冬型の気圧配置が強かったので、いつものように少しでも晴れる可能性がある
このスキー場に孫娘のHちゃんを連れて行ったのです・・・。
まず朝1番に見舞われた困難は
またまた積もった30㎝ほどの除雪を早朝ほぼ終わった時点で
Kさんから借りっ放しになったばかりの除雪機のローターのピンが吹っ飛び
軸の中に残骸が残ってしまい叩いても除去出来なかったことです。
結局これはドリルを立てるしかないらしく、手持ちの充電式ドリルでは力不足ですし
肝心な刃もないのでホンダディーラーに修理依頼することになりました。
そして一時、途方に暮れた2番目の困難は、スキー場に着いてから気付いたのですが
なんと財布をそっくり家に忘れてきたことです。
そうです、お金がまさに1円もないのです
片道1時間、往復2時間の自宅まで戻るか、または交番に駆け込みお金を借りるか。
交番で免許証不携帯を問われたら藪ヘビになるし・・・。
せっかく晴れの可能性が少しでもあるここまで来たにも拘らず
これでもかというほどのヒドイ雪降りの中で、また傍らで
Hちゃんが心配そうに見つめる中で必死に対応策を考えることしばし。
そしてついに車内にゆうちょの通帳が載っていることを思い出したのです。
菅平は通年、普通に住民が暮らす町ですから、1㌔も離れていない所に郵便局もあって
土日の営業の有無を心配したも稼働中だったのでリフト、食事、燃料代として
余裕を見て1万5千円を無事ゲットして事なきを得たのでした。
Hちゃんはと言えば積り続ける新雪によりほとんどオフピステ状態なので
制動要素の強いボーゲンもままならず今までにない回数コケていましたが
造られていた5つのウェーブを見つけ何本も滑り下りて楽しんでいました。
私も昔取った杵柄
ゲレンデシュプルングを久しぶりに楽しむことが出来ました。
そして帰る間際の2時頃から薄日も指し出すという
何とも意地悪な天気を恨みながら帰路に就いた道中で3つ目の不幸、イヤ、幸運が。
かなりのスピードでごく緩い下りの積雪路をとばしていたら制御不能に
右回転しながら反対車線の脇に盛られた雪に左前方が突っ込み
そのまま右回転しながら元の車線に戻って
左前方をこちら車線の左脇に盛られた雪にまた突っ込んで停車・・・。
すぐにバックして何事もなかったように再発進
助手席でぐっすり寝ていたHちゃんは全く気付くことはなかったのです
(痕跡はこの小さな凹み&吹っ飛んだグローメット5個)
かくして、困難&不幸をかろうじてすり抜けた感の1日は
無事、終了したのでした