保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

義母の緊急入院で知った肺炎の恐さ

2012年01月11日 | 肺炎の怖さ(義母死去の経緯)

年末の28日に「風邪」と診断されて薬を処方されただけの義母が
症状が改善しないために再度、4日に病院を訪れたところ
「肺炎球菌によると思われる肺炎」と診断され、即日入院になってしまいました。

この病院のいわゆる“かかり付け医”には毎週通院しているのですが
28日は別の当番医による診察だったようです。

それにしても、たった1週間で「風邪」が「肺炎」になってしまうなど
すぐに納得しろと言っても無理な話ではありませんか。

よく巷では「風邪をこじらせると肺炎になる」と言われます。

実際は風邪のウィルスと肺炎の細菌またはウィルは別物なので一連の病ではなく
風邪で炎症を起こした上気道が原因菌を肺に素通ししてしまい
かつ、弱った身体がそれに負けて肺に炎症を起こすのだそうですが
「こじらせる」にしても「負けて被患する」にしても、たった1週間で
それも入院5日目にしてICUでの緊急治療になってしまうなんて…。


(ICU内部には何人もの医師と10人ほどの看護士がいます)

ところで、これまでガンや血管疾患、糖尿病ばかりに目がいっていたのですが
統計上、肺炎が死亡原因の4位に入っている病気であることを知りました。

主な原因である肺炎球菌などの細菌は、基本的には抗生物質で治療できていたのですが
1929年のペニシリンの発見以来、もう少しで200年が経とうとする現代
こうした抗生物質でも死なない細菌が増えてきたため
さらには、ウィルスなど、別の原因によるものまで登場して
治療が簡単ではなくなっているのだそうです。

(抗生物質…微生物の産生物に由来する化学療法剤) 

今のところ、義母にもさまざまな抗生物質を投与して効果のあるものを
探す治療が続いていますが、効果を確認するには2、3日を要し
昨日はその間に炎症が進行して呼吸困難になったため、それまでの酸素マスクでは足りず
人口呼吸器の管を挿入して酸素を補う状態に陥りました。

これさえ難しくなると、咽喉を切開する呼吸器を取付けざるを得ず
場合によっては一生、これが外せなくなるという説明もすでに医師から受けています。

孫達がいた3日までは三度の食事もちゃんと取れていたとは言え
これを、特に年寄りにとっては大切な病気の早期発見と思うしかしょうがないわけで
今となっては効果のある薬が一日も早く見つかることを祈るばかりです。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする