m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

京都・北野天満宮天神市とタイル巡り  

2022-04-11 | 建築巡り・街歩き【京都】

この日(2/25)は北野天満宮の天神市へ初参戦するため、いつもの西院駅から自転車を走らせた。


喫茶店か?何かのお店だったのかな?
1階も2階もタイル貼り。


表面に動きのあるグリーンのタイルがきれい。


飴色のぽたぽたタイル大小


和洋食堂ハイライトのタイル。


同じくハイライトの窓のエッチングガラスが可愛い。


ミントグリーンのレモンイエローのさわやかな取り合わせ。


三軒の長屋の2軒に使用されていた。


一軒はこんな型押しタイル。


路地の入り口に飴色のモザイクタイル。


野黒ネクタイ工芸にやってきた。
北野天満宮近くなので、ここでも店先でガレージセールやってた。


ついつい撮ってしまうモザイクタイル。


撮らせて下さいと言うと、お店の方も、この前は岐阜からこのタイルを見に来た人がいたよ~と
慣れた?感じだった。



そしてすぐ近くのこのマジョリカタイルも。
以前通った時、てっきりカフェかと思ってたら、なんとスポーツジムだった。
元銭湯だったそうで、このタイルが残されてたらしい。



この日は店先で、テイクアウトの珈琲も販売されてた。
こののれんからして、スポーツジムとはとても思えない外観。


そして北野天満宮に到着。



花手水が豪華絢爛!


色とりどりの多種類の花が、梅と一緒に生けられていた。





北野天満宮では、この日梅花祭も催されていて、境内でもあちこちで梅の花が咲き誇ってた。














天神市では、いつものタイル屋さんでモザイクタイルを仕入れ、額を探したけど見つからず、、


このアール・ヌーヴォーの曲線が美しい真鍮の鏡に惹き込まれて、鏡買うつもりじゃなかったが、更に値切りが成功?したので
かなりお得な買い物をしてしまった。



裏はこんな優雅な植物文様。


2階のタイルと面格子。


こちらは2階があまり見たことがないツートンのタイル使いに。



窓周りにはモザイクタイルが使われてた。


めちゃめちゃカラフルなタイルが貼られたお宅発見。
車庫の床面にもタイル、壁面にはなまこ塀のようなものが。



1階、2階とさまざまな色合いのものがランダムに貼られてる。





1階柱に貼られたタイル。
カラフルなだけでなく、いろんな型押しや、土の質感もさまざま。


車庫の床面にもふんだんに。




なまこ塀らしきもの

ほんとにカラフルで見飽きない・・



向かいくらいにあったアールデコ調の面格子。



京進白梅町校のタイルも真紅の中に、さまざまな窯変タイルが混ざっていて
とてもきれい。


緑がかったものや黄色がかったもの、青味がかかったものなど・・



塾っぽくない建物は元はレストランか何かだったんだろうか?

続く・・


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ステンドグラス・ロクレールの制作体験へ

2022-04-10 | クラフト


ステンドグラス作家の三浦啓子さんが考案したロクレールという手法を引き継がれ、ステンドグラスを制作している工房Jiku Art Creationで、ロクレールの制作体験のお知らせを頂いたので、友人と予約し、体験してきた。


ロクレールのステンドグラスは、2.5cmの厚みのあるガラスをハンマーで砕いて形作る。


まずは、ロクレールの特徴であるシェルカットの練習から。
切り口が貝殻のように見えるシェルカットは、
ガラスの厚み1/3のところを先が尖ったハンマーで砕いてその模様を入れるのだけど、これがうまくいかない、、
ガラスの上でハンマーが滑ってすぐ白い傷がついてしまう、、
職人さんの実演を見せてもらうといとも簡単に割られてるようなのだけど、、
なかなかコツがいるみたい。


ステンドグラスは、15cm四方のサイズの中に、好きなようにデザインし、ガラスを選んだ。
色とりどりのガラスの中から選り取りみどり。
同じ青、同じ茶でもバリエーションがたくさんあって目移りしてしまう。

傷を入れずにきれいにカットするのが、自分的に難しくて、、なかなかコツがつかめず;

全く余裕がなかったので、道具やカット途中の写真撮り忘れ、、
膝に下敷きを敷いた上にガラスを乗せて、バンバン叩き割るので、床の周りはガラスの破片だらけ。
ガラスを思い切り割るという体験はなかなかないので、これはこれで楽しい。


形が出来上がったら、用意して頂いた枠にガラスをセッティングして、その間をエポキシ樹脂で埋めていく。
ガラスには樹脂がつかないように、あらかじめ表面に樹脂のコーティング剤を塗った。


