ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

ハリー・ポッター賢者の石*読書

2020-04-18 18:32:28 | 本と雑誌

ハリー・ポッター賢者の石、上下巻、

著者JKローリング

読み終わったのは3週間ぐらい前で、何を書いたらいいのかわからないので、放っておいた。

アニメ映画や童話などの映画には興味がなかったので、読もうと思ったのは、コロナウイルスで外出自粛で時間が持て余したからです。

ハリー・ポッターは賢者の石が導入で、さらに奥が深いのかもしれないが、たぶんこの先のシリーズは読まないだろう。

ハリー・ポッターは空想物語で対照読者はティーンでしょう。

読んで夢中になれなかった自分は、、、やはりオジジなのかと複雑な気持ちです。

無名の本でつまらなかったら、読むのを止めますが、ハリー・ポッターは一応「賢者の石」だけは完読しました、、、。

自分は基本、乱読ですが、こんなに有名な本でも合わないものがあるのだ、とわかった。

たまにあるんだなー。

だから、細かいことは書かないし、これじゃ感想文にならないなー。

陽気なギャングは3つ数えろ 井坂幸太郎 明るく陽気なギャングシリーズ

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/390f44a4704683665229dbf0915e35fa

氷点、三浦綾子著 北海道を舞台にした私小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8aadcbe1130b26dccfac02e258cfbe2f

ハリーポッター賢者の石 JKローリング著

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/86f85de96cb9d765f04d7c99f859549d

文庫X、犯人はそこにいる 清水潔箸 記者さんが追った犯罪の実録記事 迫力満点です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/82468b4a3f86892b534aa2650f927822

夜行 森見登美彦著 不思議な短編小説です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b81956f461db85b1a38b291d01442d34

かなたの子 角田光世箸 おどろおどろした、女性独特なブツブツした感性です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3f9d0f6466a4fecfa0fa4d205964927d

ローカルバスの終点へ 宮脇俊三著 ローカルバスの100kmを越える旅です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ed917733ec15d51ecd5f9a52d1904a51

神秘な国ネパール Dマーフィー著、1960年代のカトマンズあたりの話

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b275d13e8a32d2c39b5f0945880d5f8a

君たちはどう生きるか 吉野源三郎著、80年前に書かれた名著で、今でも十分に通用します

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a9da8128f4acc043d1d53ffbe1f3dd02

紀の川、有吉佐和子 女3代にわたるお話、親子供は反発しあっても、思いが繋がっていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/42e8223a65d0f2a5ba642c51139f88a8

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

ホテルローヤル 桜木紫乃 個人商店のような自分の境遇が、身につまされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2017年ノーベル文学賞を受賞 代表作でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーに

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   高橋尚子、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比してる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文庫X、殺人犯はそこにいる*読書

2020-04-16 12:50:58 | 本と雑誌

文庫X、殺人犯はそこにいる、清水潔著

この本はノンフィクションです。

実際に起きた事件を追った記者の叩きつけるような叫びです。

現在コロナウイルス対策では、日本の医療の現場で崩壊と言って良いようなくらいの混乱が起きている。

中国の武漢では昨年から、日本でも騒ぎ出されはじめたのは1月からです。

それで何も対策を打って来なかったといわれても仕方ない、日本の医療体勢(従事者の問題じゃなく国家)です。

ベット数、防護服、マスク、アルコール足りないものは様々です。

それは私たちが今普通に見聞きするできごとですが、1990年代において、連続幼女誘拐殺人事件がある地域で起きていて、警察や検察、鑑識が動かなかったら、、、どう思いますか?

今のコロナマスク騒動(無策)と同じ体質の事件捜査が行われていた。

その時の警察、検察、法曹界は犯罪の方を見ていなくて、自分らが所属していた組織の出世しか頭になかった。

するとどうなるかというと、面倒な事件は犯人らしき要素がある冤罪者を作り上げて、一件落着としてきた。

それはおかしいだろうと思う人がいて、真犯人を突き詰めても、一旦決まった犯人を顧みることはない。

決まった判決を覆すのは、自分の組織の前任者の仕事(功績、実績)を否定することになるからです。

縦割省庁(蛸壺)では、それが一番嫌なできごとなんだろう。

そんなことを考えてやりだしたら、上層部、同僚、OB、政治家に相当叩かれるのか。

それで硬直した捜査や判決になる。

それを丹念に現地捜査して、聞き取り操作だけじゃなく、科学捜査の妥当性まで突き詰めて問うたのが、、、この「犯人はそこにいる」です。

桶川事件は私も良く覚えている。

女子大学性がストーカーされて警察に駆け込んだが、結果的にストーカーに殺されてしまった。

女子大学生の訴えを桶川署が注意深く取り上げなかったのが一番の原因。

犯人は捕まったが、もう一人の犯人が野放しだと言っている。

何故かしら犯人を隠蔽しているのが警察、警視庁、検察、その他多くの捜査機関だと。

何だろう、、、。

北関東・連続幼女誘拐殺人事件では一人の男が逮捕されたが、10年後にDNA鑑定でありえないということになり釈放になった。

ちまたでは錦の御旗のDNA鑑定ですが、何十年前のDNA鑑定は補足程度の意味でしかなかったが、それを確固たる証拠として判断材料にしたのが大間違い。

その間違いを、、、国の機関は認めない。

だから冤罪は多くあると思う。

冤罪を主張したまま、死刑になったものがいた。

それじゃ北朝鮮や中国と変わらないじゃないか。

自分たち組織のために犯人に仕立て上げられて、一件落着と死刑が行われたら、それ自体が犯罪だが、、、真犯人はのうのうと生きていて次の犯行を狙っているかもしれない。

もっとも、日本以上に警察が狂っている国はあります。

だけど、民主主義国家として存在しようとしている国家の有り様じゃない。

首相の森友事件などなど「各種事件、各種犯罪」を糾弾できないところに、一般事件などクリアーな解決など難しいい。

そんな社会の絶望的な硬直を暴いて言ったのが「文庫X、殺人犯はそこにいる」だ。

重たい話ですが、コロナウイルスよりは軽い。

どちらも奇怪なことばかりですが、国民への影響を考えたら、今現在のコロナウイルス対策のほうが奇怪です。

政府上層部と官僚たちの怠慢とメンツでこんな事態になっている。

そりゃコロナウイルスは何人死ぬかわかりません。どれだけ医療破綻が起きて自分の身の周りに事が起きるかわかりませんよー。

それに経済破綻が世界中でおきます。

助かるのは中国と台湾だけ。漢民族の国じゃないですか!

