保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

多くの“事故”ありがとうございます・・・。

2008年05月15日 | クルマ販売と板金修理の実録
連休明け直後は例年通り、中古車販売、板金修理ともにご来客が少なくヒマであっ

たがここに来て板金修理が立て込んで来た。


この修理部門は「他人の不幸を待つ仕事」なのでいろいろな表現に気を使うのは私

一人だろうか。



そもそも“お客様”という表現も、修理後のお引渡しの際はあまり気にならないの

だが、お見積もりやお預かりの時は“いいカモが来た”風に受け取られないよう気

を使う。だから「いらっしゃいませ」は使わず「こんにちは」と言っている。

完成時の「ありがとうございました」は平気で言えるのだが「またどうぞ」とは

口が裂けても言えない。お客さまの方から「また頼むね」と言って頂けると、それ

でも冗談ぽく「お待ちしています!」と言える。



若い頃に販売の5大用語(いらっしゃいませ、ありがとうございました、少々お待

ちください、お待たせしました、恐れ入りますが)なるものを学んですっかり身に

ついている私にとって、お客様と顔を合わせた瞬間に「いらっしゃいませ」と条件

反射的に口に出てしまうのを、唇をパクパクしながらもグッと飲み込んでいること

が分かる。




たぶんお客様はそんな苦労は知る由もないのだろうが…。





ジージは歳を取ったため作業の現場には立っていない。

目は老眼のため色の調合に支障があるし、一日何回曲げるか分からない膝は「加齢

による半月版損傷」で使いすぎると痛くなるので、女房を始め女性に聞いたらみん

な知っていたヒアルロン酸注射を2ヶ月に1度、整形外科でうってもらう。



しかし最近のこの手の薬のコマーシャルが多くなったのには恐れ入った。整形

外科の込みようも尋常ではない。新規患者が予約を取るに2ヶ月待ちとは「それは

ないだろう!」と言いたくなる。もっとも自分で行くようになって実態が解った。

その患者の多くが老人だ。ジージは若い方でもっともっと高齢者だ。そしていわゆ

る“お百姓さん”なのだ。そりゃ年齢的にも普段する仕事の姿勢からして直るはず

もない患者さんばかりで「直す」というより「よくて現状維持」なのはジージと全

く変わらない。だから本人が自分で病院に行けなくなるか、直すことを諦めるか、

死んでいなくなるか、でしか患者数は減らないのだ。




そう言えば医者も「ありがとうございました」を使わず「お大事に」と言う。

高脂血症の投薬治療のため月に1度、処方箋をもらうためだけで金を取られ帰り際

に、痛くも痒くもないのに「お大事に」と病人扱いされることにちょっとムッとす

ることを思い出した。危険因子を減らすだけじゃないか!





やはり“他人の不幸を待つ仕事”は気を使わなければならないのだ!!












コメント
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