小さなコテで間に樹脂を押し込んでいくのだけど、ついついタイルの目地剤を入れるように手で押し込んでしまった。
ガラスの表面も真っ黒になって焦ったが、
事前にコーティングしてた樹脂を剥がすと、きれいなガラス面が出てきてホッとした。
この後、乾燥させる行程があるのでお預け。
出来上がりが楽しみだ。

制作途中に出たガラスの破片は、このようにもう一度焼き直して、角を取り、再生ガラスとして使われるという。
こうして並んでいると、カラフルなガラスは宝石のようでとてもきれい。


ギャラリーもまたのぞかせてもらった。
自分が体験してみて、作品を見ると、
また見方が変わって楽しい。


この日は、初対面同士の友人2人をお誘いしたのだけど、みんなでわいわい楽しく作ることができてよかった。





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新居浜・日暮別邸記念館&住友山田社宅他

2022-04-09 | しまなみ海道&今治&新居浜の旅2022

新居浜の続き・・
新居浜といえば、以前家族で別子銅山の東洋のマチュピチュがある東平エリアや立川・端出場エリアは訪れたことがあった。
今回は、自転車で行くことができる星越エリアへ行くことに。

日暮別邸記念館へやってきた。
こちらは、明治39年住友家の別邸として、四阪島に建てられたもので、平成30年に移築され、現在の場所に。
移築時には建物の部材はひとつひとつ番付表示され、可能な限り再利用されたという。


塩害問題解決のために、当時無人島だった四阪島に移された工場を見届ける為に建てられたという住友家の別邸。
設計は野口孫一。


カラミレンガの階段が風合いがあっていいな。





地階部分の外壁も四阪島のカラミレンガを加工したものだそう。


1階応接間の階段下の暖炉は両脇にベンチがついて居心地よさそうな空間。



アーツ&クラフツの影響を受けたと言われる階段親柱。
文様も曲線で描かれたアール・ヌーヴォー調。


応接間のもう一つの暖炉は大島石を用いたものだそう。


大きな楕円形のテーブルがある食堂。
杉材の格天井は「車知継」という伝統技法で造られ、枡の中心には竹材が
用いられてるそう。


展望台へ上がると新居浜の工場群が見渡せる。
下りてきて自転車で移動。


こちらは、旧新居浜選鉱場。
大正14年に建設された選鉱場跡地がのこされている。


選鉱場のすぐそばには旧別子鉱山鉄道星越駅舎は選鉱場の操業にあわせて
設置されていた。
平成26年に改修され保存されている。


住友山田住宅。
昭和初期に住友山田社宅群が建設され、
当時は最大290戸あったそうだが、
現在は、幹部社宅が数件残されているのみ。


外観のみ見学自由だけどこの日は、門は開いてなかった。


旧所長社宅は、最も規模が大きいものだとか。


再び街中へ戻ってきた。
ふと通りがかったふじた理容院に貼られてたタイルが独特。


一見ゲジゲジのようなタイルは
寄って見ると、米粒のような地模様が入ってた。


喫茶店、部分的に壁に埋め込まれたタイル。
こんなタイル使いも初めて見たかも。


レインボーなガラスブロックとタイル。


スナックの廃店舗。


タケダ医院。
ギザギザの波打つ壁面や窓が斬新。


2階の出窓のはしごのようなデザインも面白い。


縦長の大きな窓があるのは階段ホールかな。


扇のような模様が描かれた壁。



そして、通りかかったお好み焼き屋さんで晩御飯にすることに。



店内がアンティークの時計でいっぱい。


様々な古時計で壁が時計で埋め尽くされていた。





鉄板に乗って出てきた店名と同じ「ぼてすけ」というお好み焼きは
お餅入りで超好みのお好み焼きだった。


お手洗い床のタイル。

新居浜での町巡りを終え、自転車屋さんへレンタサイクルを返却。
帰りは東予から大阪までオレンジフェリーを予約していたので、
新居浜駅前から東予港まで無料送迎バスにて移動。


オレンジフェリーは船がまだ新しく、エントランスホールは、三層吹き抜けになっていて、
ステンドグラスが入りとてもゴージャス。





全室個室がうれしい。
スーパー銭湯のような大浴場もついていていて、
7000円で、布団で寝てる間に大阪に着くなんて超快適。
ただ、スマホの電波は繋がりにくかった。
早朝5時か6時頃に着いたけど、8時まで船内に滞在可能なので
スケジュールに合わせてゆっくり動けるのもうれしい。
また利用したくなるようなフェリーだった。

これにて、しまなみ海道からの今治、新居浜観光は終了~
超満喫できた!



