すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

モッコ岳→茶臼岳→松川玄武渓谷

2013-09-17 19:19:37 | 八幡平(無雪期)

台風18号がもたらした大雨により、松川がおそらく観測史上最大の増水。 松川下流の大更地区や盛岡市玉山区などでは、床上床下浸水の被害が出ました。

八幡平温泉郷では、松川の増水により上水道と温泉の配管が大きく破損し、ともに断水していますが、上水道は給水車が出て、住民の便宜を図っています。上水道は早めに復旧しそうですが、温泉のほうは時間がかかりそうです。

八幡平の山はどうかと言うと、アスピーテラインの通行に関しては特に問題ありませんが、樹海ラインは崖崩れにより通行止めが続いております。

登山道は、黒谷地口から黒谷地湿原の木道が一部傾いたり倒れたりしましたが、一応通行可能です。通行に際しては、足元にお気をつけください。

茶臼口~八幡平山頂~モッコ岳の間は、黒谷地口~黒谷地湿原の間で気をつけていただければ、あとは問題なし。

アスピーテライン山頂付近の紅葉は、台風がもたらした暖かい空気のためか、あまり進まず・・・。

アスピーテライン山頂から樹海ラインを藤七温泉方面へ下る道路脇の紅葉も停滞気味。

しかし山の空気は台風一過で一転。秋のひんやりとした空気に、すっかり入れ替わった感じです。

モッコ岳山頂への登山道からアスピーテライン方面を見ても、紅葉の進み具合はいったんスピードダウン。

午後からは茶臼岳へ。奥羽山脈主梁にかかるガスもすっかりなくなり、秋晴れの空高く、岩手山越しに早池峰山も望まれるようになりました。

昨日の大雨の影響で、画面の右側に見える夜沼の水面は褐色を呈しております。

下倉スキー場にもほど近い松川玄武渓谷。被害状況を確認しに行くと、思いの外、ダメージが大きかったです。普段なら、画面中央よりやや左に見える木の近くまで車で入ることが出来ましたが、流木が折り重なるように堆積し、川筋も大きく変わってしまい、河川敷へ車で降りることは困難です。

しかも、玄武渓谷の柱状節理が3ヶ所にわたって崩壊。水流の威力をまざまざと見せつけられました・・・。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モッコ岳

2013-09-13 23:34:15 | 八幡平(無雪期)

モッコ岳は八幡平3大展望台のひとつですが、今日はあいにくの天気で展望はなし。

しかし、伝左衛門沢から吹き上がる湿った空気のおかげか、比較的早めに紅葉が始まるところです。天気によっては4~5日で見頃となりそうです。

八幡沼の岸辺のイワイチョウの黄葉も素晴らしく・・・、

八幡沼湿原の草紅葉は今がピークと言っても差し支えありません。

八幡平山頂付近はいよいよ紅葉シーズン突入ですね。週末いい天気になってくれると良いんですが・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

13/14 POWDER MASTER 完成

2013-09-12 17:35:41 | グッズ

山の紅葉も日一日と色づいて、「冬の支度もしなければ・・・」と若干浮き足立っている今日この頃。

キャラバン社が取り扱うバックカントリーギアのカタログ「13/14 POWDER MASTER」が届きました!

今シーズンの表紙を飾るのは、テレマークフリーライドコンペティター&インストラクターの中塩順大さん。

私もコメントを寄せております。そしてこの春、キャラバンの禰津さんやノルハイムの澤田さんらと滑った写真も合わせて掲載されております。

禰津さんの文章も、テレマークの魅力、テレマークへの情熱が伝わる秀逸な作品となっております。

バックカントリーギアを取り扱うお店で、もうそろそろ目にすることが出来ると思います。チェックしてみてください。

 

キャラバン社の皆様、今シーズンもよろしくお願いします!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶臼岳(1578m)

2013-09-11 18:37:55 | 八幡平(無雪期)

昨日、一昨日と比べるとはっきりしない天気でしたが、今日もまた秋へ一歩進んだ八幡平です。

茶臼岳山頂直下のミネザクラは赤く色づき始め、朝晩の冷え込みが何回か来たら、紅葉が一気に加速しそうです。

茶臼岳から前山へ下ると、登山道脇のオオカメノキが色づき始め、ダケカンバの葉も黄色味を帯びてきました。登山道脇と言えばエゾオヤマリンドウ。今最盛期です。

前山からは10分ほど下るとアスピーテライン茶臼口です。朝晩の冷え込み具合によっては、一気に紅葉前線が降りてくる可能性もありますから、お天気の良し悪しに関わらず、今週末は八幡平へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

9.11の同時多発テロから12年。世界旅行もしづらくなった。

旅先で出会ったパキスタンの人たちは元気だろうか?エジプトのガイドは仕事ないだろうな。トルコは?ヨルダンは?四川省の日本語ガイドもかな?

