保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

ついに"敬老"される側に

2020年09月23日 | 町内会活動、参加の記録

私の住む町の町内会で例年「敬老の日」の近間の日曜日に
前年度に満70歳を迎えた以上の高齢者を招待し
昼の宴会を催す「敬老会」なる行事を行っています。


(昨年の様子。組長として参加)

私もついに"敬老される"側になりましたが、今年度はコロナ禍を理由に
取り止めとなり代わりに記念品が組長経由で届けられました。

そもそも54年前の1966年(昭和41年)に制定された「敬老の日」は
長寿を祝う日とされ、この年の平均寿命は男68.35歳 女73.61歳でしたので
現在より男13歳、女14歳程度も早く逝っていた時代のことです。

それが今や我が町でも世帯数130戸のうち対象となる
満70歳以上が130人つまり一家に一人はいるご時世になりました。

にも拘わらず"恒例・前例"という、しょうもない、しかし世の中では
よく大義にされる理由から、このたった一日のイベントに
削減を叫ばれている町内会の年間予算の10%以上も使い続けています。

この54年間における、過去の歴史上始めての高齢化の進行の速さに社会が
対応できずにいると言って良く、今や「老害」などという言葉さえ
登場しているのですから、家族単位はともかく、町を挙げて70歳を敬老する
(70歳で長寿を祝ってもらう)必要性などとっくに消え失せているのです。

ちなみにこの間の寿命の伸び幅から言えば最低で80歳
さらなる伸びを予め考えれば、85歳以上を招待して敬老するなら
まだ理屈が通るというものでしょう。

 

老害:組織や社会で幅を利かせすぎて言動が疎まれる高齢者または
傍若無人な振る舞いによって若者に必要以上の負担や
迷惑をかけている高齢者などを指す表現


他方、国を挙げての対策が必要なのはむしろ
近い将来の担い手不足を確実に招く少子化ですから
夏休み中のどこかで「(例えば)若人の日」として子供を招き
自ずと親も同伴して盛大に日帰りキャンプや花火大会などを
盛り込んだイベントを催した方が、その姿勢に町が応える意味でも
はるかに意義のあるお金の使い方に思えるのです。

それでなくてもすでに敬老されている人々は、国の
100兆円超という膨大な社会保障費を享受しているわけで
せめて町内会の予算くらいは、"既得権益"を放棄して若い人々のために
使ってあげたら、との思いを一人秘かに胸に抱いて久しいです。

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