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野間峠を下りてカフェノマディックへ

2022-04-08 | ロードバイク

今日は次の目標だった、野間峠を下りて、カフェノマディックへ行くことにしてた。
野間峠を下りるには、まずは妙見山へ上るのだけど、
今日はなんだか高山まででもすでにしんどくて、月曜に打った3度目のワクチンの副反応?とか思ったりしたけど、もう3日経ってるし、それはないのかな~?と思いながら妙見山頂上を目指した。
かなりキツくて、(それでも10秒ほど自己記録は更新してた)
予約してなかったら帰りたいところだったが、とりあえず
行ってみることに。
野間峠を下るのは初めてで、延々と続く急な下りに、帰りの上りのことを思うと、恐怖と絶望感でいっぱいに;


そしてノマディックに到着。


古民家を素敵にリノベーションした住居兼お店は、書店、ライブラリー、カフェ、イベントスペースとして使われている。


藁を練り込みなおして塗られたという土壁が良い味わい。


欄間などもそのまま再利用されている。




図書館というだけあって、書架にはたくさんの本が並ぶ。


こちらは吹き抜けになっていて、2階にも本棚が。






お花や小物などのしつらえも素敵。


2階にも上がらせてもらった。
2階にも壁一面に書架が設けられていて、


天井には太い梁がむき出してのまま通っていて迫力いっぱい。


こちらの窓辺の席も静かに読書するにはよさそう。



2階から1階を見下ろしたところ。


1階の縁側に席を陣取る。
今日はほんとに気持ちのいい気候だったので、開け放った窓のそばは快適。


米お菜一汁のワンプレーとランチを。
ヘルシーでやさしい味わい。


更にケーキとドリンクも。
いちごの甘酒スムージーと、
ケーキは桜餡のロールケーキと甘酒チーズケーキを半分ずつに
切り分けてもらった。


器がどれも素敵。
淡路島の楽久登窯のものだそう。


そしてこちらで私が見たかったものの一つ、陶音さんのタイルミラー。
お手洗いの中の洗面台の上に


鏡の周りには手作りの小さなタイルが組み合わされ、貼られてる。


タイルはとてつもなく小さなものから細長いものまで、
色も形もさまざま。



所々、飛び出してるものもあって、楽しすぎる。



お手洗いにずっとこもりたくなってしまった。

カフェではゆっくりさせて頂いた。
こちらはライブラリー併設でか、席のチャージ料もかかるということが判明。
自転車の時はお金をそんない持ち歩いてないので、ぎりぎり足りて焦った;


そして帰りは恐怖の野間峠の上り。
今日はしんどい上に、いつも食後は体が更に重くなるので、絶対無理だ~後半は下りて押すか・・とあきらめ半分でいたが、
思ったほどではなく?!足もつかずになんとか上れた。
今日は妙見山の上りの方がしんどかったかも・・
少しずつ持久力もついてるのかな?


帰りも桜のきれいな場所もいくつか通った。
こちらはモクレン。白い花が青空に映えてきれいだった。

今日の目標(妙見山を上がってから野間峠を下りて、上がる)もなんとか達成できてよかった。

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新居浜の町歩き・CAFE BULLD&タイル巡り他

2022-04-05 | しまなみ海道&今治&新居浜の旅2022
今治から電車を乗り継ぎ新居浜へやってきた。
駅前にレンタサイクルがあるはずなので、借りに行ったら、
なんと今、コロナの為、レンタサイクル休止中だとか。
結構大きな町というイメージだったので、歩きでは不便だなと思ってたら
自転車屋さんでレンタサイクルをやってるところがあるという。
そこまで徒歩30分ほどかかるようだったけど、途中ランチ場所を探しながら
あるくことに。


