すーさんの山日記

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八幡平の登山情報

柳沢林道から赤水渓谷

2010-10-08 19:30:31 | 秋田の山(無雪期)
往時は阿仁から玉川温泉に抜ける道として、湯治客の往来があったとされる赤水峠越えのこのコース。
   
国道341号線、新玉川温泉入口近くに柳沢林道の入口があり、そこから約20~30分で登山口(800m)。環境省の道標もあり、すぐ分かります。3台ぐらいは駐車出来そうです。そこからいにしえの湯治道が始まります。
今では、わざわざこの道を越えて湯治に来る人もいないでしょうが、杣道として現役バリバリです。今日も地元のおじさんがサワモダシ採りに行くって、ものすごいスピードで追い越して行きました。
 
歩いていて、何となく気になるこの看板。赤水渓谷に行くことを思い留らせようとしてるとしか思えない。
この間、この近くで遭難騒ぎもあったことだし、明日は我が身。用心、用心。
 
林道から30分ほどで赤水峠(840m)。ここから少し下ると、ノロ川源流の細いながもナメ沢歩きが始まる。足元は長靴もしくは沢シューズが好ましいですね。トレッキングシューズはNG。
   
要所には赤布があったり、標識もあるので、ある程度経験のある方なら道迷いも無いかと思いますが、問題は滝。やばそうな滝には必ずトラロープがありますが、経験、体力ない方にはちょっと厳しいかも?登りは問題なくても、下りはけっこう滑るんです。
  
しかし、ちょっとしたアドベンチャーを求めている方にはちょうどいいですね。沢のナメ歩きも楽しいもんです。
 
写真を撮りながら下ること1時間半。赤水渓谷の出合(669m)に到着。このままノロ川を下って行けば、森吉のクマゲラ保護センターまで行くことが出来ます。しかし今日は、ここから赤水渓谷最大の見どころ「兎滝」を目指します。
川幅も広がり、傾斜も緩く歩きやすい道が続きます。
 
標高が低いので、紅葉本番直前ぐらい。渓谷の紅葉は水分、冷気とも十分あって綺麗に染まるんですが、今年はどうも色がはっきりしない気配。

クマ密度日本一と言っても過言ではない森吉エリア。新しい足跡がありました。

赤水渓谷出合から写真を撮りながら30分で兎滝到着!まさしくウサギ!!・・・見えなくもない、ウサギに。
 
UPにすると・・・ウサギ!?・・・あれっ?・・・・だんだんシカに見えてきた・・・。

車が2台あれば、森吉のクマゲラ保護センターからノロ川をつめて赤水峠を越えて玉川温泉というコースが可能です。
このコース。下りより登りで歩きたい。

下山後は新玉川温泉で入浴して締め。
強酸性の湯が目にしみるぜ。・・・イテテテ。


【下りコースタイム 登山口ー30分ー赤水峠ー1時間30分ー赤水渓谷出合ー30分ー兎滝】
【登りコースタイム 兎滝ー20分ー赤水渓谷出合ー1時間20分ー赤水峠ー20分ー登山口】
コメント (4)
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