魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

健康管理

2013年09月13日 | 日記・エッセイ・コラム

熱と腹痛でゴロゴロしていたが、少し治まってきたようだ。
夏の終わりの、この季節はどうもいけない。
昔、赤痢と誤診されて隔離されたのも、ちょうど、この頃だった。

夏バテに加えて、季節変化で体調が崩れる時。そのうえ、様々な菌が繁殖するので、最大の食中毒シーズンだ。

病気は罹ってから治療するより、体力作りこそ大切で、同じ条件で暮らしても、罹る人と罹らない人がいる。
だから、昔の人は、病気になると、周囲の人に「申し訳ありません」と言い、お粥を作ってもらった、おとっつあんは「済まないなあ」と言った。偉い人は病気を悟られまいとした。

こういう価値観の世界なら、福祉費や医療費はかからないし、実際、昔はそんなものは無かった。
今は本当に良い時代になった。
福祉や医療が減らされると、抗議をできる時代になったのだ。それどころか、周りの人が皆、病人に気を遣い、偉い人は病院に逃げ込む。

おかげで、日本は世界一の長寿国になり、百才以上が5万4000人。
医療が国の大事になり、神様、お医者様と呼ばれるようになった。
動物病院まで大盛況だ。

障害者専用駐車スペースに高級車が並び、ガラガラの電車の優先席に座っていた人に、後から乗ってきた障害者が「どこに座っとるんじゃ!」と怒鳴りつける光景を見かけたりもする。
日本は本当に、ゆとりのある優しい良い国になった。

そして、国の借金も世界一になった。

病人は謝るべきだとは言わない。しかし、病気にならない日頃の心がけは大切だ。
夜遅くまで飲みながら、病気談義をしているサラリーマン。偏食をしながら、サプリばかり飲んで健康管理をしていると自慢する人。
こういう人に限って、検診だけはまめに通い。検診を受けない人は無責任だと説教をする。

病気にならない日頃の心がけとは、病院も薬もない世界なら、自分の健康を守るにはどうすべきか。たったそれだけの心がけだ。

食事、睡眠、運動、リラックス生活。昔は、睡眠しか健康法はなかった。運動は労働と社寺の参拝ぐらいで。重要な、食事がままならなかった。
現代では、特殊な病気は別として、健康管理の条件は揃っている。

夏風邪や夏バテによる食あたりなど、やはり

「ご迷惑をおかけして、申し訳ありません」


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