行こうと思えば行けるんだろうけど、世界が平和じゃなと旅行なんて出来ないね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姥倉山

2013-09-10 18:22:06 | 八幡平(無雪期)

昨日のお伝えした通り、松川温泉から姥倉山へのトレイルはなかなか良い雰囲気です。

 

 ここ数年、毎年刈り払いを行い、ひじょうに歩きやすくなってます。それ以前はササなどが生い茂り、ササをかき分けかき分け歩く様な塩梅でしたが、道というものは手入れをしないと、次第に無くなっていく運命を辿ります。手入れをするからこそ良い道が出来上がる。普段、何気なく歩いている登山道も、ただ登山者が歩くだけでは荒廃していくのみ。意思のないところに道は出来ない。

 能書きはともかく、森林限界を抜けると裏岩手縦走路へと続く伸びやかな景色が広がります。ミネザクラやミネカエデなどが色づき始め、いよいよ紅葉シーズンも間近に迫ってきました。

 姥倉山の山頂から5分ほど黒倉山のほうへ歩けば、岩手山も望まれます。山頂の背後に積乱雲も見られますが、これから徐々に空が高く感じられるようになることでしょう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姥倉山への森の小径

2013-09-09 18:32:51 | 八幡平(無雪期)

姥倉山だけに登りに行く方は、まずいないと思います。多くの方にとっての姥倉山は、雫石側の網張の登山リフトを使って岩手山へ行くための通過点なんじゃないですかね?

八幡平側からは、松川温泉のキャンプ場に姥倉山の登山口があります。なかなか良いトレイルなんですが、こちら側の登山客は少ないというのが実情。

 

ゆえにクマも存分に歩き回れる。

道標という道標に、クマが引っ掻いたり、かじったりした痕跡が認められます。かと言って、必要以上に恐れることはありません。クマ避けの鈴やラジオで自分の存在をクマにお知らせしておけば、クマのほうから逃げていくか、笹薮の中でジッと身を潜めて登山者の通過を待っています。

登山口から姥倉山までは刈り払いも行われ、ひじょうに歩きやすくなってます。森の小径に差す木漏れ日は、やや黄色味を帯びた秋の光線になってきたかな?

 

ブナやミズナラの巨木も点在する豊かな森です。これからの時期はキノコ採りのフィールドとなります。

オオカメノキの実も赤く色づいて、そろそろ葉っぱも真っ赤に染まり始めることでしょう。

健脚の方は、松川温泉~姥倉山~大松倉山~三ツ石山~松川温泉と、トライアングル登山も可能だと思います。またこれからの時期、キノコを探しながら、湯ノ森まで軽めのハイキングなんかも良いかもしれませんね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒谷地湿原

2013-09-08 19:50:31 | 八幡平(無雪期)

好天が長続きしない。・・・と言うか、悪天候が続く。

時折視界が開けるものの、今日も霧に煙るトドマツ林です。日に日に気温が下がり、草紅葉も進み、ダケカンバの葉も黄色味を帯びてきました。

黒谷地湿原へ向かう途中の木道脇、黄葉のイワイチョウに縁取られた池塘。ミヤマホタルイの濃い緑が夏の名残を感じさせます。

すっかり枯れて黒ずんだコバイケイソウから、実が弾けていました。4年後の満開を期待して。

黒谷地湿原までの木道は、斜めってる箇所がけっこうありますからね。雨に濡れた木道は小股で慎重に歩いてください。

アスピーテラインの黒谷地口から10分ほどで黒谷地湿原。お手軽ハイキングコースですが、雨の日は足元に気をつけてください。晴れた日なら、ここの展望デッキでお昼ごはん食べたら、気持ちいいですよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八幡平山頂→八幡沼

2013-09-07 17:34:41 | 八幡平(無雪期)

 八幡平山頂にも、確実に秋は近づいております。

八幡平の登山口からすぐの鏡沼。周囲をアオモリトドマツに囲まれ、水面に映る景色もまた格別。ナナカマドも若干黄色味がかってきました。

その横にあるめがね沼。お盆過ぎまで雪が残り、まだニッコウキスゲやチングルマが咲いています。もう9月だってのに・・・。

八幡沼周辺の湿原も草紅葉が始まっています。

高山植物の最盛期も終わり、人影まばらとなる時期ですが、訪れたハイカーは草紅葉に感激していました。

ウメバチソウ、サワギキョウ、エゾオヤマリンドウなどが咲いていますが、それよりも、この草の波は訪れる方の胸を打つはずです。

 本格的な紅葉の前ですが、八幡平へぜひお越しください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大深湿原 9/6

2013-09-06 18:52:49 | 八幡平(無雪期)

今朝は寒かった。

岩手松尾の観測地点では最低気温が13.1℃。八幡平温泉郷では10℃ぐらいだったんじゃないでしょうか?

いよいよ秋がそこまで来たなって感じですね。

裏岩手縦走路稜線上では、気温は一桁台まで下がったと思います。これから一気に紅葉が進んでいくことでしょう。

大深湿原のコバイケイソウもすっかり黒ずんできましたが、次世代の命の萌芽の始まりをここに宿して、命の終焉を迎えます。

また4年後の大豊作を期待したいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キヌガサソウの結実

2013-09-03 18:40:08 | 八幡平(無雪期)

秋と言えば、実りの秋。高山植物も例外ではありません。

アオモリトドマツの林床に咲く高山植物の中でも、大きく存在感のあるキヌガサソウですが、いよいよ結実の季節を迎えようとしています。

八幡平の樹林帯にひっそりと咲くキヌガサソウ。7月にはご覧のように、実はまだまだ可愛らしい状態です。一月ほどで、これほど大きな実になるんですね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする