この郵便物を「請求書」と理解はしていますが、使われている文言は
「払い込みのお願い」であって世間一般の「請求します」がどこにも見当たらず
これには何か特別な意味合いでもあるのでしょうか?
払わない、と決めて公言はしていたものの、5年もの間「払込用紙在中」と
朱色のヌキ文字が目立つ封筒が届くたびに内心、少々ビクビクしていたのですから
根っからの悪人に私はなり得ないということでしょう・・・。
この立派な建物も、世間的には高いとされる職員の給料も
元はもちろん、様々に議論されている受信料なわけでして・・・。
さて、ふれあいセンターからの回答の「取扱局からの連絡」を待つことなく
すでに他界していた義母宛の契約&請求の無効性を訴えるとともに
契約者名を私に変更するためにこちらから出向いた5年前に続いて
このNHK支局を訪れたのはつい先日のことです。
頭の片隅には、ろくに知識もない地域スタッフがまた来たところで
すぐに処理できず二度手間になるのも煩わしいし、それ以上に
南側から丸見えの衛星放送用アンテナを元に追加料金を求められる
ヤブ蛇的事態を避ける意図も実はあったのです。
受付に要件を伝え、しばらく待って応接コーナーに顔を出したのは
今年入社したばかりという営業部主任・Yさん(もちろん5年前のYさんとは別人)。
時効援用の申し立ての旨を伝えると、出来るかどうか訊いて参りますと言って一旦退席
今度は女性の営業部主任・Kさんと連れ立って来ました。
「時効援用は出来ます。ハンコをお持ちですか?」
(私)「もちろん持参しています」
「でしたら、こちらの用紙に署名捺印をお願いします」
(横18㎝×縦11㎝・ワンライティングの2枚綴・2枚目客控)
一般的には内容証明郵便で送る必要があるとされる時効援用の申し立てにしては
あまりに貧相な用紙ではないでしょうか
何はともあれ、拍子抜けするほどあっさりと、それもたったこれだけの
手続きで済んでしまったのですからまずは目出度し、目出度し、といったところ。
ただし、相手はあの(悪名高き?)NHKのこと
どうせ時効が成立したことを知らせる書類など届くはずもないと推察され
間違いなくあの封筒が我家に着かなくなることを確認出来る数年先までは
決して油断をしてはならないことを心に誓ったのでした。
(完)