山羊座は、政治経済、国や企業の経営者を表す。
経営者とはリーダーのことではない。もちろん、カリスマ的リーダーシップで国家経営、企業経営をする人もいる。
しかし、リーダーは夢を見せる人であり、マネージャーはやり繰りをする人だ。同じ立場にいても使命が異なる。
星座で言えば、リーダーはオヒツジ座で、マネージャーはヤギ座だ。
今、天王星がオヒツジ座にいて、世界的にリーダーが求められている。
一方で、ヤギ座に冥王星がいて、国家や企業の経営手法に問題が起こっている。(牡羊、山羊は羊がややこしいのでカタカナ表記)
一家で言えば、オヒツジ座は赤ちゃん、一家の希望であり、ヤギ座はお父さん、カニ座はお母さんと言うことになる。
笑顔で迎えられ、涙で送られるのが人間だと言われる。
赤ん坊の誕生は、辛い運命の人ほど喜びになる。
それが、貧乏人の子沢山の本質かも知れないし、先進国の少子化原因なのかも知れない。
老いた父、あるいは祖父は自分の夢を引き継ぐ赤ん坊を喜び、赤ん坊は母を恋う。これは、星座で表す家族関係の基本的な考え方だ。
(なお、これを応用した星座の相対関係が「悪相性に惹かれる」)
今、250年の仕事をしてきた父「産業革命」が、後継者を求めている時に、「技術革新」(天王星)の赤ん坊が生まれた。
具体的に言えば、
化石エネルギーで生きてきた産業革命パラダイムが、まもなく一生を終えようとする時、化石燃料と一線を画する技術が産声を上げた。
次の時代の具体的な形は見えないが、化石燃料文明はすでに、一生を終えようとしている。化石燃料によって果たしてきた業績を引き継ぐ希望の子としての技術革新の産声を聞き、祖父は安心して息を引き取ろうとしている。
廃棄物を前提とする原子燃料が、化石燃料の発想と全く同じ前世紀の遺物であることもはっきりした。
技術革新の新しい命は今始まったばかりだが、新しい時代はこの子に託していくしかない。
冥王星がヤギ座を通過している今、産業革命パラダイムの臨終に合わせて、政治のあり方、金の動き、税(国)のあり方も大きく変わる。
この動きは、世界的な大転換に伴うものであり、一国だけの問題ではない。
250年前、世界は絶対王制から民主主義に変わり始めた。
今、その時と同じぐらいの、原理の転換が起ころうとしている。
原因は、大航海時代からの、物流・経済の変化が、「あり方」に変化を迫ったことであり、今もまた、民主主義の「あり方」が崩壊しようとしている。