陽気なギャングは3つ数えろ 井坂幸太郎 明るく陽気なギャングシリーズ

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/390f44a4704683665229dbf0915e35fa

氷点、三浦綾子著 北海道を舞台にした私小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8aadcbe1130b26dccfac02e258cfbe2f

ハリーポッター賢者の石 JKローリング著

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/86f85de96cb9d765f04d7c99f859549d

文庫X、犯人はそこにいる 清水潔箸 記者さんが追った犯罪の実録記事 迫力満点です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/82468b4a3f86892b534aa2650f927822

夜行 森見登美彦著 不思議な短編小説です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b81956f461db85b1a38b291d01442d34

かなたの子 角田光世箸 おどろおどろした、女性独特なブツブツした感性です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3f9d0f6466a4fecfa0fa4d205964927d

ローカルバスの終点へ 宮脇俊三著 ローカルバスの100kmを越える旅です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ed917733ec15d51ecd5f9a52d1904a51

神秘な国ネパール Dマーフィー著、1960年代のカトマンズあたりの話

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b275d13e8a32d2c39b5f0945880d5f8a

君たちはどう生きるか 吉野源三郎著、80年前に書かれた名著で、今でも十分に通用します

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a9da8128f4acc043d1d53ffbe1f3dd02

紀の川、有吉佐和子 女3代にわたるお話、親子供は反発しあっても、思いが繋がっていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/42e8223a65d0f2a5ba642c51139f88a8

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

ホテルローヤル 桜木紫乃 個人商店のような自分の境遇が、身につまされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2017年ノーベル文学賞を受賞 代表作でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーに

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   高橋尚子、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比してる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜行*読書

2020-04-14 20:13:55 | 本と雑誌

夜行、森見登美彦著

短編小説のように5章に分かれているけど、全体では繋がっています。

1:尾道

2:奥飛騨

3:津軽

4:天竜峡

5:鞍馬

章が5つに分かれているが、いづれも夜行列車で話が始まる。

でも「乗り鉄」の話じゃありません。

鉄マニでもありません。

昔、昭和の頃が全盛だった夜行寝台を思い浮かべればよい。その寝台列車の話でもなく、夜行列車に乗っていくイメージだけを話のきっかけにしている。

ファンタジーで奇怪小説でもあり、先日読んだ「かなたの子」角田光代ともずいぶん違う。サスペンスでもない、空想奇怪ファンタジー小説なんでしょう。

角田光代の「かなたの子」は主人公の身の回りの話で、話のエリア(土地)が動かなかった。土地、地域、家族に根差した不気味な空想ファンタジーだった。

「夜行」は5人の友人を語り部にしているが、自分は客観的な第三者においているが、、、実は最後の章で大どんでん返しがある。

友人の話がひとつひとつ章になっている。

その章で語られるのが「夜行」にまつわる話で、その友人たちが各地で奇妙な出来事に出くわす。最初の章で一人の女性が行方不明になり、自分と友人たちは「版画家の夜行48作」にある尾道や奥飛騨・・・で出会った不思議な出来事を話した。

行方不明の女性を探して、ようやく最後の章で、行方不明になった鞍馬で判明した驚愕の、、、事実(現実は人の数だけある)がわかった。

もしかして、行方不明になったのは私だったのか。だったら今までのことは夢だったのか?彼らのほうが現実だったのか、私が生きていたのが現実なのか、もしかして現実はいくつもあるんじゃないか、、、。

行方不明になった女性を追い求めていたが、10年後に電話で連絡が付いたら、自分のほうが10年間行方不明になっていた。どっちが事実なんだ!?

自分が知っていた「夜行48作」が京都の画廊には無くなっていて、「曙光48作」と言うのが掲げられていた。新たに出会った世界では「曙光48作」は名作だが、「夜行」は幻の作とされていた。それは逆じゃないかー自分の今までの世界とは、、、。「夜行48作」は力作で、それと対になるはずの「曙光」は誰も目にしていなかったはず。それが反対になっている、、、。

自分は夜行の世界に入ってしまっていて、曙光の世界でも同じような現実が時を刻んでいた、、、。10年後に鞍馬で2つの現実が合体したのか?

頭の中が若干混乱するけど、面白い筋書きです。

話が各地に飛ぶのが「男の作家」なんだなーて今更ながら感じました。

男は旅人なんです。

古本だったのに、著者サイン入りのPOSTCARDがついていた。

「曙光」はあけぼの、サンライズを意味していて、JRで現存する夜行寝台列車が、サンライズ出雲とサンライズ瀬戸の2本だけです。夜行列車の旅はいつも違う世界への旅立ちだった記憶があります。学生の頃、北海道の旭川から網走方面へ夜行の普通寝台列車に乗ったことがある。普通列車の寝台車両だったが、急行などに使われているのと同じ車両だった。ただ各駅停車で駅に止っている時間がえらく長かった。ゆっくりゆっくり目的地に向かう。それをけん引するのが蒸気機関車だった。北海道では蒸気機関車が当たり前のように走り回っていた。吹雪の網走の線路を走る蒸気機関車は情緒があった!

本書は2016年に単行本化されて、昨年2019年に加筆改稿されて文庫本になったものです。面白い作家が出てきました。発想と言い構成力と言い、作家さんはすごいなー

陽気なギャングは3つ数えろ 井坂幸太郎 明るく陽気なギャングシリーズ

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/390f44a4704683665229dbf0915e35fa

氷点、三浦綾子著 北海道を舞台にした私小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8aadcbe1130b26dccfac02e258cfbe2f

ハリーポッター賢者の石 JKローリング著

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/86f85de96cb9d765f04d7c99f859549d

文庫X、犯人はそこにいる 清水潔箸 記者さんが追った犯罪の実録記事 迫力満点です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/82468b4a3f86892b534aa2650f927822

夜行 森見登美彦著 不思議な短編小説です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b81956f461db85b1a38b291d01442d34

かなたの子 角田光世箸 おどろおどろした、女性独特なブツブツした感性です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3f9d0f6466a4fecfa0fa4d205964927d

ローカルバスの終点へ 宮脇俊三著 ローカルバスの100kmを越える旅です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ed917733ec15d51ecd5f9a52d1904a51

神秘な国ネパール Dマーフィー著、1960年代のカトマンズあたりの話

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b275d13e8a32d2c39b5f0945880d5f8a

君たちはどう生きるか 吉野源三郎著、80年前に書かれた名著で、今でも十分に通用します

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a9da8128f4acc043d1d53ffbe1f3dd02

紀の川、有吉佐和子 女3代にわたるお話、親子供は反発しあっても、思いが繋がっていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/42e8223a65d0f2a5ba642c51139f88a8

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

ホテルローヤル 桜木紫乃 個人商店のような自分の境遇が、身につまされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2017年ノーベル文学賞を受賞 代表作でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーに

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   高橋尚子、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比してる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かなたの子*読書

2020-04-12 11:01:41 | 本と雑誌

かなたの子、角田光代著

8本の短編小説集です。

角田光代さんはお名前は存じ上げていたが、読むのは初めてです。

私は読書家と言えるほどではないので、知らない作家さんがいっぱいいらっしゃいます。

今回のコロナウイルス外出自粛で、先日ブックオフで買い込んできた1冊目。

*おみちゆき

*同窓会

*闇の梯子

*道理

*前世

*わたしとわたしではない女

*かなたの子

*巡る

8本で、どれもこれも、おどろおどろした印象だった。

これらの短編小説は、、、最初の「おみちゆき」を読んだしょっぱなから、、、これは内面・情念を描いていて女性しか描けないと思える内容だった。

社会機構の問題や、紛争地の経過とか経済の在り方とかは、全く縁のない世界です。主人公から話が距離的に遠くならない小説とでも言いましょうか。主人公と相手ひとりかふたりかせいぜい村の間の雲のような感情の話です。

その中で、最初の「おみちゆき」は村の風習を、たぶん100年前以上の時代設定なんだろう、お寺のお坊さんが即身仏になろうとして、地中に埋められた棺桶の中で生への未練でもがき苦しんで、異形の木乃伊(ミイラ)になってしまったお話。そのミイラを村の人は祭りにくる見世物屋に売り飛ばしてしまった。元はお坊さんであった異形のミイラを「17人の罪なき人を殺めた悪漢のはて」と香具師(ヤシ、テキヤ)が説明していた、、、。

人は成仏するのが難しいという事だが、、、人は村人は、お坊さんの"良形ミイラ"に期待していたが、苦しんで"異形ミイラ"になったら、がっかりして捨て(売り払って)てしまった。あんがい人々は勝手なものだと。この短編だけはちょっと社会性があるかな。

「同窓会」は、小学校の時に事故で遊び友達を殺してしまった。その時に5人ぐらい子供がいたが、みな親に黙っていて単なる事故と扱われた。事実は事故ともいえるが、スーツケースの中に1人づつ入って遊んでいたが、誰かが鍵をかけたら開かなくなった。夕方になり皆怖くなって家に帰ってしまった。大人の人か警察官にでも話せばよかったものを、誰一人人に話さなかったので、1人の子どもが亡くなった。それいらい大きくなるまで会わなかったが、いつからか同窓会で会うようになった。同窓会の二次会や3次会まで残るものは、その時の遊び仲間たちだけ。1人の子どもを殺して後ろずめたさがあるのだろう。その確認なのか、、、同窓会は?

