で、「昔の本当の日本の原点」前世の意味があるのかも知れない。
だとすれば、出雲は死と再生のサソリ座だ。

出雲の地形は、宍道湖と中海があり、近江・琵琶湖にも通ずる土地柄だ。かねてより、近江もサソリ座と考えているが、出雲の方がより濃厚だ。出雲族は縄文人の蝦夷勢力という説もあるが、出雲や因幡に大虐殺の痕跡が出ているので、やはり最古参の弥生勢力では無かろうか。

このところの滋賀県の、いじめ問題や、知事のご乱心も、島根県の物議を醸すニュースも、サソリ座の土星の為せるわざなら、つじつまが合う。


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