すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

兜明神岳(1005m)&岩神山(1103m)

2010-10-22 18:06:25 | 北上山地
本日は、北上山地にあります兜明神岳(かぶとみょうじんだけ)と岩神山(いわがみやま)に登ってまいりました。

盛岡市内から国道106号線を宮古方面へ車を走らせること約30分で、盛岡市と川井村の境にあります区界峠の道の駅。
  
さらに100mぐらい宮古方面へ下り左折。ちょいと登れば区界高原ウォーキングセンター(760m)となり、ここが登山口となります。
兜明神岳へのルートは、ウォーキングセンター起点の見晴山周回コースと草原コース、兜神社起点の兜明神岳コースがありますが、今日は見晴山周回の見晴山を経由しないコース、兜明神岳登山のメインルートを登り、草原コース下山というルート取りで歩いてみました。
コース上には、指道標や赤布がこれでもかってぐらいにありますので迷うことはないと思いますが、1/25000図の他に、ウォーキングセンターで配布している簡単な概念図もあれば、より安心です。登山道自体は明瞭ですが、1/25000図に記載の無い道があり、小さな分岐もあり、そんな時に概念図があれば便利です。山と渓谷社から出ている「新・分県登山ガイド 岩手県の山」もかなり参考になります。 
  
歩き始め、まずはミズナラやカエデの林。見た目あまり傾斜はきつくないんですが、直登なので思いの外しんどい。
ミズナラの黄様はそもそもあんまり美しいもんじゃないんで、下ばかり見て歩いていると、落っこちているドングリからは早くも根っこが生えてきてました。
  
ミズナラ林の砕石の道が終わると、細いダケカンバの密な林となり、道がいったん平坦になると、見晴山を経由してくる道と合流。
  
合流後は、開けた芝の道となり、ふたたびミズナラやカエデの林となり、登山口から25分ほどでかぶと広場(965m)に到着。奥に見えているのが兜明神岳のピーク。
  
避難小屋もあり、雨が降っても安心です。トイレもあります。広場からは、いったん南側を巻くように進み、ピークの南側で兜神社からの登山道と合流した後、ピーク直下の岩場の登りとなる。
  
標高差にして約30mぐらいでしょうか?斜度40度ぐらいの登りです。鎖やロープなどは無く、歩きやすいところを歩けば良し。早池峰山と同じく蛇紋岩なので、雨の日は恐ろしく滑りやすくなると思います。こういうところはハイカットブーツよりローカットのほうが歩きやすいんですよね。
 
かぶと広場から約15分で山頂到着。山頂には小さな祠があるだけですが、展望は最高です。北側には、これから向う岩神山。

南側の展望はいかにも北上山地的景観。緩やかな丘陵が連なります。左奥に早池峰山。はっきり写ってませんが一番右端には岩手山。
 
岩神山へは、かぶと広場を経由し、さらに馬っこ広場(927m)まで砕石の道を10分ほど下ります。砕石の道をそのまま下れば、林道となり、国道に下山することも可能でしょう。MTBなんか有効かもしれませんが、個人的見解として登山道では自転車には会いたくない。林道ならいいんですけどね。
砕石道から離れ、岩神山登山道の指道標にしたがい平坦なミズナラ林をしばし行くと、ここで初めてブナ林が現れる。
 
ミズナラ林と違い、ブナ林の黄葉は美しい。そして、目を魅くマユミの実。この時期のピンク色、じつによく目立ちます。
 
とブナ林も終わり、送電線の下まで来ると、岩神山の山頂はもうすぐ。岩神山山頂には電波中継所があり、少々興ざめします。しかしそんなことより笹薮の中で、走り去る物音突然するじゃないですか!!
「どなたかいますかあ~?」と、一応尋ねてみたが、反応無し。下山後、ウォーキングセンターのお姉さんに状況を説明すると、どうやらまだ若いクマじゃなかとのことでした。やっぱり・・・。
 
三角点があるのは、写真に写っていない手前の東側のピークですが、展望が良いのは西側の岩稜。鉄塔の裏側へ回り込んで山頂到着。馬っこ広場から30分弱。山頂の記念写真ばかりお見せしても仕方ないのですが、出来が良かったのでぜひ。
 
下山は往路をたどりかぶと広場まで30分。かぶと広場からは草原コースを下山。ハウチワカエデもきれいでした。
 
メインルートよりはやや遠回りのようですが、同じ道を下山するのも芸がないし、砕石道もなく下山路とすればこちらの方が良いかも。かぶと広場から30分弱で登山口に到着です。
ウォーキングセンターで展示物を見学後、由緒正しき兜神社に参拝し帰宅。
コメント (2)
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