「闇の梯子」から「巡る」までの6本は、空想情念小説とでも言いたいくらい、人の心の中の「目に見えない暗黒」を描いている。「道理」は昔付き合っていた女を、新しい恋人ができたので道理を説明して別れた。その後結婚した男は妻といざこざが起きたので、気まぐれに元彼女にあった。すると女は道理を持ち出して男を説得し始める。さらに悪いことに男は会社でも不倫をしていた。道理が通らないことばかりしている男に「道理」どおりの結果が待っていた。

角田光代さんは女を狂わせて、ぶつぶつ呪文を唱えさせるのが得意だ。男の作家はそんなことは思いもつかない、、、男と女の違いをそのブツブツに感じた。男は女のブツブツ言うのが苦手だし怖いのだ。私だってブツブツが始まるとじっと心と耳を閉じて時のすぎるのを待つしかない。男が何か言おうものならば、10倍返しのブツブツが襲ってくる。

だから小説でも男は、一番怖い「女のブツブツ」は書かないのじゃないかな。

そこに気が付いた角田光代さんはさすがだ。

おぉ~~~怖い!

これ以上、角田光代さんの小説を読んだら、、、私は気が狂ってしまいそうです。男は物理的な生き物だなーと今更ながら思う。

休みの間に「ハリーポッター2巻」「文庫X」を読み終わったが、なんだか評を書けなかった。いつか書きます。特に文庫Xは「現実は小説より奇なり」を地で言っている内容。安部マスクもは相当ですが、その他でも日常的に不正がはびこっている。

2020年4月4日 ブックオフで本7冊買ってきた。

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/06ff3bd6d9fdfb40db5a180c0d1d0847

陽気なギャングは3つ数えろ 井坂幸太郎 明るく陽気なギャングシリーズ

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/390f44a4704683665229dbf0915e35fa

氷点、三浦綾子著 北海道を舞台にした私小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8aadcbe1130b26dccfac02e258cfbe2f

ハリーポッター賢者の石 JKローリング著

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/86f85de96cb9d765f04d7c99f859549d

文庫X、犯人はそこにいる 清水潔箸 記者さんが追った犯罪の実録記事 迫力満点です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/82468b4a3f86892b534aa2650f927822

夜行 森見登美彦著 不思議な短編小説です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b81956f461db85b1a38b291d01442d34

かなたの子 角田光世箸 おどろおどろした、女性独特なブツブツした感性です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3f9d0f6466a4fecfa0fa4d205964927d

ローカルバスの終点へ 宮脇俊三著 ローカルバスの100kmを越える旅です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ed917733ec15d51ecd5f9a52d1904a51

神秘な国ネパール Dマーフィー著、1960年代のカトマンズあたりの話

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b275d13e8a32d2c39b5f0945880d5f8a

君たちはどう生きるか 吉野源三郎著、80年前に書かれた名著で、今でも十分に通用します

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a9da8128f4acc043d1d53ffbe1f3dd02

紀の川、有吉佐和子 女3代にわたるお話、親子供は反発しあっても、思いが繋がっていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/42e8223a65d0f2a5ba642c51139f88a8

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

ホテルローヤル 桜木紫乃 個人商店のような自分の境遇が、身につまされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2017年ノーベル文学賞を受賞 代表作でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーに

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   高橋尚子、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比してる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

巣ごもり準備*本を7冊

2020-04-06 22:15:03 | 本と雑誌

非常事態宣言が出て、仕事も暇になります。

ジョギングはいいけど、不要不急の出歩きはダメというので、重要度のない人生なので家と会社で巣ごもり開始です。

それで、近所のブックオフで単行本を買ってきた。

お店に行くと、ちらほらお客さんがいるけど、どちらかと言うとDVDコーナのほうが多い。最近だとネットで映画を見られるので、レンタル屋さんも難しい商売になってきたはず。

本をいっぱい買ってきた私は、やっぱり旧人類なんだな。

しかたない。

じゃーん

上段左端の、これが話題の「文庫X」はもうじき読み終わりです。

冤罪事件を追った記者さんの話で、警察の縦割りを鋭く突いて、警察組織自体の保身を暴いています。非常に読み応えのある本です。

あとは、今日の夜に買いに行ったもので、自分では本の選択のセンスのなさに気が付いているので、傾向がなく乱読そのものになると思います。

この1ヶ月で何冊読めるかな~~~。

刑務所に入った囚人が読書家になったということもあるので、これも一つのチャンスでしょう。

会社の仕事は、、、今月は1/4じゃないかな。先月は昨年の110%だったんですが、、、落ち込みは2ヶ月ぐらい続きそうです。

「犯人はそこにいる」清水潔著、これが話題の「文庫X」

「陽気なギャングは3つ数えろ」井坂幸太郎著

「ゴールデンスランバー」井坂幸太郎著

「夜行」森見登美彦著

「神々の山嶺(上)」夢枕獏著

「かなたの子」角田光代著

「氷点(上)」三浦綾子著

「氷点(下)」三浦綾子著

読んだら感想文を書く予定です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローカルバスの終点へ*読書

2020-03-08 14:58:30 | 本と雑誌

ローカルバスの終点へ、宮脇俊三著、新潮文庫

古本屋さんでみて購入した。

鉄道の旅は良くあるが、バスの旅本はあまり聞かない。

テレビの番組で、昨今路線バスの旅が人気だが、それのハシリみたいな本でしょうか。

初版本が平成3年だから、ここに記載されている路線バスが存続しているかも怪しいだろう。

私は旅が大好きで、暇ができたら何処かに出かけるくせがある。

列車の旅が一番好きだが、車でもバイクでもバスでも歩きでもなんでもいい。

でもバスだけに限った旅は、今まで記憶にない。

いいところ、大昔に若い時にスペインのトレドのペンションに荷物を置き、そこから無目的にあちこちの路線バスに乗ったことがあるくらい。

この本と同じで目的などありません。

ただ、違う土地、人、社会、風土、風習、気候を、この目で見たかっただけです。

トレドからバスで終点まで行って、また戻って来るだけ。

考えてみたらバカみたいな旅とも言えないような往復でした。

若いときは時間が無限にあると思っていたらから!

何処か、偶然にでもおもしろい土地に出くわさないかな?

