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東京建築巡り【梵寿綱・マインド和亜】

2010-04-09 | 東京建築巡りの旅2010


代田橋に二軒ある梵寿綱の建築作品の一つ、「マインド和亜」。
「健全な身体に健全な精神が宿らんことを」から、「身体的な空間と人間の心が響き会う建築」という主題を持って建てられたという。
こちらの建物もRC造形、美術左官、石材造形、鍛造、ステンドグラス、鋳造、木工と、
さまざまなジャンルの第一線で活躍している芸術家たちのすばらしいコラボレーションを見ることができた。





外壁にはさまざまなコンクリート彫刻が施されている。
マンションの裏側の通用口の造形もとても力強いもの。





外壁に使われているこの立体感のあるタイルもよく見るとすごく細かい造りになってる。





マンションのエントランス
コンクリート彫刻と鍛鉄、ガラスが美しく組み合わさった入り口。





ヒュージングといわれるガラスを溶け合わせる技法で造り出されたもの。
宝石のような自然なガラスの濃淡が美しい~





マンションのエレベーターホールへの階段はやはり優雅な曲線が使われている。





階段の端っこには巻貝のような装飾が。
ちなみにこの前に見たラポルタ和泉の門は階段が一段一段タコの足になってた・・





エレベーター前の床は大きな手の平のモザイクが。





こちらは中庭への通路。





天井はあっと驚くようなやわらかな羽衣を思わせる左官アートが。
これは「カリスマ左官」と呼ばれる左官を芸術にまで高めたといわれる久住章氏の作品。





門には鍵がかかってなかった・・
ちょっと中庭を拝見。
中庭の床の大理石のモザイクは、エントランスからの通路をクジラの胴体に見立ててデザインされたものだそうで、40種類ほどの石が使われているとか。





テーブルや椅子が置かれた中庭には地上五階の吹き抜けの天窓から光が注がれ、周りはさまざまな職人のアートが繰り広げられている。
腰壁部分はコンクリート彫刻に、その上の紫の花の部分はアート左官仕上げになっている。





上を見上げるとコンクリート彫刻の女神像と縦長の大きなステンドグラス





光を取り込む天窓





そしてこちらは中庭に面した住居の扉。
鋳造の扉に木、コンクリート彫刻、モザイクタイルとさまざまな異素材が組み合わされている。





裏口や地下への通路もぬかりのない装飾が施され、こちらの天井は幻想的な左官仕上げに





この細い通路にも大理石の波のようなモザイクが入れられていた。





この象の鼻のような?モザイクもインパクト大。





ゴミの収集場も色鮮やかなモザイクタイルで彩られていた。

建築は楽しくなければいけない、心の底から喜びがわきあがる建築を目指したという梵寿綱
の作品はほんとに見るたびにワクワクさせられ、巡るうちに不思議と元気がわいてくる、そんな疲れ知らずな三日間だった。
最後は足にきたけど・・;



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