言葉では分かっていても、何か課題に向かった時に忘れがちなことだと思っています。
その物事に対する取り組み方を変えるとおもしろくなるのに、真正面から工夫なしに取り組んでしまう。
文章などを書く時などは特にそうで、私に与えられた題材は限られているのにそれらを自分の普段の目線で捉えていると月並みな表現しかできない、本当につまらないものになってしまいます。
今まで数多くのつまらないものを書いてきてしまいました。
目の前に当たり前にあった自分が書けることの切り口を変えると今まで気付かなかった全く別のものになってくれたりする。
いつも心掛けていないと忘れている本当に大切なことだと思います。
店での品揃え、スペース、できることは限りがあるし、ブログやホームページなどの文章も前述の通りです。
それらの限られたもので表現していくためには、同じものを切り口を変えて違うものにする必要がある。
使い古された言葉ですが、私のような仕事にはとても有益な教訓だと思っています。
何か物を書く時には必ず心掛けたい言葉として、新しく手に入れた書くことがバカみたいに楽しい万年筆のキャップに刻印しました。
名入れというか、こういうボディへの彫刻を今までしたことがなくて、一度してみたいと思っていました。
でも名前や店の名前では面白くない。
自分が心掛けたい言葉、その万年筆から教えられるような感じにすることができたと思います。
書く道具である万年筆がより特別なものになってくれると思いました。