「若者は荒野を目指す」です。

そんなことは若いうちにやっておきたいでしょ。

この「ローカルバスの終点へ」は古い本なので、面白いと思って行ってみたら、路線が無くなっていたなんてことがありそうです。

関東近県より九州や北海道の路線バスを確かめてみたい。

この本の当時でも、路線バスを使うと時間が止まっているようだ、、、と私は読んだが現在はもっとだろう。

この本では23本のローカルバス路線を紹介している。

ローカルバス路線の選定には片道100kmあたりという足枷を設けている。

だから、どのバス路線でも、、、えらく辺鄙な所まで走って行く。

ローカル鉄道はどんどん廃線になっているし、たぶんローカルバスも無くなっていくんでしょう。

バスに乗るのが好者には良い本だが、一般的な本じゃない。

何かのためになる訳じゃないしね〜〜〜。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神秘な国ネパール*読書

2019-12-09 18:54:51 | 本と雑誌

神秘な国ネパール、女ひとりの冒険日記

D・マーフィー著(女性)、社会思想社

1960年代にアイルランドの女性がでネパールの難民キャンプ場に赴いた。

ネパールにはチベットからの難民が押し寄せていて、その難民キャンプのお手伝いに看護婦さんとしていった。

中国はチベットに侵略して、ラマ僧たちを虐殺していたので、チベットの民もネパールやインドに逃げていた。

ネパールはまだまだ登山隊ぐらいしか入っていなかった時期です。

彼女はカトマンドゥとポカラを往復していたが、トレッキングでランタン地域を一人のガイドと一緒に旅にでた。

ネパール全体は極貧だけど素朴な国民だったと言っている。

1960年代というと戦後15年経っていますが、ネパールやインド、東南アジアが植民地から独立して間もない頃です。

インドにしても西側諸国の物資と文明が入ってきて、インド独自の価値観から西側の価値観に翻弄されていた時期です。

西洋の物資はインドにも入ってきて、カースト制度と物資文明の軋轢や下克上でごちゃごちゃ。

さらに、インドとパキスタン、中国の領土争い。

中国のチベット侵略。

ヒンズー教とイスラム教の争い。

ヒマラヤ遠征の登山隊のみが呑気なネパールの町々、カトマンドゥーやポカラに新しい風を吹き込んでいた。

素朴に過ごしていたネパールに登山隊が息吹を吹き込んだんでしょう。

ポカラのあたりは極貧で衛生観念がないというか、、、雨が降ると路地が濁流になり汚物が流れていて汚さの極地のようだった。

とある地域では一生お風呂に入らない部族もいた。

ポカラに限らないが匂いが凄まじかった。

ただし、トレッキングに出ると、、、それはそれは素晴らしく、アルプスを越えるスケールでマチャプチャレがそびえていた。

極貧ではあるがネパールの国民は優しかった!

面白いいつわが、、、乳飲み子が母の乳を飲み終わると、タバコをくわえて「マッチ」と母親に催促した。

そんな小さな乳飲み子がタバコを吸う!

親兄弟が吸わせていたんだろう。

それは、貧困というか、社会の無学からくる貧困でもあるんだろう。

むろん、学校など無縁の世界だろう。

それを考えると、日本は文明開化以前、、、江戸時代のあたりから寺子屋が各地にできて、読み書きや人のあり方などを教える場があった。

時代は現代になると、これからの文化にかける社会一般の意識は、、、中国が一番かもしれない。

時代の先端は変わっていくということです。

日本の没落はどうしたら止められるのかな???

 

君たちはどう生きるか 吉野源三郎著、80年前に書かれた名著で、今でも十分に通用します

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a9da8128f4acc043d1d53ffbe1f3dd02

紀の川、有吉佐和子 女3代にわたるお話、親子供は反発しあっても、思いが繋がっていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/42e8223a65d0f2a5ba642c51139f88a8

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

ホテルローヤル 桜木紫乃 個人商店のような自分の境遇が、身につまされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2017年ノーベル文学賞を受賞 代表作でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーに

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   高橋尚子、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比してる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

君たちはどう生きるか*読書

2019-04-13 21:30:09 | 本と雑誌

君たちはどう生きるか、吉野源三郎著

80年前の戦前に書かれた名著です。

そんな昔に書かれた本を読んでみても、人の在り方などや社会の問題は変わらないのだと、新鮮な驚きがありました。

人が生きることは、時代が変わっても変わらない。

時代が変わって文化や文明は進歩するかもしれないが、根本的な人はたぶん変わらない。

最近、また読まれるようになったのは、当然のことでしょう。

最近リバイバル・ヒットしているそうです。

この本の内容に関係ないことですが、映画化、漫画化にあたって出版側ともめごとがあるようです。

書かれたのが80年前なので、著作権は発生しないと考えたのでしょうか。

遺族がいらっしゃるのだから、きちんとした対応が必要でしょう。

 

粗筋は、、、。

コペル君とその友達と、叔父さんとのやりとりでお話が進んでいきます。

コペル君は中学二年生の設定で、この本が書かれた当時、1930年代では中学校に進学できるだけでエリートだったそうです。日本も世界もキナ臭い戦争の時代に向かっていた。それで、なおさらに民主主義とヒューマニズムを大事にしたい、という思いがあったのでしょう。

コペル君の友達は

水谷君(家柄の良い上品な子)

北見君(がっちりした体形の、一途な子)

浦川君(家がお豆腐屋さんで、家業の手伝いの油揚げを作っている)

油揚げ事件

クラスの子たちが、浦川君が毎日持ってくるお弁当の中身が油揚げだということに気が付きからかっていた。何人かのクラスの子が、浦川君を馬鹿にしたので、北見君が怒り飛びかかっていった。仲間を馬鹿にされて怒った北見君がいた。その後、浦川君が何日も学校を休んでいたので、2人で家に遊びに行ったら油揚げを揚げている浦川君がいた。学校を休んだのは、病気じゃなく家業が忙しくて手伝っていたからだ。その当時では、浦川君のお豆腐屋さんに住み込みで働いている若者がいた。浦川君のお豆腐屋さんは下層階級じゃなく、浦川君は家業を手伝っているけど、お豆腐屋さんに住み込みで、さらに体ひとつで働いている人がいることに、コペル君は気が付いた。さらに、浦川君はコペル君と同じ世代だけど、彼は世の中に何かを生み出している生産者だと教わった。コペル君はまだ学生で勉強中で、ある意味で消費者、受益者の立場だけなのだと教わった。

だから、コペル君は働かないでいられる有難い立場なのだと。有難いという意味は、あることが難しく、めったにあり得ないということだよ生産者じゃない立場は、社会的には珍しい立場なのだよ。だから、有難く感じて勉強に励みなさい!

雪合戦事件

水谷君、北見君、浦川君とコペル君は、学校の中で仲良しグループだった。北見君が上級生ににらまれて制裁を受けそうになったら、4人で北見君を守ろうと指切って約束した。その日が来た。北見君が上級生に殴られたときに水谷君や浦川君は、北見君に並んで上級生の前に立った。遠くで見ていたコペル君は怖くなって、駆け付けることができなかった。終わって3人が肩を寄せ合って帰っていくのを、コペル君は遠くで見送るしかできなかった。

その日を境にコペル君は体を壊して学校を休業していた。あの時にどうして皆のところに駆け付けられなかったのかと、毎日反省していた。指切りして約束したことを、裏切ったことを、どう許してもらおうかと悩んでいた。それで謝りの手紙を書くことにした。それで北見君、水谷君、浦川君が許してくれるかわからないけど、謝りの手紙は(言葉)は必要だと!