少し道をそれたところに、古民家を改装したCAFE BULLDという人気らしいお店があったのでやってきた。


扉を開けると、そこは、古民家とドライフラワーの融合世界が開けてた。





玄関からドライフラワーとレトロな小物があちこちにディスプレイされている。



和室の飲食スペースには、床の間や書院などがあり、組子細工なども。


床の間のすぐそばの席だったが、



床の間の棚を利用したレトロなドライフラワーのディスプレイは
和の空間にしっくり馴染んでた。



パスタのランチセットはサラダ付き。


ミンチと焼きキャベツがドカッと乗った豪快なクリームパスタが美味しかった。
ランチを済ませて、再び自転車屋さんへ向かい、歩く。


タイルで縁取りされたウィンドウが面白い美容院。


タイル貼りのたばこ屋さん、渡辺商店。
シャッターのバラがレトロ。
赤いテントとミントグリーンのベランダもいいな。


レンタサイクルを手に入れて、町巡り続行。
今にも崩れそうなこの建物は元銭湯のよう。
壁面には「若水」と温泉マーク。


玄関両脇には飴色のモザイクタイルが貼られてた。
中にもきっとタイルがあるんだろうなあ。


旭堂文具店。看板の周りはタイルの囲み。



サビサビトタンの廃店舗。


ぽたぽたタイル。


床面にはクリンカータイル。


理容ホープ。
近寄ってみると、


湾曲したウィンドウの下部に、めちゃ可愛いモザイクタイルが。


このパステルピンクと黄色のモザイクは最強の組み合わせ。



更に続く・・



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高島屋東別館建物ツアー

2022-04-04 | 建築巡り・街歩き【大阪】

昨日は高島屋東別館建物ツアーに申し込んでいたので、ついでに朝一コロナワクチン接種を予約して、済ませた後やってきた。
高島屋東別館は2010年のリノベーション前に一度見学したことがあり→
今回は、リノベーション後、どのように変わったのか?楽しみに。


鈴木禎次設計により、三期にわたり、建設された建物は、オーソドックスな歴史様式と、シカゴやニューヨークの先進的な百貨店建築を参考に、アールデコを融合したスタイルで建てられたという。
歴史的な説明は、2010年見学時のブログにて→



1階のアーチ部分は67mも続くアーケードに。
アカンサス模様が簡略化されたデザインが床に入れられ、


窓ガラス上部にはアカンサス模様をアールデコにデザイン化した模様などが見られる。
グレーに塗られているが、アメリカ軍接収時に塗られたものかもしれないとのこと。



柱の縁を飾る留め具など、細かい部分にもアカンサスがワンポイントに。
とにかくアカンサス尽くしの装飾たち。


1階の大理石のメイン階段ホール。
当時は、建物の両端に対称的にこのような階段が設けられていたという。


現在は1箇所だけ残されていて、
上階は現在はホテルになっていて途切れているのだが、2階以上も階段が続いてるかのように見える改修の工夫がされている。
ここまでは、普段から見れる箇所で、
この先の地階からは非公開エリア。


今回の見学では、この地階へも案内して頂いた。
見学の申込メールには、写真&動画撮影禁止と書かれていたので、写真は無理だと思ってたら、禁止箇所以外は写真撮影可能で、SNSもOKとのこと。

階段を降りた正面には大理石の台座が残されたショーウィンドウ部分。


大理石でできた大きな丸窓のようなもの。
こちらにも広告などに使われていたんだろうか。


階段踊り場にも丸窓のようなショーウィンドウに、一面は鏡貼り。


鏡には大きな水玉模様がポップで
ウキウキするような装飾になっている。


上部には、一列、またアカンサスを取り入れたデザインの照明がつく。


コーナー部分がアールに収められた階段。華やかな、デパートらしい雰囲気があふれる空間だった。


階段を降り切ったスペースの天井にも、当時のままの天井飾りが残されている。


そして、かつては壁の向こうには食堂が続いていたという床部分に、当時のモザイクタイルが残されていた!
わぁ〜、こんなところでタイルに出会えるとは!


赤系と青系のグラデーションの間に白色が入ったデザインは、とてもカラフル。
ほんの一部分だったが、これがこの壁の奥までずっと続いていたんだなあ。
想像するとワクワクする。
一部分でも残しておいてもらえててよかった。


場所は変わって、、バックヤード部分の地階には、こんな掃除用のシンク的なものが残されていたり、


壁面にはタイルが残されていたり、、
床も当時のままであるとか。
むやみにきれいさっぱりに改修し過ぎず、
できるだけ、当時の物を保存しながら活用するという姿勢があちこちで窺えた。


こちら地下1階のエレベーター。
メインの階のエレベーターよりは装飾が控えめ。
天井は配管が通っていることをカモフラージュするため、天井を下げ、梁が通っているかのように見せているのだとか。
真ん中のエレベーター以外は撤去されている。


時計のような階数表示板。
「下り」「上り」の下の四角のランプは、「休止」「満員」と書かれていたそう。



そして、これまたレアだったのは、当時は地階でお客さんと荷物の受け渡しが行われていたそうで、商品を地下へ下ろすバケットエレベーターというものが存在していたそうで、それが保存されていた。


