転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



最近、NTT関連会社を名乗る、長い名前の会社から
光プレミアムだかフレッツ光だかに変えろ、
という主旨の宣伝の電話が、しょっちゅうかかる。
少なくとも週に一度、おそらくは二度は、このテの電話がある。
きょうからは、「正の字」でも書いて統計を取っておいてやろうか。

数年前はKDDIがよく電話して来た。
なんとかいう電話回線に変えたら、安くなる、という話で、
早速工事にかかりたいようなことをよく言ってきた。
私が極零細学習塾をやっていた頃だって、
教室が忙しい夕方になると決まってかけてきて、
保護者からの連絡かと急いで仕事を中断して出てみたら
「ちょっとお時間よろしいでしょうか」
とKDDIを名乗る人間が勝手に電話回線の説明を始め、
「駄目です。お断りします」
と明快極まる日本語の短文でハッキリ言っているのに
リスニングが出来ないのか、話をやめないという厚かましさだった。

そもそも、私は長電話の趣味は全くないから、
通話が安くなるとかなんとか言われても全然興味がない。
転勤で県外にいた頃は、舅宅や実家への電話をしていたが、
今ではどっちも市内で、舅宅は留守宅、実家とはメールが多いから、
毎月の支払の大半は回線使用料というテイタラクだ。

ろくに使いもしないものを、安くなるからと手間暇かけさせられ、
場合によってはそれでネットの接続までやり直しをさせられるなんて、
迷惑以外のなにものでもないと思っている。
安い安いと偉そうに言うが、永久に基本料金0円になるならまだしも、
サービス期間ですら、半額にさえ、なりはしないではないか。
ネットも別にこれまで月々の支払で困ったことなんかないし、
それに、仮に、ひどい割高だとしても、
本人なりに快適に使っていて変える必要を感じていないものを、
横合いから「安い安い」としつこく言って
別のものに変えさせようとすることが、
迷惑な押し売り行為であることは明白だ。

勧誘電話をかけて来る人は、楽しくてやっているのではなく、
私のためを思ってくれているのでも勿論なく、
自分の仕事だから仕方なくしているのだろう、とは思う。
私だってその昔、別件だが、ちょっと勧誘電話の仕事をしたことがあり、
自分は全然良いと思っていないものを、仕事だから勧めたものだ。
なので、電話口のお兄さんにツラく当たっても、解決しない、
ということはよく了解しているつもりなのだが、
それにしても、シツコいのだ!NTT関連会社!
「なんべんも断っているのに、しつこいですよ」
と言ってやったら、
「そのように何度も勧められているのに、導入しない理由は何ですか」
と来たもんだ。スチールウールのような神経をしとるに違いない。

ちなみに、私は度重なる転居のため、NTTとの交渉歴も長く、
NTTそのものにも、不愉快な思い出は限りなくあるのだが、
ただひとつわかっているのは、NTT本体は、決して、
このような宣伝行為はしない、ということだ。
それどころか、こちらからBフレッツに変えたい、と申し出たとき、
「工事に四ヶ月以上かかるんですけど、それでも、いいですか」
と言ってのけた商売気の無さだった。

だから、今、我が家に厚顔無恥な電話を週一以上かけてくるのは、
NTTなんとか、と名乗っているが、NTTではないのだ。
NTTから委託された代理店か、或いはもっと怪しい業者だと思う。
我が家の電話は電話帳に載せていないのにかけてくるのだから、
どこから番号を入手したか知らないが、
まともな素性の会社ではあるまいと私は思っている。

この勧誘電話は私だけでなく、休日には主人も受けているので、
本当にかなりの回数だと思われる。主人は私より短気なので、
「考えてみたら、もうイマドキ、固定電話は要らんかもしれんな」
と、家の中の電話そのものを撤去することを考え中だ。
それも一理あると思った。本当に我が家の電話は使用されていない。
主人は、私以上に、電話というものを使わない人なのだった。

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