人は、「しまった」と考えたり、後悔することで、その後同じような後悔をしないで済むことがある。それが正常な成長なのだ。

国王は、国王の座を追われたら、国王でなくなったことに不幸を感じる。だけど平民が国王でないからと言って不幸は感じない。痛みがあるから、普通じゃないと感じられる。痛みがなかったら、普通じゃないということに気が付かない。みじめだと思うのは、人は本来みじめであってはいけないから、みじめさを感じるのだ。

ナポレオン事件

ナポレオンがいつの時代の方なのか、私の中ではあいまいだった。だいたい第一次世界大戦のころの方だったようだ。つまり1800年あたりが時代背景。

20代のころは一兵卒だったものが、35歳にはヨーロッパを収めるくらいの皇帝にまで出世した。もしかして、時代がナポレオンを必要としていたのだろう。時代を変革しなきゃいけない時に現れたのが、ナポレオンだったということ。ヨーロッパは貴族社会で小さく分割されていて、国の運営も貴族たちが取り仕切っていた。それを、貴族じゃなく議員制にまで変革させるきっかけをナポレオンは作った。つまり、ナポレオンは時代から求められて登場したものだ。世の中に英雄と言われる人たちがいるけど、みな時代が呼び寄せた方たちだ。時代に逆らって、英雄になった者はいない。

ほかにも、いろいろ面白くて身近なエピソードで、人の在り方を説いていく。子供向けだけじゃなく、大人だって、もしかして社会的に地位のあるような人こそ、読んでほしい内容が満載です。

子供の生活を大人が解説していくスタイルで話は進んでいく、ユニークなストーリー展開です。それに暗い話じゃないし、軽い内容ですが、「ある・ある・よくあることだ」と面白く読みました。

 

紀の川、有吉佐和子 女3代にわたるお話、親子供は反発しあっても、思いが繋がっていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/42e8223a65d0f2a5ba642c51139f88a8

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

ホテルローヤル 桜木紫乃 個人商店のような自分の境遇が、身につまされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2017年ノーベル文学賞を受賞 代表作でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーに

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   高橋尚子、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比してる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紀の川、有吉佐和子、読書

2019-03-06 13:24:24 | 本と雑誌

紀の川、有吉佐和子さんは読んだことがなかったので楽しみでした。

紀の川は昭和30年代に書かれたようです。

話は日清日ロ戦争の頃から始まります。

主人公の花は、庄屋さん(地主階級)の娘に生まれ、紀ノ川の下流にあたる六十谷に嫁ぎ、そして母親になり、娘の文緒を生み、孫の華の代までのお話です。

いわば「女の一生3代記」と言ったところです。

今でこそ日本人の平均寿命は80歳を超えているが、当時は50歳あたりだった。

江戸時代以前からの家、村、慣習の世界が、明治維新によって壊されていく。

その中で生き続ける女(花)の一生といったところ。

日清戦争や日ロ戦争では日本の世相はかわらなかったが、先の第二次大戦の敗北でガラッと世の中が変わった。

価値観が変わったのだ。

家から個人へと事の単位が変わった。

主人公の花は和歌山を流れる紀の川に生まれた。

花は昔からの言い伝えで「嫁入りは、紀の川に沿うて行くもんや、紀の川の流れに逆ろうて嫁入りしちゃあかん」と言うわけで、紀の川の下流の六十谷の名家に嫁いだ。

花の子供の文緒は、そんな花の古くからの慣習に反発して、新時代の女として生きようとしていた。

ちょうど、大正モガが沸き起こってくるころだろう。

文緒は紀ノ川では新時代は生きられないと東京へ出た。

花は大地主で豊かだったので、遠くに住む文緒に乞われるだけ送金していた。

文緒は銀行員と結婚して華を生む。

文緒は海外を転勤して海外の息吹を謳歌していた。

文緒の子供華は、新時代をあまりにも標榜する母の文緒に反発して、反対に祖母の花になついていった。

花は家とか土地、古くからの習わしを大事にしていた。

地に足がついていたのだろう。

花の思いは隔世して華につながった。

結局は、女の思いは綿々と繋がっていく。

と言う大雑把なストーリーだ。

*************

花から文緒を超えて華に繋がる。

女の系図が出来上がる。

戦争時の疎開先は女親のほうに逃げ込むことが多い。

もしかしたら、古来から現代まで日本は女系社会なのではと説いている。

生きることは、時代時代に反発したり、うまく立ち回ったと思っていても、時代に翻弄される。

おそらく、自分の分と言うものが、いくらあがいてもあるのだろう。

有吉佐和子の描く女の一生は壮大だった。

他も読んでみよう!

 

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

ホテルローヤル 桜木紫乃 個人商店のような自分の境遇が、身につまされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2017年ノーベル文学賞を受賞 代表作でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーに

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   高橋尚子、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比してる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日の名残り、カズオイシグロ、読書

2018-11-19 19:28:34 | 本と雑誌

カズオ・イシグロは「私を離さないで」の1冊しか読んでいないが、こんな日系のかたが世界にいらっしゃるのかーと、ビックリした記憶があります。

それが5年ほど前で、、、その作品で先日ノーベル文学賞を取られて、またビックリしたところです。

日系ではあるけど、英国に長年住んでいらっしゃるので、日系ではあるが英国人そのものの感性だと思いました。

それは「私を離さないで」を読んだ時にも感じたことです。

スケールの大きな時空を言葉で築き上げていく、、、日本人の感性では考えられないぐらいです。

「日の名残り」は英国独特の貴族お付の執事の目を通して物語が進んでいく。

執事の描き方が、滑稽なくらい生真面目で、これこそ英国のエスプリそのもののように描かれている。

女中頭の女性がこの執事に気があるのだろうが、執事は「品格とは」などと思考しながら気が付かぬふりをしている。

使えていた貴族が没落してご主人様が米国人に代わって、フランクで冗談を言うので、執事のほうもそれに合わせて冗談を勉強しなきゃと考える。

そのあたりに、英国の社会を風刺したりして、この小説全体に言えることだがユーモアがある。

英国の執事に代表される生真面目さ、、、。

ドイツの理路整然とした社会や製造物の在り方、、、。

フランスの自由社会への熱望、、、。

イタリアのアモーレだが閉鎖的な社会、、、。

スペインの土臭い芸術性、、、。

ヨーロッパ諸国は、それぞれ独自の気質があって、おもしろい。

それのイギリス版がこの小説「日の名残り」でしょう。

「私を離さないで」は怖い内容ですが、「日の名残り」英国愛をユーモアを通し語っている

お勧めします。

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家&写真家&作家さんが1人で日本旅行した 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃の一人旅です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた当時の朝鮮

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

ホテルローヤル 桜木紫乃

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 代表作のひとつ 2017年ノーベル文学賞を受賞

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時だった

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解いていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーになった

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   増島みどり 高橋なおこ、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比して語っています

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イザベラバードのハワイ紀行、読書

2018-09-14 17:18:42 | 本と雑誌

イザベラバードのハワイ紀行は、日本紀行や中国奥地紀行、朝鮮紀行より前です。

ハワイ紀行は写真機を持っていっていないのか、この単行本では挿絵がデッサンだけです。

これ以後に写真撮影の技術を覚えたとなると、、、相当勉強されたのではないか。

東アジアの国々を周ったときは、大きな組み立カメラを扱っていた。

ハワイ紀行の時には写真が挿入されていないので、まだカメラを扱っていなかったのだろう。

イザベラバードの日本紀行上下、中国紀行上下、朝鮮紀行を読んで、お茶の水の本屋さんでハワイ紀行を見つけたときは、、、やったー見つけたと感激しました。

サンドイッチ諸島=ハワイ諸島

イザベラバードは1874年前後にオアフ島、ハワイ島、マウイ島など島巡りで数年滞在したようだ。

えらくハワイが気に入っていて、気候や住民に馴染んだようだ。

ハワイに比べると、湿気があって寒暖の差が大きく、住民が中途半端に近代化されていた、日本などは緊張したことだろう。

ハワイの原住民は馬乗りが上手かったと書いてある。

男も女もどこに行くのにも馬に乗って、しかも全力で走らしていたそうだ。

競争でもしているように馬を走らせる!