両脇に大きな歯車のようなものが見える。
商品はカゴに入って下されていたそう。


地下2階に残された階段。
戦時中、金属供出などで4期工事は途中で中断されている。
こちらの階段は、完成していれば4階まで繋がるメイン階段になっていたとか。



階段は親柱や手すりなどの要所要所は大理石が用いられ、壁などはテラゾーを用いるなど節約も考えられていた。


そして、驚いたのはこの地下2階。
アーチの向こうには傾斜した壁に白いタイルが貼られていて、


その上は、現在は塞がれているが、当時はプリズムガラスが嵌められ、自然光を地下2階まで取り入れる構造になっていたという。
その取り入れた光を、反射性の高いタイルを貼ることにより、より明るく照らし出すという仕組みになっていたとか。
そんなタイルの活用法があったとは!?目からウロコで驚いた!
そしてこの壁の向こうはすぐそばに堺筋線が走ってる。


タイルを撫でてみたが、つるんと光沢がある。
上から光が注いだら、確かに明るく反射しそうだ。


そのタイルが貼られた傾斜した壁面の中には、大小様々な大きさの配管も通ってた。


そしてこちらが1階の最も華やかな装飾が施されたエレベーター。
こちらもやはり1基だけ残されている。
消防法により、非常用エレベーターとして、活用されながら保存されている。


エレベーターまわりは、サラサと呼ばれる山口県産の黄色い大理石が、両脇にはニノクロと呼ばれる岐阜県産の黒い大理石が用いられ、装飾はやはりアカンサス尽くし。
エレベーター周りの金属部分はホワイトブロンズのメッキがほどこされていたという。





持ち送りのようにつく天井の照明。



こちらのアーチの奥には中2階のレストランがあったところ。
壁の中に手摺が埋め込まれている。
改修前の見学会での写真あり→


現在非常階段用に使われている階段ホール。
大理石に囲まれたウィンドウも残されている。





金属供出により手摺が外された跡が階段の壁面にぽつぽつ残る。


残されていた手摺。
接続部分は金属だけど、手すりは木製。


回数表示板。
枠の装飾も小さなアカンサス。


階段踊り場には木製の枠の照明もあった。


ここで一旦建物の裏手から外へ。
建物から少し外側へ突出してる塔、こちらは店内の埃を排出する為の空気摂取塔。
外観のテラコッタは唯一この塔に貼られたものだけは上から塗り重ねて補修せずにそのままの状態で残っているという。


建物の裏側は一期から四期までの工事の拡張の様子が見られる。


四期工事が進んでいたらエントランスになっていた部分。

この後は史料館のほうへ戻り、見学会は終了した。
たっぷり1時間半くらい、前回の改修前には見てなかった箇所もたくさん
見ることができた。
できる限り元の状態を残し、新たな役割を持たせて活用しながら保存するということが考えられているところなど、すばらしいなと感じた見学会だった。

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お花見ライドで背割り桜&嵐山へ

2022-04-02 | ロードバイク

今年は桜の一番いい時期に、自転車で淀川サイクリングロードを通って、背割堤の桜を見に行きたいという目標があった。
ちょうど、旦那が自転車仲間で花見ライドへ行くというので、便乗させてもらうことに。



自分が死に物狂いで走っても到底ついていけないグループなので、
途中から離脱して向かうつもりでいたが、
要所要所で待っててもらって、、
なんとか一緒に背割堤へたどり着いた。


自転車を停め、桜を見に行く。
土手の傾斜に沿って、大きな桜の木が枝を伸ばしてる。
すごくきれい〜
桜も思った通り満開!


人の大きさから、木の大きさが伺い知れるけど、これだけのスケールの木が土手に220本、並木は1.4kmも続いてるという。



圧巻の景色が見れた。
ここから更に嵐山へ。
ここから先は、それほどスピードを出さないというので、そのままご一緒することに。


川沿いの道は、爽快で、背割り以外にも桜並木の素晴らしい場所が!
写真スポットにはちゃんと止まってもらえてカメラに収めた。



ここは、桜と菜の花が同時に見れる。



そしてついに嵐山に到着〜!
京都まで自転車で来れるんだなあ!


渡月橋の手前の桜スポットで休憩。
渡月橋を渡ると人がごった返してるので。



桜を愛でながら、屋台で買ったお好み焼きの昼食を。









垂れ桜も開花中。



帰り途中で、大山崎のカフェ、chotto coffeeに立ち寄る。

ここから又淀川サイクリングロードへ入り、爆走。

往復94km超の行程を無事こなせた。
スピードも出せて、よい練習にもなり
とても楽しかった!

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