10数年前、初めて復刻されたこのペンを見ました。
まだ20代で、自分には縁のないペンだと思いましたが、良いペンだということはその存在感、良いものが放つオーラで分かりましたが、それほど太くはない、黒いボディの抑えた感じが自分の好みとは違っていました。
完全に市場から姿を消してしまったこともあり、それからずっとそのペンのことを忘れていました。
当店が委託販売を始めて少し経った時、私の目の前に再び姿を現しました。
持ち込まれたウルトラを書かせてもらいましたが、10数年間たくさんのペンを試してきた中でもかなり良い部類に入るペンだということが今頃裏付けられました。
硬いのに柔らかく感じる豊かなインク出、ペン先の厚さからくる落ち着いた滑らかさ。
本当に買う寸前まで心が動き、このペンを使っている自分をイメージまでしましたが、委託販売に持ち込まれたペンを店主自身が自分のものにしてしまったら、この委託品コーナーは育たないと思いましたので、他に欲しいと言われている方がおられたことを幸いに諦めることにしました。
昨日のブログに書いたように、国産旧型万年筆の中でも、プラチナプラチナ、カスタム72、ウルトラはいつまでも追い求めるペンになるような気がしました。
もちろん今のペンの方が快適に使えることでは上かもしれませんが、国産の魅力的な旧型には、安全策では勝負しないという国産メーカーの気概を感じます。
そんな時、開店1周年のお祝いということで、私の元に突然ウルトラがやってきました。
いつも来てくださる、奈良の先生が2本持っているからと言って、1本プレゼントしてくれたのでした。
金額的にも全く釣り合いがとれておらず、お恥ずかしい限りですが、10年前に新品で手に入れたプラチナプラチナ(小)をお渡ししました。
私がこの仕事をしているせいだと思いますが、お互いのペンを交換することは友情の証だと思っていて、私が使っているペンをお渡しすることで、お互いこの日を思い出に残るようにしたいと思いました。
まだ20代で、自分には縁のないペンだと思いましたが、良いペンだということはその存在感、良いものが放つオーラで分かりましたが、それほど太くはない、黒いボディの抑えた感じが自分の好みとは違っていました。
完全に市場から姿を消してしまったこともあり、それからずっとそのペンのことを忘れていました。
当店が委託販売を始めて少し経った時、私の目の前に再び姿を現しました。
持ち込まれたウルトラを書かせてもらいましたが、10数年間たくさんのペンを試してきた中でもかなり良い部類に入るペンだということが今頃裏付けられました。
硬いのに柔らかく感じる豊かなインク出、ペン先の厚さからくる落ち着いた滑らかさ。
本当に買う寸前まで心が動き、このペンを使っている自分をイメージまでしましたが、委託販売に持ち込まれたペンを店主自身が自分のものにしてしまったら、この委託品コーナーは育たないと思いましたので、他に欲しいと言われている方がおられたことを幸いに諦めることにしました。
昨日のブログに書いたように、国産旧型万年筆の中でも、プラチナプラチナ、カスタム72、ウルトラはいつまでも追い求めるペンになるような気がしました。
もちろん今のペンの方が快適に使えることでは上かもしれませんが、国産の魅力的な旧型には、安全策では勝負しないという国産メーカーの気概を感じます。
そんな時、開店1周年のお祝いということで、私の元に突然ウルトラがやってきました。
いつも来てくださる、奈良の先生が2本持っているからと言って、1本プレゼントしてくれたのでした。
金額的にも全く釣り合いがとれておらず、お恥ずかしい限りですが、10年前に新品で手に入れたプラチナプラチナ(小)をお渡ししました。
私がこの仕事をしているせいだと思いますが、お互いのペンを交換することは友情の証だと思っていて、私が使っているペンをお渡しすることで、お互いこの日を思い出に残るようにしたいと思いました。