それが女性でも、そうなのだからびっくりした。

そういうイザベラバードも、馬に関してはそうとうな腕前だった。

崖の細道でも、急な下りでも、馬に乗って行った。

ハワイのような島で馬が使われていたのは、、、私には意外であった。

ハワイの人々は、インデアンのような上手な馬使いだそうです。

ハワイの人種はポリネシアンだが、もしかしてインディアンの文化でも入ってきていたのだろうか?

私はハワイは何度も行っているが、文明開化以前のハワイは、さぞかし美しかっただろうと想像できます。

なんたって、ハワイ島は4000mを超す雪山があるのだから。

灼熱の熱帯から凍えるような4000mまで様々な気候がハワイには詰まっている。

しかも、今も昔もキラウエア火山の噴火がある。

大島の御神火どころじゃないです!

真っ赤な溶岩がイザベラバードが訪れた時でも、海辺まで流れ出て、海水に落ちて蒸気が白くもうもうとしていたという。

イザベラバードの紀行文はどこの国も、悪く書かない。

良い所を見つけて淡々と書いてある。

ただ、日本、中国、朝鮮と比べると、ハワイは手放しで称賛している。

よっぽどハワイが気に入ったのでしょう。

もしかして、イザベラバードがアドベンチャー作家として名を成したのはハワイ紀行からか?

写真はないがイザベラバードのイラストが少し挿入されている。

火山のファラライの絵を見ると、、、今すぐにでも飛んで行って見たいなー。

ハワイに行ったのは、スキューバーをしに行ったのと、ホノルルマラソンを走りに行ったのと、年末のくじに当たって招待で行った3回だけです。オアフ島はぐるっと1周バイクで回りましたがハワイ島は招待のツアーだったので、なにがなんだかよく見れなかった。

だから、じっくりとハワイ諸島を見たことがない。

だいたいの地理はわかるがハワイ島は連れられて行っただけで、、、何も見ていないに等しい。

だから、行きたいなー

1874年当時でも、中国人の増加が問題になっていた。

メイドさんなどが中国系の女性がやっていた。

日系の移民はまだ後のことのようです。

ハワイ紀行のこの単行本はページ数が多くて、しかも内容が記述が似たような箇所が多くて、読みづらい。似たような記述になるのは、当時のハワイは原始社会から一歩進んだぐらいで、ハワイ島もオアフ島も他の島も似たような生活だったし、ハワイのどこでも文化度の差がなく、記述が似てきたからじゃないか。日本紀行の当時でも、日本の東京と横浜と日光と会津、角館では全く違う生活様式があっただろう。だから紀行文の中の記述に違いがあって面白く読めた。ハワイ紀行は、ハワイのどこに行っても美しい、素晴らしい、の連続のようで、変化に乏しい。ハワイは昔から人が骨抜きになるくらい豊かで気候が良く住みやすい土地なのかもしれない。

私は完読に1ヵ月ぐらいかかりました。少し飽きが来るかも?

イザベラバードの日本紀行㊤ 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909 

ホテルローヤル 桜木紫乃

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 代表作のひとつ 2017年ノーベル文学賞を受賞

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時だった

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解いていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーになった

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   増島みどり 高橋なおこ、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比して語っています

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆめのちから、読書

2018-01-29 14:31:27 | 本と雑誌

「ゆめのちから」は敷島製パンの社長、盛田淳夫著

100%国産小麦「ゆめちから」だけで作る食パンの商品化記録書です。

淡々と日本の食糧事情を書かれて、小説のような山あり谷ありの波乱万丈な内容ではない。

話は戦前から始まります。

第一次世界大戦後に景気が良くなり、その反動で不況に陥った時代がありました。

その時に富山から米騒動が勃発して全国に波及していきました。

それを見ていた、盛田敦夫の祖父、盛田善平はパンはコメの代用になる、、、と考えてパン屋さんを始めた。

著者の盛田淳夫さんは敷島製パンの社長としては5代目になる。

1998年に湯だね製法の食パン「超熟」を発売して大ヒットになった。

国産小麦は「春よ恋」や「はるゆたか」がありますが、収穫量が少なかったり、グルテン量が少なかったり使いずらかった。

大手のパン屋さんが食パンを一定の商品として販売していくには、、、国産小麦は物足りなかったそうだ。

超熟では国産小麦はたったの3%、、、食料自給率から考えたら当然かもしれないが、日本産の小麦でパンを作りたいのは、パン屋さんとして当たり前のこと。

新品種「ゆめちから」の話を聞いて、これで行けるとの思いで、満を期して発売したのが「ゆめちから入り食パン」。

何だか長ったらしい名前ですが、「ゆめちから」をアッピールしたかったからだそう。

「ゆめちから入り食パン」は国産麦100%食パンで300円です。

近くのスーパーには超熟はあったが、「ゆめちから入り食パン」はなかった。

食パンは基本的に食べないので、超熟も全く知らなかった。

私自身は食パンでもハード系のパンでも、何でも大好きです。

超熟をゲットしたのは初めてかな。

どこがどう安い食パンと違うのか、同時に食べ比べなきゃ、、、私にはわからない。

しばらくして、ゆめちから入り食パンを手に入れました。

ところが、ゆめちからは48%で他の国産小麦をミックスして100%国産小麦にしている。

国産小麦がどんなものかとゲットして食べました。

大きなスーパーではPASCOブランドの超熟シリーズばかりになっていた。

100%はちょい値段が高いので少なかった。

ゆめちからだけでは足りなかったのかな。

国産小麦と言っても、外国製小麦と違いがあるわけじゃなさそうなので、、、。

食べてみても、なんだかわからない!

焼かないで生で食べてみたが、しっとり普通だった。

トーストして見たら、これが一番食パンらしくて好きだなー。

マーガリンを塗ってからトーストしたら、しっとりカリっとになったが、ただのトーストしてからマーガリンを塗ったほうが美味しく感じられる。

順番の問題だけど、、、食感が違う。

まーーー食パンは食べないから、よくわからないーーー。


盛田敦夫と聞いて、、、聞いたことのある名前だと思っていたら、ソニー創業者の一人「盛田昭夫」さんは親戚だという。すすんだ道は違ったが、ご両人は企業を大きく成長させた。優秀な家系なんですかねーーー。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街道をゆく「韓のくに紀行」司馬遼太郎

2017-03-07 19:47:33 | 本と雑誌

昨年末から司馬遼太郎の本を何冊も読んでいますが、感想文が書けません。

司馬遼太郎の本は内容がぎっしり詰まっているので、私程度のものには論評も感想文もかけないというのが実際です。

どの本もひと筋縄で語りきれないぐらいのボリュームがあります。

街道をゆくの、中国紀行上下、韓のくに紀行、陸奥のみち、肥薩のみち、湖西の道、甲州街道&長州路、などなどですが、一般的な紀行文のまわりにそれの数倍ぐらいの歴史、物語、社会状況などがあるので、ひとくくりに紀行文と言い切れないぐらいです。

