三ツ石山の紅葉のピークはあと少しというところまで来ていますが、裏岩手縦走路のほうもだいぶ色づいてまいりました。
北東北は今夏、雨が少なかったこともあり、紅葉の色づきはあまり期待出来ませんが、毎年そんなことを言いながらもそれなりに美しい紅葉に出会えるものです。
諸桧岳山頂の笹原中央を縦走路が岩手山へ向けて伸びていく。
石沼の水位はやや下がり、日本庭園のような絶妙な配置で石が顔を出す。
石沼から前モロビへの苔むす山径も秋の気配に包まれる。
前モロビから嶮岨森へ向けて一旦下る。ナンゴクミネカエデの葉はやや乾燥気味です。
嶮岨森山頂間近、前モロビを振り返る。右奥に茶臼岳のピークが望まれる。
嶮岨森山頂付近。東斜面が切り立った崖になっていますが、名前ほど怖さを感じることはないでしょう。
嶮岨森から大深山荘へ向う。遠くに山荘の屋根が小さく見える。
このところあまり雨が降っていないので、比較的道はドライ。
裏岩手縦走路のオアシス大深山荘。水の心配はありません。トイレットペーパーを補充し掃除もして源太ヶ岳へ。
大深岳分岐から源太ヶ岳へ向う登山道は稜線漫歩。
源太ヶ岳の山頂の向こうには岩手山が見えるはずですが、今日はあいにくとお隠れになってます。
今週末は混雑しそうな三ツ石山から小畚山の稜線を源太ヶ岳から望む。今週の3連休に紅葉のピークが来るか来ないかは時の運。その日、その時の状況を受け入れる。
あとは松川温泉へと下るだけとは言え、意外と長く感じる。源太ヶ岳山頂直下はだいぶ歩きやすく整備しておりますが、大深山荘の分岐までは転石が多いので足元注意。
大深山荘分岐を過ぎるとダケカンバやトドマツの林。雨が降ったら滑りやすいのでご注意を。
上倉の水場はいつでも水が出ているので心配なく。水場を過ぎれば登山道脇にブナが現れる。ちょいちょいツタウルシが絡まってます。
昨年はツキヨダケが不作でしたが、今年は豊作。かと言って食べられるもんではありませんが。。。秋のキノコはマイタケのピークが一旦過ぎて、そろそろボリ、ナメコの季節が始まる。
丸森川手前のこの雰囲気が好きなんです。
青々と葉を茂らせていたブナの大木も、徐々に葉を黄色くしていき、間もなく黄金色の季節を迎える。今年のブナはよく結実しているように見える。
展望の良い稜線上歩きも捨て難いですが、秋は、ブナ林の中をあっちキョロキョロ、こっちキョロキョロしながら、大収穫祭を目指すのも悪くないですよね。