始めて万年筆を使いたいと思っている人をターゲットに開発された、シンプルでオーソドックスなデザインのペンです。
大きさ、太さもちょうどよく持ちやすいところもおすすめです。
定休日の昨日、商売人の端くれなので兵庫区の柳原えびす神社にお参りに行きました。
夜は大騒ぎになる兵庫駅前の通りも、昼は比較的静かで穏やかな気分で神社に入りました。境内では人形浄瑠璃を演っていて、なかなか熱気溢れる雰囲気でした。そんな中、お参りをして、お札を手に入れて、駅に戻る途中の屋台を堪能しました。
大学時代の彼女から夜店を楽しむにはひたすら食べることだと教えられてから、それを守り続けている情の厚い私は、ポテト、たこ焼き、とうもろこし、たい焼きなどを食べ、屋台で豪遊しました。
夕方からは、ル・ボナーの松本さんからお誘いいただいた「やたら美味い」という鳥鍋を食べることになっていて、店に行き、灯りを点けて待っていました。すぐに松本さんと著名なライターNさんが入って来られるました。お二人とも、分度器ドットコムの加藤製作所製の鉛筆エクステンダーに食いついていて、絶対に必要ではないけれど使っていて可笑しいというその物の魅力を理解してくれました。
Nさんは20数年間いろんな雑誌にいろんなジャンルの記事を書いてこられた有名なライターで、その話題の豊富さと面白さに引き込まれてしまいました。モンブランピックスを買い集めた話などを聞いているうちに時間になりましたので、もう一人の参加者鞄職人のバゲラさんhttp://www.bagera.jp/と落ち合うため、三宮に出ました。
松本さんのブログで何度かお名前は拝見していましたが、バゲラさんとお会いするのは初めてでした。職人らしい個性的な風貌でしたが、腰が低く、話していてとても楽しい人でした。
何と四人ともお酒が飲めないということで、ノンアルコールの鳥鍋の宴会が始まりました。絶品の鳥しゃぶとつくね、底に沈んでいる鶏肉が特に美味しく、お腹いっぱいになりましたが、「ものすごく美味い」最後のラーメンまで何とかがんんばらないといけません。Nさんと松本さんのスケールの大きな道楽話(Nさんは趣味が仕事でもありますが)にもお腹がいっぱいになりました。自分たちのビジネスに関するシリアスな話もしながら、中身の充実した宴会は、鳥のダシがたっぷり出た、鍋に入れられたラーメンで仕上がりました。
2軒目はすぐ隣のバーヘミングウェイでした。そこではシガーも吸うことができて、バゲラさんと私が試してみることになりました。手に慣れない太い葉巻をぎこちない手付きで、二人で燻らしていましたが、何かリッチな気分で口元がほころんでしまいます。バゲラさんは私より5つ年下ですが自分の工房を持ち、職人さんが4人もいるそうです。とても素直で心の大きな人で、本当は耳が痛いであろう松本さんの率直な意見にも真摯に聞いていました。
Nさんは知らないことはないのではないかと思えるほどの博識な人でしたが、その話の上手さはとても勉強になりました。これだけおもしろい話をする人の文章はきっとものすごくおもしろいと思いましたし(恥ずかしながら、まだNさんの文章をご本人のものだと意識して読んだことがありませんでした)本当の大人の道楽人に初めて会って、それは周りの人をも幸せな気分にするものだと初めて知りました。大阪行きの終電間近、車で帰る松本さんとバゲラさんと別れた後、三宮駅でNさんと握手をして別れました。