実は、、、実はこの司馬遼太郎の本は90歳を超える母が「読んだことがないなら、面白いから読め」とあづかったもの。

なんというか、母の頭のしっかりさに仰天した次第です。

もしかして、還暦を過ぎたくらいの私より90歳を過ぎて東京オリンピックまでは生きられないだろうーーーとのたまう母の方が遥かに頭がしっかりしているかもしれない。

この本が書かれたのは韓国に李承晩が君臨していた頃のようで、40年前以上だと思います。

その頃の韓国旅行と思えば間違いない。

韓国というか朝鮮は古くから日本と海を隔てていたが行き来があった。

朝鮮には金海と呼ばれる村があり日本人を祖先にする人が住んでいて、住人はみな祖先を日本人だと誇り(?)を持っている。

古くは日本の韓国の窓口は対馬であって、対馬は位置的なこともあるが新羅や唐に独自に使節を送っていた。

ある意味で隷属みたいなことをしていたということだ。

日本に属しているだけじゃ対馬は危なっかしかった。

朝鮮の日本村、金海をたずねたら、物珍しそうに村人が集まってきて、長老に挨拶したら朝鮮に日本村があるのと同じように、日本にも朝鮮村があると切り替えさられた。

百済が滅びた時に、難民となって大挙して日本に朝鮮人が渡ってきたが、朝鮮の出身地によって琵琶湖西や関東平野の埼玉の山間部に住まわせられた。

その当時の朝鮮は日本より遥かに文化が高かったようです。

日本の歴史は文字が入ってきてから1600年くらいに対して、韓国は中国と陸続きなので2000年以上の歴史があります。

さらに中国の律令制を寸分違わぬ形で模倣して定着させたので、古代の文化は遥かに日本をすいがしていた。

日本は平安時代に律令制を唐から導入したが、古代の地元豪族が強く、しかも時代が下がるにつれて武士がでてきて、実際の権力を朝廷から武士の勢力が奪ってしまった。

だから、形だけの律令制になってしまった。

ところが、それ以後の日本の発展を見ればわかるように、律令制を排した日本の武家統治の方が遥かに進歩的で、経済などの発展に大きく寄与した。

律令制は往々に政治勢力(官僚)の腐敗を生みます。

それと、影響が大きかったのが儒教だと言います。

儒教は親族の10世代ぐらい前までを親族として、固い結束を生むことが多い。

さすれば、そこに何事にも親族優先の法則が当てはまり、、、つまり腐敗が始まります。

親族同士での結束になるのです。

これが、今の韓国の問題にもつながるようです。

この本が書かれた40年前は、それがひどかったようだ。

律令国家で儒教の本家本元の中国は、毛沢東の文化大革命でそれらをぐちゃぐちゃに壊したのが、はからずもマイナスは大きかったがプラスもあった。中国の歴史的な遺産や知識人を破壊して、ついでに現代においては良いことが少ない儒教の教えまで破壊したのは、のちの中国にとって良かったのではと司馬遼太郎は言っている。評価が難しい所だが、、、。

日韓、日中の関係はむずかしいが、かの国の生い立ちを知ることは面白い。かの国の歴史はすべて日本に関係してきています。

日本と朝鮮の古くからの関係をよく解説してくれている。「街道をゆく」というタイトルではあるが、ものすごい広がりと知識欲を感じる一冊です。「街道をゆく」にはどの号にも感じられるすごさです。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

氷平線、桜木紫乃、読書

2016-11-01 20:26:04 | 本と雑誌

桜木柴乃さんのデビュー作と言ってよい単行本です。
直木賞を受賞したホテルローヤルを読んで、他も読みたいと思っていた。
氷平線は短編小説が6編入っているオムニバスです。

この中の雪虫が桜木柴乃さんの小説デビュー作そのものです。

雪虫(酪農家の家に嫁ぐフィリピン人と、閉ざされたような人間関係)
霧繭(和裁師は呉服屋さんの関係の知られざる世界をさらっと描いている)
夏の稜線(北海道の酪農家に嫁いだ東京生まれの女は、土地に縛られている家にうんざりした)
海に帰る(北海道の町の床屋さんの物語。流れてくる女と定職を持った男の物語)
水の棺(歯医者さんとそこに勤務している女医さんとの断ち切れぬもの)
氷平線(昆布の村に女衒さんがひとり、そこの村を出た秀才が心ひかれる)

北海道独特の空気感と、寒々しさがザラッときます。

酪農の厳しさや農村の閉鎖性が良く描かれている。

 

各短編小説は北海道を舞台にされていて、作者が生まれ育った釧路あたりの話です。

海霧が出てきたり、疲弊した酪農家族の話があったり、着任教師や医師のお話。北海道の辺鄙なところに自ら進んで着任するのは訳あり人生だったり、自分の体験談のように書かれている。

小説は架空の話とはいえ、自分の生まれ育った環境以外のことはあまり書かない。自分の周りのことから書き始めるのだろう。だからリアリティーがあるし、物語に惹きこまれていく。私の周りでも、それまでの人間関係を断ち切った人は、北海道のさらに地方の町に流れ着いていた、、、。

 

短編だけど味わいが深い小説でした。

 

 

物書き、小説家の言葉を紡いでいく能力や、奇想天外な話を作り上げていく能力に、ほとほと感心します。それがプロと言っては身もふたもないけど、楽器の奏者にしても、とんでもないくらいの技術を持っているもの。人の能力は上限がないと思えるほどでしょ。

友人でチャンバー、オートバイのマフラーを作っているビトッチ博士は、エンジン音を聞いて馬力が出ているなーとかトルクはこれくらいだとか、、、計測しないでわかる。

作家も同じようにプロなんで、私がよくそんな発想ができますねとか、そんな架空の話を作り上げられますねと言っても、、、きっとそれ以上のことが頭の中をぐるぐるいっぱいあるのだろう。

人が考えられたことは、、、必ず現実に出てきます。発明発見がそうです。空想の未来は100%実現可能なんです。これが世の作りなんだと思う。

最近気がついたが、年を取ると根気が無くなる。20代の若者だった時に比べて、持っている時間が有限だからかもしれない。社会を動かす政治家は、いいところ55歳ぐらいまでにしてほしいですね。根気が無くなり短絡的になる。中国の習近平を見ていると毛主席の晩年と似通ってきたと危惧されます。

黙示録3174 ウォルター・ミラー 核戦争後の人類の退化と発展と業

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e8fc99baeee0d4ddfa8f041027ff0330

荒野へ ジョンクラカワー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/1ed709cf66d01a55e5b187730e4058b0

熱海奇跡 市来広一朗 熱海再生ができた理由

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b2d9b34172c891afa0792934fe9809e8

架橋ビジネス 山下昌美

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/403c49ce3ce60906e84b9f36a2e236ce

ゴールデンスランバー、井坂幸太郎 国家の犯罪に市民が犯人にされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/bd27db62541df45c8898576a24c7643d

書店主フィークリーの物語 ガブリエル・ゼウイン 

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/67c105e77fad0dab2dfe81ea2595ca16

京都の雑学100選、清水サトシ著

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/464e6bafa3dcdc1ddf1c84fa9af0c6e1

神々の嶺、夢枕獏 ヒマラヤ登山の黎明期の出来事を、史実をもとにフィクション

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ecafc40c9d75b010683a613a7ed37fe

陽気なギャングは3つ数えろ 井坂幸太郎 明るく陽気なギャングシリーズ

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/390f44a4704683665229dbf0915e35fa

氷点、三浦綾子著 北海道を舞台にした私小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8aadcbe1130b26dccfac02e258cfbe2f

ハリーポッター賢者の石 JKローリング著

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/86f85de96cb9d765f04d7c99f859549d

文庫X、犯人はそこにいる 清水潔箸 記者さんが追った犯罪の実録記事 迫力満点です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/82468b4a3f86892b534aa2650f927822

