台風24号、チャーミーってかわいい名前だそうですが、週末にかけて日本を縦断しそうです。また倒木処理が待っているのだろうか?
この時期、いつもより厚めにパトロールと登山道整備の七滝コース。霧に煙るブナ林と言えば叙情的ですが、こんな日はクマ遭遇率が高めなので、なかなか叙情的にはなれません。実りの秋、ドングリが落下するたびに「カサッ!」っとブナ林に響きますが、気持ちは「ドキッ‼︎」なのです。
第二次大戦前まで活躍したであろう温泉用の配管。こんなもの登山道上にない方が良いのは分かってます。しかし、夢破れ、放置せざるを得なかった当時の山師たちの労苦を偲ぼう。
そして現代の山師の造作物。今日も泥濘区間に簡易木道を設置。苦労の割に成果が乏しい。。。
紅葉の名所、左俣沢のあたりまで紅葉が降りてきました。
毎年の整備の甲斐もあり、泥濘区間を除けば、かなり良い整備状況だと思います。
湯華採取跡の湯華の滝。色づいてきました。
湯華採取跡付近。この辺りも足元は泥濘多く、文句も言いたくなるでしょう。でもそれも山。泥濘が多いということは、水が豊富にあるということで、良いことじゃないですか。
さらに登ってチバの滝。やはり渓谷沿いの紅葉は発色が良い。
焼切沢を渡渉すれば、大地獄谷は間もなく。適宜補助ロープを設置しているので、以前ほどは難渋せずに通過できるかな?
大地獄谷の難所。ここも同様。もう、これ以上を望まないでください。人間欲が深いですから、もっともっとってなるんですよね。
焼切沢上流部。晴れていれば鬼ヶ城が見えるはずですが、こんな日もあります。
大地獄谷分岐には県で設置した道標が立ってますが、お花畑方面、切通し方面への補助看板も設置。新しい看板にはローマ字表記も小さめにありますので、外国人の方にも読めるでしょ?これなら、よっぽどおっちょこちょいな人じゃなきゃ迷わないでしょ?
お花畑方面へ100mほど行ったところが、紅葉のベストポイント。。。ですが、今日は生憎のお天気で鬼ヶ城は見えず。これも山。
黒倉山直下の紅葉も間もなくピーク。黒倉山の岩壁が半分隠れているのが良い。
紅葉前線は里へ向かってズンズン降りていきます。
七滝周辺の紅葉はこれから。滝をしばらく眺めていれば、葛飾北斎の観察眼の鋭さがよく分かる。北斎の目は、シャッタースピード感1/4000ぐらいの瞬間を切り取っている感じですが、多分、凡人のシャッタースピード感はこれぐらいです。1/15。凡人です。