夜行 森見登美彦著 不思議な短編小説です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b81956f461db85b1a38b291d01442d34

かなたの子 角田光世箸 おどろおどろした、女性独特なブツブツした感性です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3f9d0f6466a4fecfa0fa4d205964927d

ローカルバスの終点へ 宮脇俊三著 ローカルバスの100kmを越える旅です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ed917733ec15d51ecd5f9a52d1904a51

神秘な国ネパール Dマーフィー著、1960年代のカトマンズあたりの話

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b275d13e8a32d2c39b5f0945880d5f8a

君たちはどう生きるか 吉野源三郎著、80年前に書かれた名著で、今でも十分に通用します

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a9da8128f4acc043d1d53ffbe1f3dd02

紀の川、有吉佐和子 女3代にわたるお話、親子供は反発しあっても、思いが繋がっていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/42e8223a65d0f2a5ba642c51139f88a8

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

鉄道エッセイコレクション 読み鉄へのご招待

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ab719d6a265331c9c1ef97bb50b6ade3

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

水平線 桜木紫乃 6編のオムニバス 生まれ故郷の北海道を題材にしたものが多い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/720e40077039f9abab85c15c7fa8c4ea 

ホテルローヤル 桜木紫乃 個人商店のような自分の境遇が、身につまされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2017年ノーベル文学賞を受賞 代表作でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーに

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   高橋尚子、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比してる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef037

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホテルローヤル、桜木柴乃、読書

2016-10-12 12:50:34 | 本と雑誌

桜木さんを初めて知り、始めて読みました。

直木賞を取られたそのものの本です。

「ホテルロ-ヤル」はラブホテルのホテルローヤルのオーナーや利用者、従業員、業者さんを一話ずつ短編で描いています。

ホテルローヤルを取り巻く関係者のオムニバスと言うわけです。

作者の親がラブホテルを経営されていて、ラブホテルにまつわる話にリアリティーがあります。

桜木さんの描写はさらっとしているが、描かれる人物像が目に浮かぶような感じがします。

何処でもありそうな出来事ばかりですが、この世の果てのような感じさえします。

素晴らしい映像が目に浮かびます。

素晴らしいと言っては語弊がありますが、貧困を描いているのだが、こんなことが本当にあるのと思うが、どことなく郷愁と親しみを感じさせます。

「現実は小説より奇なり」と言いますから、このホテルローヤルを読むと、、、現実には想像を絶する世界があるのだろうなーと、、。

①シャッターチャンス 廃墟になったホテルローヤルで、ヌード写真を撮ろうとする若者

②本日開店 近くのひなびたお寺は、檀家さんたちがお寺の奥さんと契約で交わっていた

③えっち屋 ホテルローヤルをたたむときに、えっちグッツを業者に引き取ってもらう

④バブルバス ホテルローヤルになけなしのお金で利用するお客さんの話

⑤せんしぇい ホテルローヤルで自殺した先生と生徒さんの話

⑥星を見ていた 年老いた従業員の息子さんが犯罪者に

⑦ギフト ホテルローヤルを作る夢物語

どのパートもあるあると思える話ですが、貧困さがこれでもか、、、というくらいなのだが、でも現実にはこのような話はゴロゴロあるのだろう。

全ての不幸の原因は貧困なのだが、「頑張って生きているなー」ではなく、「それでも人は生きていく」と言った感想が正しいのかな。

裕福な生活を送っていても、極貧生活でも、生きていること自体は変わらない。どんな境遇でも人は生きていくとーーー悟りか?

6話目のミコ婆に共感しました!

「いいかミコ、なにがあっても働け。一生懸命に体動かしている人間には誰も何も言わねぇもんだ。聞きたくない事には耳をふさげ。働いていればよく眠れるし、朝になりゃみんな忘れている」なき親が言った言葉だそうです。せちがらい現代では、働こうにも働けないと言うこともあるし、耳をふさいでいることはなかなか難しい、、、。

桜木さんの他の本も読んでみたくなりました。

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家&写真家&作家さんが1人で日本旅行した 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃の一人旅です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた当時の朝鮮

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

水平線、桜木紫乃 デビュー作品でオムニバスです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/720e40077039f9abab85c15c7fa8c4ea

ホテルローヤル 桜木紫乃

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 代表作のひとつ 2017年ノーベル文学賞を受賞

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88d701444d03e880344237c875562569

憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9a8f3bea2f8fc5bcdd0be1bb111859ae

漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b9d8b6217b3a0cce2bc26ad9c2417a8d

風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時だった

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/544e11da177f9b40b4d6598b3e0ab434

容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解いていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/775ba2cbeb9bbf089274adef1ebef503 

天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーになった

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/096cf2b75dac6343a24b8817b6eca9c4

イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb318b4e1618aff6c5ad58fa4252ae7a

注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13a6cb97ac223df13f691ab46c8510b6

椅子が怖い 夏樹静子 作家さん自身の腰痛闘病記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7d3621b6f0b47287f79d96c5e0712442

シドニーへ彼女たちの42195m   増島みどり 高橋なおこ、山口、市橋、弘山、小幡たちのドキュメント

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d087d449a9d42610cbc98acc203230a1

陰獣、孤島の鬼 江戸川乱歩 登場人物が奇形や変人ばかり

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/410303ba722ed3d9e0893b5b44f769b1

赤い月 なかにし礼 満州で日本が何をやったか、、、自叙伝でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/229d752a2eae9ba818b79223e1ed0303

カッパが歩いたインド 妹尾河童 イラストで描いたインドです 素晴らしく緻密で面白い

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/c/ffb3370bcb7b998aacceaecb1ab50635/3

ワイルドソウル 垣根涼介 ブラジル移民の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/355393b153ec2a6e00d7675d347bac42

火車 宮部みゆき 現代版破産ミステリー小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fd8be908ec8de7c2665c7d8cda3527cc

ぼっけいきょうてい 岩井志麻子 見てはいけない約束事、心の闇

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ff2487bb230d857c526e5042d6a6c02

死の泉 皆川博子 第二次大戦下のドイツの狂気

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3a54f885c3df8e987cd8d2fdff9598c0

病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24c9b887a8837d4f8cfc3e47f1a131e1

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 知能遅れのことについて、天才と対比して語っています

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8bfca45696446e9489febccfe92f419b

人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7253a80dc53b2e074792c176512ed862

闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/495ddcdddb9e390916a9159790fe1c9f

僕は殺す ジョルジュ・ファレティ イタリアのベストセラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/70017568a3b1ad535c38f0b344ebeedf

一瞬の風になれ 佐藤多佳子 上中下3巻です、部活の匂いがする

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c0014753f3049a659c9743829cc93d1

地獄ん季節 高山文彦 首切り事件「酒鬼薔薇」のルポルタージュです

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/72adca24bffe5041da04fbb87a57310d

ダヴィンチコード ダンブラウン 教会や彫刻に秘められた暗号を解き

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/98d6dcba736882cbdf77caa4c0034fbf

ラブジャンキー 家田荘子 性のモラルを突きつけている

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/633503af24ceefb1ddb26aae39cae04d

風が強く吹いている 三浦しをん 箱根駅伝を目指す部員たち

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/80b97f362098db5f1d5defb8e53f947c

悪魔の飽食、野生の証明 森村誠一 731舞台の話と、東北を舞台にした殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/08311ea3ca800cd82ddc4f2eac13a2b0

もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/d49f76c0fc8bf08a643676f2ef03733a

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする